中退の経歴がある場合、履歴書では無理に隠さず、事実として簡潔に記載しましょう。
この記事では、中退の事実を記載すべき理由から、正式な表記方法、理由別・学歴別の具体的な記載例まで解説します。
採用担当者が見ているポイントや面接で中退理由を聞かれた際の伝え方も紹介するので、履歴書の「学歴・職歴欄」で評価を下げないためにも、ぜひ最後までご覧ください。
履歴書に「中退」は書くべき?
中退は原則「必ず記載」する
中退した事実は、学校の種類にかかわらず履歴書に記載するのが基本です。「選考に悪い影響があるのでは?」と思うかもしれませんが、隠したりごまかしたりしてはいけません。
仮に合格できたとしても、企業によっては内定後に卒業証明書の提出を求められる場合があります。
万が一、中退の事実を隠していることが発覚すれば、選考過程で不利に働くだけでなく、内定取り消しや懲戒解雇につながるケースもあります。
また給与受け取り後に発覚すると、場合によっては法的責任を問われる可能性もあるため、必ず記載しましょう。
中退と書いたからといって、直ちに不採用になるとは限りません。むしろ、事実を正確に伝えることで誠実な印象につながる可能性もあります。
大きなトラブルの原因にならないためにも、中退の事実は隠さず伝えるようにしましょう。
「中退」と「退学」は違う
中退とは「途中退学」の略で、一般的に何らかの事情によって自分から学校を離れた場合に用います。さまざまな理由が考えられますが、本人の判断による決定であることが重要です。
一方、退学とは、規則違反などを理由に、学校側の判断で在籍を終了させる処分を指します。
履歴書の学歴欄で重要なのは、学校を辞めた理由や背景を明確にすることではなく、学歴の途中に「いつ・何をしていたのか分からない期間」を作らないことです。
「中退」「退学」にかかわらず、卒業しなかった事実を時系列に沿って正確に記載するようにしましょう。
例外的に書かなくてよいケース
「中退」は記載するのが基本ですが、例外的に省略が許容されるケースも存在します。
例えば、高校中退後すぐに高卒認定を取得し、最終学歴として別の学歴が明確に示せる場合には、敢えて書く必要がないとされる場合もあります。
また短期アルバイトなどでは、中退歴を含む学歴が評価対象にならないため、記載しなくても問題ないケースがほとんどです。
ただし、書かなくてよいケースは限定的です。書かない選択が選考にどのように影響するかは、応募先の性質を踏まえて判断する必要があります。
迷った場合は、記載したうえで簡潔に説明するほうが安全といえるでしょう。
履歴書に中退を記載する際の基本ルール

履歴書には「中途退学」と記載するのが正式な表記

履歴書に中退の事実を記載する場合は、「中途退学」を用います。履歴書は採用担当者に経歴を正確に伝えるための正式なビジネス書類であり、口語的な表現や略語は避けるのが基本です。
また、学校が発行する成績証明書や在籍証明書などの公的書類では「中途退学」という表記が用いられます。履歴書の表記を証明書と揃えておくことで、学歴確認の際に混乱を招きにくくなります。
こうした細かな配慮ができているかどうかは書類全体の印象にも影響するため、注意が必要です。
学校名や各部名は正式名称で記載する
【OK例】
- 20XX年4月 〇〇大学 △△学部 □□学科 中途退学
- 20XX年4月 ●●高等学校 商業科 中途退学
【NG例】
- 20XX年4月 〇〇大 △△学部 中途退学
- 20XX年4月 〇〇大 文系学部 中途退学
学歴欄に記載する学校名は、必ず正式名称を使用しましょう。
学部や学科がある場合は、同様に正式名称で全て記載します。略称や通称を用いると、どの学校・学部を指しているのかが分かりにくくなり、採用担当者に内容確認の手間をかけてしまいます。
特に、中学や高校の正式名称はうろ覚えになっていることも多いため、調べてから記入することをおすすめします。正式名称で統一することで、学歴の内容が明確になり、履歴書全体の信頼性も高まります。
中退年月日を正確に記載する
中退した年月日は正確に記載し、学歴の流れに一貫性を持たせましょう。年月が曖昧だと学歴の流れに空白があるように見え、面接時に確認に時間を取られてしまう原因になります。
もし正確な年月を忘れている場合は、在籍証明書や成績証明書、当時の学生証・入学時の書類などをもとに確認してから記載するのが安心です。なお、中退の場合は卒業証明書は発行されないため、確認書類としてしようすることはできません。
中退年月日に記載ミスがあったからといって、直ちに学歴詐称と判断されることは多くありません。
ただし、履歴書は事情を正確に記載する書類であるため、「確認が甘い人」という印象を与えてしまう可能性はあります。提出前に一度、年月に誤りがないかを必ず確認しておきましょう。
中退理由は「必要に応じて」記載する

