【職務経歴書】自己PRの書き方と例文8選|思いつかない時はどうする?
最終更新日:

最終更新日:

職務経歴書の自己PRは、職歴欄と比べると枠が小さいため軽視してしまいがちな項目です。しかし、実際は職歴と同じくらいに重要なため、しっかり力を入れて作成する必要があります。
この記事では職務経歴書の自己PRの書き方を、基本から詳しく解説します。職種別の例文や、完成度を高めるためのポイントも確認しておけば、より説得力のある自己PRになるでしょう。
また、自己PRが思いつかない時に使えるアイデアもあわせて紹介しているので、書く内容で悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
職務経歴書の自己PRでは、自分の経験やスキルを簡潔にまとめることが求められます。職務経歴だけでは具体的に何が強みなのかを伝えることはできないため、自己PRでアピールをする必要があるのです。
自己PRには、自分の強みやその根拠・人柄・目標などを盛り込むことができます。自分の魅力を最大限に伝えるための項目なので、採用担当者からの注目度も高い傾向にあります。
特に、同じような経歴を持つ候補者が複数いる場合は、自己PRの内容が合否を分ける決め手になることもあるでしょう。これまでの経験を踏まえて効果的なアピールをすることで、選考突破の可能性が高くなります。
【結論】一文で強みを端的に表す
【根拠】実績を交えたエピソードで強みに説得力を持たせる
【締め】今後への活かし方や目標を伝える
※全体で300字程度
職務経歴書の自己PRは、全体で300字前後にまとめるのが理想的です。長すぎると読みづらく、短すぎると内容が薄く見えてしまいます。
また、内容は大まかに3つの段落に分けると伝わりやすい文章構成になります。最初に強みを簡潔に述べ、次に具体的な実績やエピソードで裏付けをし、最後に今後の意欲や目標を伝えましょう。
このうち、実績やエピソードを伝える部分には一番ボリュームを持たせるべきです。強みと目標の根拠となる段落なので、数値や具体例を交えてしっかりと説明すると説得力が上がります。
自己PRでは、最初の一文で自分の強みを明確に伝えることが重要です。ありきたりな表現ではなく、採用担当者の興味を引く「掴み」の文章として意識しましょう。
結論を先に述べることで、その後に続く文章で「何を伝えたいのか」が明確になります。採用担当者は必ずしも隅々まで文章を読んでくれるわけではないので、端的にテーマを伝える必要があります。
強みを決める際は、自分の実績や周囲から評価されたことを振り返ると見つけやすくなります。漠然とした長所よりも、「どんな状況でどう活きる強みなのか」をイメージさせられると効果的です。
強みを述べた後は、それを裏付けるためのエピソードを書いていきます。ここでは、自分の経歴や実績に関するエピソードを中心に使うことで、職務経歴との関連性や一貫性が高まります。
「営業で前年比120%の売上を達成した」「新人教育を担当し、チームの定着率を高めた」など、数字や具体的な事実を盛り込むのがポイントです。文章量は多くなっても構わないので、2~3個程度の実績や経験を根拠として取り上げると良いでしょう。
この時、「なぜ成果を出せたのか」まで説明できると、より印象的なアピールになります。自分の行動や考え方に焦点を当てれば、自分の個性も自然な流れで伝えられます。
最後は、これまでの経験を踏まえて「入社後にどう貢献したいか」を伝えます。自信のある前向きな姿勢を示しましょう。
採用担当者は、「最終的に入社後の活躍が期待できるか」という視点で見ています。将来についての記述がないと、説明された強みを活かす場面がイメージできません。自分の理想とする活躍のビジョンを伝えることが重要です。
抽象的な表現は避け、具体的に「どんな業務で活かすか」を書きましょう。職務経歴書では、意気込みよりも実務的な期待が持てるアピールが有効です。
私は課題解決型の営業を得意としており、顧客の課題を正確に把握した上で最適な提案を行うことを常に意識してきました。単に商品を売るのではなく、顧客の業績向上につながる提案を行うことを心がけています。
前職では法人向けソリューション営業を担当し、顧客企業の業務効率化をテーマにした提案で年間売上目標を120%達成しました。また、既存顧客の深耕に注力し、リピート率を前年比15%向上させる成果を挙げました。
これまでに培った提案力とコミュニケーションスキルを活かし、貴社で顧客の課題解決に貢献できる営業として成長していきたいと考えています。
