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職務経歴書の自己PRの書き方とは?|例文や考え方もご紹介

職務経歴書の自己PRは、転職活動において非常に重要な要素です。

この記事では、企業に高く評価される自己PRの書き方と例文を詳しく解説します。

成功するための具体的なステップを踏まえ、自分の強みを効果的にアピールしましょう。

自己PRは重要な項目

自己PRが採用に与える影響

自己PRは、あなたがこれまで培ってきた経験やスキル、そして将来の目標をアピールする重要な項目です。採用担当者は、あなたの職務経歴書を通して、あなたの能力や適性、そして企業へどのように貢献できるのかを評価します。

自己PRは、その中でも特に、あなたの個性や強みを伝えるための重要な要素となります。効果的な自己PRは、採用担当者に強い印象を与え、面接に進む可能性を高めるだけでなく、入社後の活躍にも繋がるでしょう。

採用担当者が注目するポイント

採用担当者は、自己PRを通して、以下のポイントを評価しています。

  • あなたの強みとスキル:あなたがどのようなスキルや経験を持ち、どのように活かせるのか。具体的なエピソードや数字を用いてアピールすることが重要です。
  • 企業への貢献意欲: あなたがなぜその企業で働きたいのか、どのように貢献をしたいのか。企業の理念やビジョンへの理解を示し、具体的な目標を語ることで、強い意欲を伝えることができます。
  • 成長意欲: 入社後も常に学び続け、成長しようとしているのか。過去の経験から学んだことや、今後の成長目標を明確に示すことで、積極的な姿勢をアピールできます。
  • コミュニケーション能力: 相手に分かりやすく、効果的に伝えることができるのか。自己PRを通して、論理的な思考力や表現力、コミュニケーション能力をアピールしましょう。

自己PRの基本構成とは

自己PRは、以下の構成を意識して書きましょう。

  1. 自己紹介: あなたの名前や職務経歴を簡単に紹介します。
  2. アピールポイント: あなたの強みやスキル、経験を具体的に説明します。
  3. 企業への貢献: あなたがその企業でどのように貢献したいのか、具体的な目標を述べます。
  4. 結び: 自己PRの締めくくりとして、入社への意欲を表明します。

自己PRを書くためのステップ

過去の経験や実績の棚卸しをする

まず、過去の経験や実績を振り返り、棚卸しを行いましょう。職務経歴書に記載する内容だけでなく、学生時代に力を入れたことや、アルバイト経験、ボランティア活動など、あらゆる経験を洗い出します。

それぞれの経験から、どのようなスキルや知識を習得したのか、どのような成果をあげたのかを具体的に書き出してみましょう。

企業が求めている人物像を書き出す

次に、応募企業や応募職種の求める人物像を理解することが重要です。

企業のホームページや求人情報、会社説明会などで、企業理念やビジョン、求める人物像などをしっかりと確認しましょう。企業が求めるスキルや経験、価値観などを分析し、あなたの強みがどのように活かせるのかを考えます。

過去の経験から具体的なスキルを書き出す

過去の経験から、応募企業が求めるスキルや経験に関連する具体的なエピソードを書き出します。

例えば、チームでプロジェクトを成功させた経験があれば、チームワークやリーダーシップ、問題解決能力などをアピールできます。具体的な数字や成果を盛り込むことで、より説得力のある自己PRになります。

300字程度で自己PRをまとめる

最後に、書き出した内容を300字程度にまとめます。

自己PRは、簡潔で分かりやすく、読み手の心を掴む文章であることが重要です。文章全体を通して、論理的な構成と分かりやすい言葉遣いを心がけましょう。

職務経歴書に書く自己PRの例

営業職における自己PR例

私は、前職では新規顧客開拓や既存顧客のフォローを担当し、3年間で売上目標を120%達成しました。顧客との信頼関係を築き、ニーズを的確に把握することで、高い成約率を実現しました。数字で成果を示せるだけでなく、顧客とのコミュニケーションを重視し、長期的な関係構築に努めてきました。貴社では、これまでの経験を活かし、新規顧客開拓や売上拡大に貢献したいと考えています。

マーケティング職における自己PR例

私は、前職ではWebサイトの企画・制作・運用を担当し、SEO対策やリスティング広告などを活用することで、ウェブサイトへのアクセス数を2倍に増加させました。データ分析に基づいた戦略立案と実行力、そして顧客視点に立ったマーケティング活動によって、企業のブランド認知度向上に貢献しました。貴社では、これまでの経験を活かし、効果的なマーケティング戦略を立案し、企業の成長に貢献したいと考えています。

人事職における自己PR例

私は、前職では人事担当として、採用活動、研修企画、社員エンゲージメント向上に取り組みました。新卒採用では、独自の選考方法を導入することで、入社後の定着率を10%向上させました。また、社員研修では、個々の能力開発に合わせたプログラムを企画・実施し、社員のモチベーション向上に貢献しました。貴社では、これまでの経験を活かし、人材育成や組織活性化に貢献し、企業の成長を支えたいと考えています。

SE職における自己PR例

私は、前職ではシステム開発に携わり、要件定義から設計、開発、テストまでの一連の工程を担当しました。特に、顧客のニーズを的確に理解し、最適なシステムを開発することで、顧客満足度向上に貢献しました。また、チームで開発を進める際に、コミュニケーション能力を活かし、円滑なチームワークを構築することで、プロジェクトの成功に貢献しました。貴社では、これまでの経験を活かし、最新の技術を駆使したシステム開発を通じて、企業の業務効率化に貢献したいと考えています。

