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履歴書の長所・短所の書き方とは?【例文あり】|ポイントや注意点を解説!

このページでは履歴書の「長所の書き方」を記入例とともに解説します。

長所は志望企業に自己PRをする上で大切な要素であり、短所との一貫性を意識しながら書かなければなりません。

履歴書に使える長所の一覧とNG例を押さえて、応募企業から評価される履歴書を完成させましょう。

履歴書の長所の書き方とルール

長所・短所の記入例

長所とは、その人の優れた能力・資質や性格のことで、就活では自己PRの一部として履歴書に記入します。

履歴書の長所の書き方には基本のルールがあります。

長所を書くときのポイント
  • 採用担当者が見た瞬間、結論が目に入るように書く
  • オリジナルエピソードを使って説明する
  • 応募企業の業務で役立つ長所を書く
  • 「特になし」はNG

採用担当者が履歴書を目にした瞬間、長所の内容をすぐに理解できるよう、結論から述べることが大切です。

多くの履歴書に目を通している採用担当者の印象に残るように、明確にわかりやすく書くことを意識しましょう。

また結論の証拠となるエピソードがなければ、口先だけで語っている印象を与えてしまいます。

自分の体験をまじえて、オリジナリティのあるエピソードを使ってまとめるのがポイントです。

具体的には大学時代のサークル活動やボランティア、アルバイトなど、自分が長所を発揮して活躍したエピソードを書きます。

最後に長所のおかげで得られた成果・評価をまとめ、その経験を活用して会社に貢献できることを伝えれば自己PRの完成です。

長所は大事な自己PRの要素で、面接対策にもそのまま役立ちますから、空欄にせず必ず記入しましょう。

企業が履歴書の長所を確認する目的

入社後の業務に長所が役に立つか

自社の社風や業務内容が、応募者の長所と合っていれば、入社後に活躍できる人材である可能性が高いです。

たとえば、指示を守るだけでなく積極的な提案が求められる会社は、「主体性」が長所の応募者が活躍しやすいでしょう。

それぞれの長所を業務において活かすことができるのかを確認していると考えられます。

応募者が自分を客観視できているか

冷静に正しく自己認知できる人材であれば、組織内での立ち位置を客観視し、適切に振る舞う能力が高いと考えられます。

また自身の性格や行動を分析し、仕事上の目標達成に向けて軌道修正することも得意な可能性が高いです。

「会社と長所の親和性」と「高い自己観察力」をアピールし、長所を活かして会社に貢献できることを伝えましょう。

【例文】履歴書の長所サンプル

【継続力】

「私の長所は継続力があることです。幼少期から今まで10年以上空手を習っていることから、作法・礼儀・忍耐力が身に付いたと実感することが多くあります。

これらはいきなり身に付いたのではなく、10年に渡り習慣化した結果だと思います。物事を継続しておこなうことのメリットを知っている分、何事も継続できます。仕事でも継続して努力することを怠らずに成長し続けたいと思います。」

引用:就活の未来|履歴書の長所の書き方

【ポジティブ】

「私の長所はポジティブな性格です。大学時代はサッカー部に所属しており、最後の大会では一回戦で強豪のチームと当たりました。チームには諦めムードが漂っていましたが、私は練習試合もできないような強豪と本気の場でぶつかれることはラッキーだと考え、チームを鼓舞しました。

初めこそ諦めムードだったものの、徐々にモチベーションは上がり、勝利を目標にチーム一丸となって相手の研究をおこないました。研究の成果もあって何とかPK戦まで持ち込み、勝利することができました。

貴社でもポジティブ思考で最後まで諦めずに行動することで目標を実現し、企業に貢献したいと考えています。」

引用:就活の未来|履歴書の長所の書き方

【目標達成意欲が高い】

「私の長所は目標達成に対する意欲が人一倍あることです。勉強や部活で与えられた目標を達成することで、自分だけではなく両親や友達など周囲の人も共に喜んでくれました。

そして自分の成長も感じることができた経験から、何事においても「絶対に達成する」という強い意思を持つようになりました。たとえば部活動では役職にはついていませんでしたが、チームの目標である全国大会出場を達成するために、誰よりも早く練習をはじめ、自宅でも自主トレーニングをしていました。