中退理由は必ず履歴書に書かなければいけないわけではありません。しかし、中退理由がポジティブな場合や直接業務に関係する場合では、簡潔に理由を記載したほうがよいケースもあります。
一方、説明が長くなりそうな場合や書面では誤解を招きやすい内容については、あえて履歴書には書かず、面接で説明するほうが適切です。
無理にすべてを書こうとせず、応募先や中退理由の性質に応じて使い分けることが大切です。
【理由別】履歴書における中退の書き方例
経済的な理由で中退した場合

家庭の事情などで学業を継続できなかった場合は、簡潔かつ中立的に事実を示すのがポイントです。
経済的な理由での中退は、本人に落ち度があるわけではありません。例文のように、経済的な事情により学業継続が困難になったことさえ分かれば十分です。
書きすぎるとネガティブに読まれがちなので、業務への影響がないことを示す必要はありません。
なお「中退した後に経済的な面で家族を支えた」などのエピソードがあれば、評価につながる場合もあるので、面接時にアピールしてみるのもよいでしょう。
病気や怪我が理由で中退した場合

病気や怪我など、健康上の事情が原因で中退した場合は、履歴書では事実を簡潔に記載し、必要以上に踏み込まないことがポイントです。
学歴欄には「健康上の理由で中途退学」「病気療養のため中途退学」などと記載し、具体的な病名や症状まで書く必要はありません。詳細を書きすぎると、かえって業務への影響を懸念されることがあります。
すでに回復しており、就業に支障がない場合は「現在は業務に支障なし」などと一言補足すると、採用担当者に安心感を与えられます。
一方、回復時期が入社後になる場合や定期的な通院など配慮が必要な場合には、学歴欄では中退の事実のみを記載し「健康状態欄」や「備考欄」を活用して回復見込み時期や必要な配慮を具体的に伝えておくと、入社後のトラブル防止につながります。
就職を理由に中退した場合

就職を理由に中退した場合、履歴書では目標を持って自ら判断した行動であることが伝わる表現を意識することが大切です。
学歴欄には「社会人として就業したいと考え中途退学」「就職し経済的に自立するため中途退学」などと簡潔に補足すると、前向きな進路選択として受け取られやすくなります。理由を長く書く必要はなく、判断の方向性が分かれば十分です。
就職を目的とした中退の場合、採用担当者が重視するのは中退そのものではなく、その後どのようなキャリアを積んできたかという点です。
学歴欄では中退理由を簡潔に記載したうえで、職歴欄に力を入れ、実務経験を通じて身につけたスキルや姿勢を具体的にアピールしましょう。
留学を理由に中退した場合

留学を理由に中退した場合は、履歴書では前向きな進路選択であることが分かるように補足することがポイントです。
学歴欄には「海外留学のため中途退学」「留学により語学力を高めるため中途退学」などと簡潔に記載すると、積極性や成長意欲が伝わりやすくなります。
また、留学先については、日本の学校と同様に、国名・学校名・学部名や在籍期間を明記し、学歴の流れが分かるようにしましょう。留学は中退理由の中でも比較的ポジティブに受け取られやすい要素です。
履歴書では事実を整理して記載し、留学の目的や身につけたスキル、それが今後のキャリアにどうつながるかといった点は、面接で具体的にアピールすることで、より高い評価につながります。
編入を理由に中退した場合