営業職の自己PRは、「売上」や「契約率」といった数値で伝わる成果を示すことが重要です。ただ数字を並べるだけでなく、そこに至るまでの工夫のプロセスも含めると、説得力が増します。
営業職では顧客視点で行動できることが評価されやすいので、顧客の課題解決や信頼関係の構築ができることを伝えると良いでしょう。
今後の意向では、企業に貢献できることに加え、成長意欲や目的意識も示すのが理想です。今以上の人材を目指すような高い向上心が伝わります。
私は正確さとスピードを両立させた事務処理を強みとしています。どのような業務でも「早く・正確に・分かりやすく」を意識し、チーム全体が効率的に動けるようサポートしてきました。
これまでにデータ入力・請求書作成・備品管理など幅広い事務業務を担当し、月間処理件数を20%向上させるなどの貢献をしてきました。Excel関数やショートカットの活用など、業務効率化にも積極的に取り組みました。
今後は正確な事務処理に加え、周囲との連携を意識しながら、チーム全体の生産性向上に貢献できる事務スタッフを目指します。
事務職では、スピードよりも正確さと安定感が評価されます。そのため、自己PRでは「丁寧で正確な業務」を軸に据えた上で、「効率化への工夫」や「チームを支える姿勢」を盛り込みましょう。
例文のように、単なるサポート役にとどまらない活躍を示せると、採用担当者の目に留まる自己PRになります。Excelなどのツール活用や改善提案など、意欲的な姿勢がわかる行動を具体的に書くのも効果的です。
最後は、「組織の一員としてどう貢献したいか」を明確にしましょう。協調性や責任感が伝わる表現で締めれば、採用担当者に安心感を与えられます。
私はお客様一人ひとりに寄り添った接客を大切にしており、「またあなたにお願いしたい」と言われる関係づくりを心がけてきました。笑顔や言葉遣いだけでなく、相手の要望を的確にくみ取る姿勢を常に意識しています。
前職のアパレル販売では、顧客の好みや体型に合わせた提案を行い、個人売上で店舗内トップ3を継続的に維持しました。新規顧客のリピーター化率を上げるため、購入後のフォローにも力を入れていました。
今後は商品知識と提案力をさらに磨き、貴社のブランド価値をお客様に正しく伝えられる販売スタッフとして貢献していきたいと考えています。
販売・接客職の自己PRには、顧客に寄り添った対応力や提案力を発揮したエピソードを用いるのが重要です。リピーターを獲得した経験などが効果的なアピールになります。
販売職は個人のスキルだけでなく、店舗全体へ貢献する姿勢も評価されます。具体的な数値を含めた成果を伝え、「売上にどう寄与したか」を補足するとより印象的です。
締めくくりでは、今後の目標を「自社の商品・ブランド価値の向上」に結びつけると、応募先への熱意が自然に伝わります。接客スキルだけではなく、ブランドを体現する存在としての意識を示すことがポイントです。
私はシステム開発において、課題を論理的に整理し最適な解決策を導き出すことを得意としています。開発スピードだけでなく、品質とユーザーの利便性を両立することを常に意識してきました。
これまで業務システムの開発・運用を担当し、要件定義からテスト・保守まで一貫して携わりました。特に社内業務の自動化プロジェクトでは、処理時間を従来比で30%短縮し、チーム全体の生産性向上に貢献しました。また、若手メンバーへの技術支援にも積極的に取り組みました。
今後はこれまでの開発経験を活かし、より安定性と拡張性に優れたシステム構築を目指します。貴社のプロジェクトにおいても、技術とコミュニケーションの両面からチームに貢献していきたいと考えています。
IT職では、スキルとチームワークを同時に示すことが重要です。スキルだけのアピールでは協調性が疑われ、チームワークだけのアピールでは実力不足と捉えられてしまいます。
企業や部署によって担当業務に差が出やすい職種なので、「何をどの範囲で担当したか」を明確に示しましょう。実績はなるべく数値で表し、開発スピードや業務効率などプロセス面での改善も付け加えるのがポイントです。
確かなスキルを示した上で、協調性のある働き方がイメージできるようにチームで動いた経験も必ず盛り込みましょう。
私はデータ分析と発想力の両面から、成果につながるマーケティング施策を企画・実行することを強みとしています。数字を根拠にした戦略立案と、ユーザー心理を捉えた訴求の両立を意識してきました。