その結果全国大会に出場することができました。また大会の最優秀選手にも選出されました。仕事においても目標を定め、達成するために貪欲に取り組みたいと思います。」

引用:就活の未来|履歴書の長所の書き方

【行動力】

「私の強みは行動力です。

私はメーカーの営業職として長期インターンに1年間参加していましたが、その際多くの行動を起こすことを意識していました。

たとえばほかの人より1件でも多くテレアポを取る、客先に足を運ぶ、社員に相談するなど、経験と知識を増やすために行動量を多くすることを心掛けました。

この経験から、インターン生の中でもトップの売上を記録することができ、社員からは「自社で働かないか」とまで声をかけていただきました。

御社に入社後も、営業職としてほかの人に引けを取らない行動量を維持し、成果を出し売上に貢献したいです。」

引用:PORTキャリア|新卒用履歴書の自己PRを書く極意

【探求心】

「私は、探究心が強いことが長所です。高校時代の授業で、自分の興味がある世界遺産について調べる課題を出されました。その際、多くの友人は何種類かを少しずつ調べていたのですが、私は探究心が強いため、1つの世界遺産を「なぜ?なぜ?」と深掘りして調べていました。

その結果、細かい部分まで調べたノートを作成できて、先生から「深掘りができている」とのお褒めの言葉をいただけました。この1つの物事に対して深く理解しようとする探究心の強さを、貴社で営業や売り上げのデータを分析する際に活かしたいです。」

引用:就活の未来|履歴書の長所の書き方

履歴書に使える長所一覧

履歴書に書くのにおすすめの長所を一覧にしました。

長所が思いつかない人は、以下から自分の性格に当てはまるものをピックアップし、応募企業に合わせて使い分けましょう。

真面目
几帳面
前向き・ポジティブ
粘り強い・目標達成への意識が高い
素直
笑顔で振る舞える・愛想がいい
探求心がある
適応しやすい・順応性がある
メンタルが強い・精神力がある
リーダーシップがある
主体的
責任感が強い
協調性がある

【例文】履歴書の短所サンプル

履歴書には長所だけでなく短所も書くことが多いですが、長所のようにそのまま書くことはありません。

短所を書くときには必ず「短所への改善策を実施していること」をポジティブなエピソードとともに伝えましょう。

たとえば「私の短所は頑固なところです」で終わらせてしまうと、自分の性格を変えて成長しようとする意欲が感じられません。

自分の短所と向き合い、改善させるために努力していることをアピールすれば、相手から高く評価されます。

「頑固」を短所に選んだ人は、「周囲の意見も聞くよう心がけている」といった、実践している努力も一緒に伝えましょう。

また努力した結果得られた成果もまとめることで、「短所をポジティブなエピソードへ変換」させるのがポイントです。

【一人で抱え込む】

「私の短所は、何でも自分一人で抱え込んでしまうところです。任されたからには自分ですべてやらなければという思いが強く、ケーキ店のアルバイトでも誰にも相談せずに仕事を一人で抱え込んでしまっていました。

しかし、クリスマスシーズンの繁忙期に、レジや包装、予約注文の電話などを一人で担当したことが原因でお客様をお待たせし、注意されたことがありました。この経験から一人で多くのことを引き受けていては効率が悪いと気づき、報告や相談をこまめにするようにしました。今では仕事を分担して助け合うことを大切にしています。」

引用:キャリパーク転職エージェント|短所例55選

【心配性】

「私の短所は心配性なところです。居酒屋のアルバイトでリーダーをしていた際にノルマに関して過度に心配しすぎて、バイト生に「そんなに頼りないですか?」と言われたことがありました。

そのときは根拠もなく心配していたので、数字などで明らかに不安なときだけ心配な旨を伝えるようにしました。その結果、バイト生との信頼関係も深まるようになりました。現在は心配なことが起きたら紙に書き出し、どうすればいいか自分で整理するようにしています。」

