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職務経歴書には、アルバイトの職務経歴を書くこともできます。しかし、一般的には正社員歴を書くことが多いため、「アルバイト歴を書いてもいいの?」と疑問に思う方もいるでしょう。
この記事では、職務経歴書にアルバイト歴を書く基準や、アルバイト向けの職務経歴の書き方を紹介します。ケース別の記入例も取り上げているので、書き方に迷いやすい経歴の方も安心して職務経歴を作成できます。
また、「採用担当者にアルバイト歴はどう見られるのか」という気になるポイントについても解説しているので、ぜひ参考にしてください。

現在アルバイトとして勤務している場合は、職務経歴書に必ず記載するのが基本です。直近の職務経歴は最も重視されるので、省いてしまうと経歴詐称と受け止められる可能性があります。
直近の職歴がわかれば、「その人が何をできるのか」が実務イメージとともに理解できます。スキルを列挙するよりも効果的に強みを伝えられるでしょう。
また、「継続して働いている」ということ自体が、選考の場ではプラスに働きます。経験やスキルだけでなく、就労意欲も大切なアピール要素です。
職務経歴の大部分を正社員歴が占めている場合、アルバイト歴を無理に書く必要はありません。特に、直近以外のアルバイト経験は評価対象になりにくい傾向があるので、記載は避けるべきでしょう。
職務経歴書が冗長になりすぎると、採用担当者に流し読みされる可能性が高くなってしまいます。限られたスペースを、正社員としての成果やスキルの説明に充てた方が効果は見込めるでしょう。
ただし、正社員の経歴だけでは伝えきれない経験やスキルがある場合は、補足として記載する選択肢もあります。その場合、正社員の経歴よりも簡素に書き、スペースを割き過ぎないようにすると綺麗にまとまります。
応募先の仕事内容と関連性のあるアルバイト経験がある場合は、記載することでアピール材料になります。
例えば、飲食店のアルバイト経験は接客業全般に活かせるものです。また、受付やデータ入力といったアルバイト経験は、事務・総務職への応募で有利に働くでしょう。
アルバイトで身につく基本的なビジネスマナーは、正社員になっても通用するものが多いです。専門性はなくとも、社会人としての基本姿勢が培われるようなアルバイト経験があれば記載するのがおすすめです。
会社名:○○ショップ(アルバイト)
担当業務:店舗スタッフ
アルバイト歴を書く時は、まず企業名・店舗名に加え、当時の雇用形態を明記しましょう。カッコ書きで「アルバイト」や「パート」と書くのが基本です。
具体的な役職名は無い場合もありますが、「店舗スタッフ」といった書き方をすれば問題ありません。アルバイトの場合は業務領域が定まっていないことも多いので、簡単な表現でOKです。
また、チェーン店や大手企業の場合は、地名などを含めた店舗固有の名称を書く必要があります。「○○カフェ △△店」や「株式会社○○ △△オフィス」といった表記にしましょう。
業務内容:○○の販売・接客を担当。顧客ひとりひとりに寄り添った接客を心がけ、リピーター率の増加に貢献。年間の売上目標を継続的に達成した。
次に、それぞれのアルバイト先でどのような業務を担当していたのかを書きます。ここでは日常的に行っていた業務を箇条書きや短い文章で整理し、必要に応じて詳細を付け足しましょう。
業務範囲が多岐にわたる場合は、携わる時間が長かった業務や、特にアピールしたい経験を中心に書くのがおすすめです。経験業務を全て書き出す必要はないので、全体のバランスを見て情報を取捨選択しましょう。
逆に、文字にすると業務範囲が狭すぎるように見えてしまう場合は、ひとつひとつの業務をより詳細に書くことが有効です。それぞれの業務に深く取り組んでいたことが伝わり、経験不足感を低減できます。
アルバイトでは携われる業務に限界があるため、正社員のように明確な成果を示せないこともあります。その場合、長期間の勤続や、日常業務の中での工夫点・改善点をアピールすると良いでしょう。
「○年以上継続して勤務」「繁忙期にも声かけを徹底して円滑に営業」といった経験は強いアピール材料です。数値にできない成果からでも、責任感や意欲を伝えられます。
特に、勤続年数の長さは「安定して長く働ける」ということの裏付けにもなります。長期的な活躍が見込める人材は、どんな企業でも高く評価されるでしょう。
アルバイト経験を書く時は、その仕事で身についたスキルも記載しておく必要があります。コミュニケーション力や基本的なPC入力など、多くの職種で活かせる汎用スキルは積極的に示しましょう。
専門的なスキルが身につくアルバイトをしていた場合は、詳しく書くことで能力の高さを明確にできます。応募先で役立つような専門性の高いスキルはなるべく多く書いておきましょう。
また、スキルは単に並べるだけでなく、「どのような経験の中で身についたか」を一言添えましょう。経緯に説得力があれば、記載内容を信頼してもらいやすくなります。
職歴がアルバイトのみである場合は、全てのアルバイト歴を記載することをおすすめします。「応募先と関連が薄い」といった理由で中途半端に省くと、経歴に空白期間が生まれてしまうためです。
また、アルバイトの場合は業種や職種に統一感がない場合も多いですが、業務経験の書き方を工夫すれば効果的に見せられます。「顧客対応」「新人教育」といった汎用的な経験を押し出し、社会人としての基礎力を示しましょう。