前職ではWeb広告運用を担当し、クリック率を前年比25%向上させる改善を実現しました。また、新規顧客獲得キャンペーンでは、企画立案から実施・効果測定まで一貫して関わり、想定目標の1.3倍のリード獲得に成功しました。
今後はより大規模なプロジェクトに携わり、データドリブンな発想と柔軟な提案力で貴社のブランド価値向上に貢献していきたいと考えています。
マーケティング職は、分析力とクリエイティブな発想を両立させてアピールするのが自己PRの秘訣です。データに基づいた改善実績と、施策を自ら立案・実行したエピソードを盛り込みましょう。
実績としては、「クリック率」「リード獲得数」などの客観的な指標を用いるのが基本です。マーケティング職は結果重視の傾向が強いため、定量的な根拠を入れることで説得力が増します。
さらに、「ブランド価値向上に貢献したい」といった、企業視点に立った締め方をするのも良いでしょう。自分のスキルを企業の成長に繋げる姿勢が示せると、採用担当者の印象に残る自己PRになります。
私はご利用者さま一人ひとりの気持ちに寄り添い、「安心して過ごせる環境づくり」を意識して業務にあたってきました。体調や表情の小さな変化に気づき、チームで共有することを心がけています。
現在まで一貫して特別養護老人ホームでの介護業務を担当し、日常介助・機能訓練補助・レクリエーション企画など幅広く対応してきた実績があります。ご利用者さまの満足度アンケートでは、担当ユニットで「対応が丁寧」との評価を最も多くいただきました。また、新人教育にも携わり、チーム全体のケア品質向上に努めてきました。
今後はこれまでの経験を活かし、利用者さまやご家族が安心して任せられる介護を提供し続けたいと考えています。
介護職では、思いやりや気配りといった人柄面を伝えることが重要です。日常業務の中でどんなことを心がけて行動しているかを具体的に書くと、誠実な印象を与えられます。
また、特養・デイサービス・訪問介護など施設種別の経験を明記することで、即戦力として期待を持ってもらいやすくなります。特に「機能訓練補助」など専門性が求められる業務経験は評価されやすい要素です。
最後は、利用者に寄り添った意気込みや目標を、温かみのある言葉で表現して締めると好印象です。数字での成果が出にくい職種なので、心遣いや献身的な姿勢を軸にアピールしてみましょう。
私は製造現場で「正確さ・安全性・効率」を意識した作業を徹底してきました。小さな異常にも気づける観察力と、改善意識を持って日々の業務に取り組んでいます。
これまでに自動車部品の製造ラインを担当し、作業手順の見直しと治具の改善提案により、不良率を10%削減しました。また、品質管理チームと連携して生産性向上の取り組みを進め、1日の生産数を15%増加させることに成功しました。
今後は現場経験を活かして、品質向上と安全管理の両立に貢献し、貴社の生産体制をさらに強化できる技術者を目指します。
製造・技術職の自己PRでは、正確さや効率改善に加えて、安全性に関する取り組みのアピールが欠かせません。安全第一の姿勢は現場の基本なので、必ず取り入れましょう。
実務的なアピールとしては、「小さな異常に気づける観察力」や「改善提案を行った経験」などがあれば。受け身ではなく主体的に働ける人物像を示せます。
最後は、今後の意欲と会社への貢献意識を添えると好印象です。製造現場はチームで動くことが基本のため、「周囲と協力して成果を出せる姿勢」を意識してまとめましょう。
私は「安全・確実・丁寧」を信条に、荷物だけでなく信頼を届ける意識で日々の業務に取り組んできました。常に余裕を持った運転と、挨拶・報告といった基本動作を大切にしています。
主にルート配送を担当し、5年間無事故・無違反を継続してきました。積み込み作業の手順改善を提案し、出発準備時間を平均10分短縮。また、顧客対応の丁寧さを評価され、担当エリアの契約継続率向上にも貢献しました。
今後も安全第一の姿勢を徹底し、貴社のドライバーとしてお客様に信頼されるサービス提供を心がけてまいります。
ドライバー職の自己PRで重要なのは、安全運転への意識を明確に示すことです。「無事故・無違反を継続」といった実績は高く評価されるので、積極的に記載しましょう。
スキルや実績では運転技術だけでなく、「顧客対応力」「業務改善」などを含めるとより印象的になります。
締めの段落でも安全性に関して繰り返し述べると、高い安全意識をアピールできます。安全・時間厳守・丁寧な対応という3つの要素をバランスよく盛り込むことで、信頼感のある自己PRに仕上がります。