引用:キャリアパーク転職エージェント|短所例55選

【消極的】

「短所は他人を優先するあまり、自分の意見を控える時があることです。部活動でミーティングに参加する際、発言数が少なく注意されることがありました。自分の意見を積極的に言えるようになるために、まずは質問することから始めました。

最初は簡単な質問しかできませんでしたが、次第に他のメンバーに気づきを与える質問ができるようになっていきました。今も改善中ですが、常に当事者意識を持ってミーティングに参加するようにしています。」

引用:キャリアパーク転職エージェント|短所例55選

短所は長所と一貫性を持たせるのがポイント

ここまで長所と短所の例文をそれぞれ紹介しましたが、多くの場合、履歴書にはどちらも記入する必要があります。

長所と短所は一貫しているものであり、両者の内容が矛盾していると違和感が生じてしまうので注意が必要です。

たとえば長所は「粘り強い」のに、短所は「諦めが早い」といった、長所と短所が矛盾する回答はNGです。

回答に一貫性がないと、嘘をついている印象を与えてしまう上、採用担当者は応募者の正確な人柄を把握できません。

一貫性のある長所と短所を伝えるためには、短所をポジティブな表現に言い換えて、長所として伝えるのがおすすめです。

【記入例あり】短所から長所を考える方法

一般的に短所の方が思いつきやすく、より効果的な長所を思いつくのに時間がかかる人は多いです。

しかし、短所をポジティブに言い換えれば、簡単に長所を記入でき、一貫性ある自己PR文ができ上がります。

たとえば「課題解決への意識が強く、1人で悩みを抱え込みやすい」という短所があったとします。

ポジティブな表現では「責任感が強い」と言い換えられるため、以下のような自己PR文を書くのがおすすめです。

【責任感】

「私の長所は、責任感が強いことです。大学時代、私は管弦楽団で代表をつとめていたのですが、合宿や年2回の演奏会などが円滑に進められるように、マニュアルの作成やスプレッドシートを活用したタスク管理を行い、マネジメントを中心としてどの仕事にも一切手を抜かず、責任持ってやり遂げることを心掛けていました。一方で短所として、1人で抱え込みやすい側面があり、全て自分で解決しなければならないと思い込んでしまいます。そのため、物事を進める際は、周囲の人に相談したり、事前に役割分担を決めて振り分けることを心掛けています。」

ほかにも「素っ気ない」「理屈っぽい」などの短所は、「冷静」「合理的に考えられる」といった長所に言い換えられます。

【冷静な判断力】

「私の長所は冷静に物事を判断するところです。大学時代、所属する部活の副部長をつとめていたのですが、どんな状況でも物事を冷静に分析し、どのようにすれば合理的に進められるかを考えて取り組んでいました。部長がエネルギッシュで思い立ったらすぐ行動するタイプだったため、自分の冷静さでバランスをとっていました。一方で、素っ気ないと思われやすい点が短所としてあり、人の相談に対して、寄り添うよりも理屈っぽくなってしまうことが多いです。そのため、アドバイスをする前に、まずは相手の意見や気持ちを尊重して、寄り添うことを意識するようにしています。」

ほかにも以下の「短所の長所への言い換え例」を参考に、一貫した長所と短所を伝え、自己PR文まとめましょう。

短所長所への言い換え
頑固粘り強い
マイペース流されにくい
負けず嫌い諦めにくい
ネガティブ慎重・先を見据えて計画できる
飽きっぽい好奇心旺盛
せっかち決断力がある
自己肯定感が低い謙虚・控えめ

履歴書に書く長所・短所の見つけ方

どうしても長所と短所が思いつかない人は、まず自己分析に取り組みましょう。

性格診断テストや心理テストなど、インターネット上で使える無料ツールを活用すれば、客観的に自分の特徴を把握できます。

結果を参考に自分の特徴をメモするだけで、長所と短所を簡単に見極められます。

また日記や自分史を書いて、自分の行動を客観的に振り返れば、得意分野や苦手分野が明確になるためおすすめです。

周囲の人からの評価も参考になります。アルバイト先で褒められた業務や、ゼミ発表に対する周囲からのフィードバックなどを思い返すのが良いでしょう。

家族や先輩などに質問すれば、手っ取り早く客観的な評価をもらえる可能性があります。

履歴書の長所・短所は強み・弱みとどう違う?