アルバイト先で正社員に登用された経験がある方は、雇用形態の表記に注意しましょう。「アルバイト→正社員」「○年○月~○年○月:アルバイト ○年○月~○年○月:正社員」といった書き方で、雇用形態の変化を明示することが大切です。
業務内容や役職は、正社員登用の前後で大きく変化していなければ地続きで書いてもOKです。正社員になってから新しく担当する業務が増えた場合は、それぞれの期間で分けて記載しましょう。
なお、正社員になったことで別の店舗やオフィスで働き始めたというケースでは、職歴自体を別々で書くべきです。職場によって業務内容も変わるはずなので、職場ごとで経験をまとめましょう。

「正社員からアルバイトになった後、また正社員として働き始めた」という場合は、2通りの書き方があります。
1つは、アルバイト期間を省略して正社員歴だけを書く方法です。一般的な記載方法に則って書けるので、違和感を持たれることは少ないでしょう。しかし、アルバイト期間の長さによっては大きい空白期間が生まれてしまうというデメリットもあります。
もう1つは、アルバイト期間もそのまま書く方法です。こちらは正社員歴を強調しにくくなってしまいますが、キャリアの連続性を保って見せることができます。
アルバイトをしていた期間や業務内容と相談し、省略するか明記するか判断しましょう。

正社員歴があり、直近ではアルバイトをしていたという場合、そのアルバイト歴は記載するべきです。直近に空白期間が生まれると、就労意欲を疑われてしまいます。
また、直近の職場情報は、採用後の各種手続きにも用いられます。手続き中に「前職が職務経歴書と違う」と判明すれば、経歴詐称とみなされかねません。余計なトラブルの原因にもなるので、直近の経歴は必ず記載しましょう。
ただし、業務内容の記載量を調整し、正社員歴が目立つようにすることは可能です。直近のアルバイト歴があまりアピールに繋がらないようであれば、最低限の業務内容だけ書いても良いでしょう。これにより、職歴の流れを損なわずに正社員歴をアピールすることができます。
アルバイト歴を書く時は、応募先の仕事内容に関連する経験を優先的にまとめることが重要です。ただ業務内容を並べるよりも、応募先で活かせる経験を中心に示すことで効果的なアピールにつながります。
関連度の高い業務は詳しく書き、それ以外は簡潔に伝えましょう。また、職種を問わず役立つ経験も、社会人としての基礎力の高さとして評価されやすいです。
こうした経歴の書き方を押さえることで、アルバイト歴でも説得力のあるアピールができます。
新人スタッフの教育やシフト管理・在庫管理など、責任を伴う業務を任された経験は必ず書くべきです。どちらも高い信頼を得ていたことを裏付けるものであり、間接的に能力の高さ・人柄の良さを伝えられます。
新人教育の経験では、「どの程度の人数」「どんな業務」を教えていたのかまで書きましょう。何度も担当していたことが伝わると、より強いアピールになります。
また、管理業務は「どの分野」「どの程度の規模」など、なるべく詳細に書くことで説得力が増します。管理内容の重要度が高いほど印象に残りやすくなるでしょう。
アルバイトは働き方が多岐にわたるため、どの程度の時間働いていたか明記しておくと良いでしょう。同じ在籍期間であっても、「フルタイム」と「週2~3日」では倍近い経験の差があります。
一般的に、勤務時間は多い方が評価されやすいです。入社後に予定されている勤務時間と近ければ、それだけ安心感を与えられます。
勤務時間の記載は必須ではないものの、書ける場合は明記しておくのがおすすめです。
業務内容を過度に誇張したり、「努力しました」などの意気込みを盛り込むのは避けましょう。職務経歴欄に書けるのは客観的な事実のみです。
もし経験に自信がなくても、ありのままの事実を丁寧に伝えることが大切です。特に、職歴がアルバイトのみの場合でも、目立った実績を無理に作る必要はありません。安定して長期間働けることが示せれば、十分高く評価されます。
意気込みのアピールは自己PRや志望動機に盛り込むものです。職務経歴では、事実だけを列挙するようにしましょう。