注意すべきポイント

具体的なエピソードや数字を意識する

自己PRでは、抽象的な表現ではなく、具体的なエピソードや数字を用いて、あなたのスキルや経験をアピールすることが重要です。

例えば、「コミュニケーション能力が高い」と書くのではなく、「前職では、顧客とのコミュニケーションを大切にし、ニーズを的確に把握することで、成約率を20%向上させました」のように、具体的なエピソードや数字を盛り込むことで、あなたの能力をより明確に伝えることができます。

自己PR以外の項目と一貫性を持たせる

自己PRは、職務経歴書や履歴書の内容と矛盾しないように、一貫性を持たせることが重要です。自己PRで記載したスキルや経験が、職務経歴書や履歴書の内容と一致していないと、採用担当者は不信感を抱く可能性があります。

そのため、自己PRを作成する前に、職務経歴書や履歴書の内容をしっかりと確認し、自己PRの内容と整合性をとるようにしましょう。

誤字脱字のチェック

自己PRは、あなたの能力や個性、そして企業への貢献意欲を伝える重要な項目です。誤字脱字があると、せっかくの内容も台無しになってしまいます。

完成した自己PRは、必ず誤字脱字がないか確認しましょう。できれば、第三者にチェックしてもらうとより確実です。

読みやすさを意識する

自己PRは、採用担当者が短時間で内容を理解できるよう、簡潔で分かりやすい文章であることが重要です。難しい言葉や専門用語を避けて、誰でも理解できる言葉で書きましょう。

また、段落分けや箇条書きなどを効果的に活用することで、読みやすさを向上させることができます。

客観的な視点を持つ

自己PRは、自分の強みやスキルをアピールする場ですが、客観的な視点を持つことも大切です。自分の長所だけでなく、短所や改善点も認識し、正直に記述することで、誠実な印象を与えられます。

また、自己PRの内容が、企業の求める人物像と合致しているか、客観的に判断することも重要です。

面接で自己PRはどう伝える?

職務経歴書とズレがないようにする

面接では、職務経歴書に記載した自己PRの内容と矛盾しないように、伝えることが重要です。面接官は、自己PRの内容をもとに質問をしてくる場合もあります。

そのため、自己PRの内容をしっかりと整理し、面接で自信を持って説明できるように準備しておきましょう。

書面で伝えきれなかったエピソードを盛り込む

面接では、職務経歴書に書ききれなかったエピソードを盛り込むことで、自己PRをより具体的に説明することができます。

例えば、職務経歴書では、具体的な数字やエピソードを省略している場合でも、面接では詳細を説明することで、あなたの能力や経験をより深く理解してもらうことができます。

自己PRが見つからない場合の対策

転職エージェントに相談する

自己PRがなかなか書けない場合は、転職エージェントに相談してみるのも有効です。転職エージェントは、あなたの強みやスキル、そしてキャリアプランを理解した上で、自己PRの書き方や内容についてアドバイスをしてくれます。

また、応募企業の求める人物像や業界の動向なども教えてくれるので、より効果的な自己PRを作成することができます。

外部の人にチェックしてもらう

第三者に自己PRを見てもらうことで、客観的な意見やアドバイスを得ることができます。

友人や家族、転職エージェントなどに、自己PRの内容や文章の分かりやすさ、誤字脱字などをチェックしてもらいましょう。

職務経歴書のサンプルを参照する

自己PRが書けない場合は、職務経歴書のサンプルを参考にすると良いでしょう。インターネットや書籍などで、様々な職種や業界の自己PRサンプルを見ることができます。

サンプルを参考にしながら、自分の経験やスキルをどのように表現すれば良いのか、具体的なイメージを掴みましょう。

他己分析をしてもらう

他己分析とは、自分自身について、客観的に分析してもらうことです。友人や家族、転職エージェントなどに、あなたの強みやスキル、そして改善点などを分析してもらいましょう。

他己分析を通して、自分では気づかなかった強みやスキルを発見できるかもしれません。

まとめ

自己PRは、採用担当者にあなたの魅力を伝えるための重要なツールです。効果的な自己PRを作成するためには、過去の経験や実績を振り返り、応募企業の求める人物像を理解し、具体的なスキルや経験をアピールすることが重要です。誤字脱字や読みやすさにも注意し、客観的な視点を持って自己PRを作成しましょう。

自己PRが書けない場合は、転職エージェントに相談したり、外部の人にチェックしてもらうなど、様々な方法を活用しましょう。自信を持って、あなたの魅力をアピールしてください。

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編集者

編集者

Yuka

2021年7月に入社し、CareerMine、SPI対策問題集をはじめとする就活メディアの編集を手掛ける。 以前は広告代理店でメディアプランナーとして、広告やキャンペーンの企画を担当。 『らくらく履歴書』では掲載している記事のチェック、編集、ライター管理、コンテンツ制作などを行っている。また自身もライターとして記事執筆も担当。

監修者

監修者

gen

1990年生まれ。大学卒業後、東証一部上場のメーカーに入社。その後サイバーエージェントにて広告代理事業に従事。現在はサイバーエージェントで培ったWEBマーケの知見を活かしつつ、CareerMineの責任者として就活生に役立つ情報を発信している。また自身の経験を活かし、学生への就職アドバイスを行っている。延べ1,000人以上の学生と面談を行い、さまざまな企業への内定に導いている。

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