よく混同している人が多いですが、「長所・短所」「強み・弱み」とは異なります。

長所・短所は性格面の特徴について伝えますが、強み・弱みはその性格を業務でどう活かせるかを伝えます。

あくまで自分にしか影響を与えないのが長所・短所であり、これが原因で相手に利益や損失をもたらすことはありません。

一方、強み・弱みは業務上の成果を出すために活かすスキルで、相手に利益や損失を与える可能性があります。

したがって「強み」を伝える場合は企業の立場で、「どのような強みを持つ人材を求めているか」を考えることが大切です。

【例文】

「私の強みは留学で得た英語力です。TOEICでは850点を超え、英検の1級も取得しています。大学在学中にアメリカへ留学し、留学先の大学での授業を受けていました。授業内ではディスカッションをすることが多く、中国や東南アジアなど様々な国籍の学生と自国の歴史や文化について討論をしました。

貴社のOB訪問で社員の方と話をしたときに、貴社では国際的な取引に積極的に取り組み、海外進出も行っていると伺いました。そういった海外事業におけるビジネスの道具として、英語力をぜひ役立てていきたいと考えています。実際に海外での勤務に決まった際も、留学等の経験を活かして、取引先の方と円滑なコミュニケーションを図っていきたいです。」

引用:就活の未来|「私の強みは〇〇です」と答えるときのアピール方法と例文5選

長所は自分の性格をまとめつつ、強みはその性格を土台に、会社のために役立てられるスキルをまとめましょう。

履歴書で長所・短所を書く時の注意点

記載NGの長所・短所を避ける

長所・短所には、履歴書へ記載するのにふさわしくないものがあります。

長所については「真面目で時間をしっかり守れるため遅刻しない」といった、社会人としてできて当たり前のことは避けましょう。

短所については「不注意でミスが多い」「感情的ですぐ怒る」など「業務への支障を予測させる短所」はNGです。

業務を遂行する上で支障が出るような、致命的な短所を伝えると「会社に損害を与えそうな人物」と思われてしまうためです。

自分にとって不利になり得る情報を不用意に伝えている時点で、社会人としてふさわしくない印象を与えてしまいます。

したがって、致命的な短所は履歴書に書かないのがポイントです。

業務に合った内容を心がける

業務内容で活用できそうな長所・短所を伝えましょう。

特に短所は応募企業や業界、職種にふさわしくないものを答えると、不採用になる可能性があります。

接客業に応募しながら「人と話すのが苦手」という短所を答えれば、対人相手の業務を遂行できない印象を与えてしまうためです。

応募先の事業内容や取り組む予定の業務内容とマッチした回答を心がけましょう。

成果・成功体験を必ず記入する

長所を活かして得られた成果や成功体験の記入は必須です。

「私の長所は真面目なところで、目標に向けてコツコツ努力できます」とだけ伝えても、証拠がなければ信じてもらえません。

真面目に努力した結果、どのような成果を得られたか、数字データも含めて伝えるのが理想的です。

「大きな成果を挙げた経験がない」という人も、周囲から褒めてもらえた体験などを思い出し、長所と関連付けて記入しましょう。

らくだ先生
長所・短所を書くときのポイント
  • 履歴書の長所は結論から述べ、具体的なエピソードを根拠に、応募企業で活かせることをアピールして記入しよう!
  • 履歴書の長所は短所の言い換えから考え、短所との一貫性・整合性を常に意識し、矛盾なく記入しよう!

  • 履歴書の長所が思いつかない場合は、自己分析で性格の特徴をつかんで記入しよう。