自己PRを書こうとすると、構成や言葉選びで手が止まってしまう人も多いものです。そんな時は、AIツールを活用して文章の「原型」を作ってみましょう。
らくらく履歴書なら職種や経験・強みに関するキーワードを入力するだけで、基本的な流れを押さえた自己PRの叩き台を生成することができます。そこから自分なりの言葉を加えていけば、完成度が高くオリジナリティもある自己PRに仕上がります。
AIが作成した文章はあくまで土台にすぎないので、必ずアレンジを加えるようにしましょう。そのままでは厳密な強みや経歴が反映できていない可能性があるので、正確性に欠けるアピールになるおそれがあります。AIで作った文章や構成を参考にしながら、自分の言葉に置き換えていくのが理想です。
自己PRでは「〜することができます」「〜を行っております」といった回りくどい言い方は避けるべきです。アピール内容に差が出ないのであれば、文章は簡潔にまとめた方が要点が伝わりやすくなります。
ただし、こうした冗長な表現は文章の癖であることが多く、自分では気付けないこともあります。他の人に読んでもらったり、声に出して読み返してみることで、テンポよく読めるか判断できるでしょう。
文章を短くまとめるコツは、書こうとしている内容がアピールに必要不可欠な表現かを意識することです。書かなくても内容に影響が出ない表現を削ると、自然にまとまりのある文章に仕上がります。
職務経歴書の自己PRで使う用語や名称は、履歴書など他の応募書類と同じもので統一した方が読みやすいです。特に、専門的な用語は1つの表記だけを使い、内容を勘違いされないようにしましょう。
自己PRでは用語を正式名称で書かなくても問題ないことが多いです。運転できる車種や使えるソフト名などは、略称・通称で書いても読み取ってもらえます。
資格・スキル欄に正式名称を書き、自己PRでは略称で表記するといった書き方であれば、混乱を与えることはありません。ただし、その場合も志望動機などで同じ略称を用いる必要はあるため、注意しましょう。
どんなに自己PRの内容が良くても、誤字・脱字や不統一な文体があると、印象は悪くなってしまいます。書き終わった後は、そもそも正しい言葉遣いができているか確認することが大切です。
文章のチェックでは、まず「です・ます調」で統一されているかを見ます。その後、1文ずつ文法的に正しいかを確認していき、文章としての読みやすさも考慮して修正を行いましょう。
特に注意したいのは、志望企業のことを「御社」と書いてしまうミスです。書類上では「貴社」と書くのがマナーですが、「御社」でも一見丁寧なので見逃してしまうことがあります。「御社」と「貴社」の使い分けは基礎的なビジネスマナーのため、必ず押さえておきましょう。
自己PRに書くことで迷った時は、これまでの仕事で上手くいった経験を振り返ってみましょう。小さな成功でも、工夫した点や周囲への影響を具体的に整理することで、自分の強みとしてアピールできるかもしれません。
「納期を短縮できた」「クレーム対応で顧客満足度を高めた」「チームの効率化に貢献した」など、どんな実績でも伝え方次第でアピールになります。具体的な行動や成果をセットで示し、有効な取り組みであったことを示しましょう。
こうした成果を出す上で発揮された強みがあれば、そのまま自己PRのテーマにもなります。経験を振り返れば、自分でも気付けなかった強みが見つかります。
大きな成果がなくても、日々の業務で継続して取り組んできたことは立派なアピール材料になります。例えば、毎日ミスなく行った事務処理や顧客への対応、定期的な報告や改善提案などです。コツコツ続けた経験からは、高い信頼性や忍耐力を示すことができます。
自己PRでは、安定性や継続力も強みとして評価されやすいです。長期的に活躍できることが何よりも大切なので、業務経験の種類が少なくても自信を持って正確さや継続年数などをアピールしましょう。
重要なのは、単なる日常業務の羅列にならないように、自分が意識して取り組んだ工夫や学びをセットで書くことです。これにより、目立たない業務でも印象に残るアピールになります。
アピールする強みが思いつかない場合は、応募先の職種で求められる能力から逆算して考えてみるのもおすすめです。これまでの業務経験で必要とされてきた能力を整理し、アピールになりそうな強みを探してみましょう。