選考の場では、正社員歴が重視されやすいです。アルバイト期間の経験は、どうしても正社員としての経験より軽視されがちなのが実情といえます。
しかし、業務内容の重要度が高いと判断されれば、アルバイトとしての経験も高く評価される要素になります。アルバイトであっても、責任感を持って仕事に臨んでいたことが大切です。
重要なのは雇用形態ではなく、「どんな業務をどう遂行してきたか」です。アルバイトの業務内容をアピールしたいのであれば、より効果的に伝わる形で整理して記載しましょう。
アルバイトの業務内容があまり評価に影響しなくても、空白期間を作らずに働き続けていることは立派なアピール要素になります。求職活動中など、経歴に隙間が生まれやすい時期のアルバイト経験は「働く意欲」の表れです。
採用担当者は職歴の空白期間に敏感なため、意欲的に働いていたという事実があるだけで安心感を与えられます。
正社員歴だけ書いていても、合間に数か月の空白期間があったりすると就労意欲が低いように見られてしまうでしょう。「正社員歴が途切れる期間」にしていたアルバイトは、良い印象に繋がる経歴です。
飲食や接客、コールセンターなど、肩書よりも実務経験が重視される職種では、アルバイト歴でも評価に直結することが多いです。現場で求められるスキルを既に身につけていることが伝われば、即戦力として高い期待を持ってもらえます。
業界経験が豊富であれば、教育コストの削減にもつながります。企業側にとってもメリットが大きいため、正社員歴がなくてもネックになりにくいでしょう。
こうした実務経験重視の職種では、どれだけ実務的・専門的な業務に携わってきたかが評価の軸になります。アルバイト期間の業務内容も、力を入れて記載しましょう。
アルバイト歴は正社員歴に比べると評価が控えめになりがちですが、伝え方次第で評価につながる材料になります。任された業務を整理し、採用担当者に現在のスキルを伝えましょう。
特に、応募先との関連性がある経験や、継続して働いていた姿勢は、アルバイトであっても評価されやすいポイントです。勤務時間や役割なども補足することで、働き方のイメージがより明確になります。
アルバイト歴は単なる補足情報ではなく、あなたの仕事に対する姿勢や実務能力を示せる大切な経歴のひとつです。目的に応じて書き方を工夫し、自分の強みとして最大限活用しましょう。

2021年7月に入社し、CareerMine、SPI対策問題集をはじめとする就活メディアの編集を手掛ける。 以前は広告代理店でメディアプランナーとして、広告やキャンペーンの企画を担当。 『らくらく履歴書・職務経歴書』では掲載している記事のチェック、編集、ライター管理、コンテンツ制作などを行っている。また自身もライターとして記事執筆も担当。

1990年生まれ。大学卒業後、東証一部上場のメーカーに入社。その後サイバーエージェントにて広告代理事業に従事。現在はサイバーエージェントで培ったWEBマーケの知見を活かしつつ、CareerMineの責任者として就活生に役立つ情報を発信している。また自身の経験を活かし、学生への就職アドバイスを行っている。延べ1,000人以上の学生と面談を行い、さまざまな企業への内定に導いている。
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