例えば、営業職であれば顧客を獲得するための提案力、事務職であれば日々の業務を安定してこなす正確性が求められます。
業務と関連する強みは自然に培われるものなので、知らず知らずのうちに備わっていることが多いです。アピールしたい業務経験とセットになるような強みを軸にすれば、説得力も高くなるでしょう。

履歴書で既に自己PRを書いているからといって、職務経歴書の自己PRを書かずに提出するのは絶対に避けましょう。
自己PRに限らず、応募書類で空欄を作ると単なる不備としてみなされます。自己PR欄なしのフォーマットを使うこともできますが、アピール要素が減るため、淡白な印象になってしまいます。
職務経歴書の自己PRは、履歴書よりも実務的な経験や強みをアピールすることができる項目です。せっかくのアピールの場を無駄にしないためにも、必ず職務経歴書にも自己PRを記入しましょう。
自己PRを考えるのは簡単ではなく、「履歴書と同じような内容しか書けない…」と悩むこともあるでしょう。しかし、職務経歴書の自己PRは履歴書と似たような内容になっても問題ありません。
履歴書では人柄や意気込みを中心に、職務経歴書では経歴やスキルを中心に書き、同じ強みを複数の視点から説明しましょう。テーマとなる強みは一貫させ、一番に伝えたいことが何なのか読み取れる内容を目指します。
逆に、履歴書と職務経歴書で全く別の強みをテーマにしてしまうと、かえってアピールに一貫性がなくなってしまいます。無理に差別化しようとはせず、それぞれの書類の各項目と関連付けて述べましょう。
私は顧客の課題を正確に把握し、最適な提案を行う「課題解決型の営業」を得意としています。お客様一人ひとりの状況に合わせた丁寧な対応を心がけ、信頼関係を築いてきました。今後もコミュニケーション力と提案力を活かし、より多くの顧客の課題解決に貢献したいと考えています。
私は課題解決型の営業を強みとしており、顧客の業務課題を把握したうえで成果につながる提案を行ってきました。前職では法人向けソリューション営業を担当し、業務効率化をテーマにした提案で年間売上目標を120%達成しました。また、既存顧客の深耕にも注力し、リピート率を前年比15%向上させる成果を挙げています。今後はこれまで培った提案力と顧客対応力を活かし、貴社の営業チームの戦力として貢献していきたいと考えています。
上記は、同じ人が履歴書と職務経歴書の自己PRを書いた場合の例です。履歴書では大まかな強みと仕事に対する意識をメインにしているのに対し、職務経歴書では具体的な実績を挙げて詳しく説明しています。
最初に結論として述べている強みは同じでも、説明の仕方を変えるだけで多角的なアピールができます。特に、職務経歴書では職歴欄で業務経験を書いてから自己PRに移れるので、細かい実績も取り上げることが可能です。
こうした書き分けを意識すれば、履歴書と職務経歴書の両方で印象に残せる自己PRが作成できるでしょう。
職務経歴書では、職歴をただ伝えるだけではなく、「自分がどんな強みを発揮できるか」を明確に伝えることが重要です。その中心となる自己PRにはしっかり力を入れ、説得力のあるアピールを行いましょう。
自己PRには基本の書き方に加え、職種ごとに適したアピール方法があります。「数字を活用する」「継続力を軸にする」「人柄を中心にする」など、志望企業に合わせて内容を調整することも重要です。
また、履歴書の自己PRとは違った視点でアピールを行うことも意識しましょう。どちらも同じ「自己PR」という項目ですが、それぞれに適したアピール方法が異なります。職務経歴書では実務やスキルに関する内容を中心にすると、説得力のある自己PRに仕上がります。

2021年7月に入社し、CareerMine、SPI対策問題集をはじめとする就活メディアの編集を手掛ける。 以前は広告代理店でメディアプランナーとして、広告やキャンペーンの企画を担当。 『らくらく履歴書・職務経歴書』では掲載している記事のチェック、編集、ライター管理、コンテンツ制作などを行っている。また自身もライターとして記事執筆も担当。

1990年生まれ。大学卒業後、東証一部上場のメーカーに入社。その後サイバーエージェントにて広告代理事業に従事。現在はサイバーエージェントで培ったWEBマーケの知見を活かしつつ、CareerMineの責任者として就活生に役立つ情報を発信している。また自身の経験を活かし、学生への就職アドバイスを行っている。延べ1,000人以上の学生と面談を行い、さまざまな企業への内定に導いている。
> メッセージを読む