編入を理由として中退した場合は、履歴書では進路変更の流れが時系列で分かるように記載することが重要です。
学歴欄には、まず在籍していた学校について「中途退学」と明記し、その下の行に改行して「編入学」として進学先の学校名を記載します。
中途退学は最終学歴には該当しませんが、編入後の学歴を続けて記載することで学歴の流れが自然になり、採用担当者にも理解されやすくなります。
なお、「編入学」は一度中途退学したあとに新たな学校へ入学する場合に用いる表現です。在籍中に別の学校へ移る場合は「転入学」となるため、用語の使い分けには注意しましょう。
家族の介護を理由に中退した場合

家族の介護を理由に中退した場合は、履歴書では事情を簡潔に示すことに留めましょう。学歴欄には「家族の介護が必要になったため中途退学」などと記載すれば十分で、介護の内容や家庭の詳細まで書く必要はありません。
中退時とは状況が変わり、現在は就業に支障がない場合は「現在は業務に支障なし」と一言補足しておくと安心です。
なお、介護を通じて身につけた調整力や責任感、限られた時間で学びを続けてきた姿勢などが業務に活かせる場合は、面接の場で具体的にアピールすると、前向きな評価につながりやすいでしょう。
学校の雰囲気に馴染めなかったなどネガティブな理由で中退した場合
学校の雰囲気に馴染めなかったなどネガティブな事情で中退した場合は、理由を記載する必要はありません。どうしても補足したい場合は、履歴書では事実を踏まえつつ前向きな姿勢に変換して伝えることが重要です。
例えば、学習内容に興味が持てず中退した場合でも「学びたい分野が明確になり、進路を見直したため中途退学」といった表現にすると、自分で考えて判断した行動として伝わりやすくなります。
ただし、悪い印象を避けようとして、言い訳がましい説明や事実と異なる内容を記載するのは避けましょう。
無理に取り繕うよりも、事実を簡潔に示したうえで、現在はどのような姿勢で物事に向き合っているかを伝えるほうが、誠実さや信頼感につながります。
【学歴別】履歴書における中退の書き方例
高校を中退した場合

高校を中退した場合の最終学歴は中学卒業ですが、義務教育のため高校入学時から書き始めます。
高校の入学年月・学校名・学科名(該当する場合)を書き、最後の行の末尾に「中途退学」と明記しましょう。入学年月や学校名は省略せず、正式名称で正確に記載することが大切です。
無理にごまかさず、正直に記載することで誠実さの伝わる履歴書づくりを目指しましょう。
専門学校を中退した場合

専門学校を中退した場合も、履歴書の基本的な書き方は高校中退の場合と大きく変わりません。
学歴欄には、高校の卒業年月・学校名を記載したうえで、専門学校の入学年月と学校名を正式名称で書き、末尾に「中途退学」と明記しましょう。
専門学校を中退した場合、最終学歴は高校卒業となるため、学歴は高校から時系列に沿って記載するのが一般的です。
また、専門学校では学科名が学習内容や専門分野を示す重要な情報になります。学校名だけでなく学科名も省略せずに記載することで、どの分野を学んでいたのかが採用担当者に伝わりやすくなります。
短大・大学を中退した場合

短大・大学を中退した場合、履歴書における最終学歴は「高校卒業」です。
学歴欄には、高校の卒業年月・学校名を記載したうえで、短大または大学の入学年月・学校名・学部学科名を正式名称で書き、末尾に「中途退学」と明記しましょう。詳細な理由については、学歴欄には書かず、必要に応じて面接で補足するのが一般的です。
ただし、専門性を活かした進路変更や留学など前向きな理由がある場合は、職務経歴欄や志望動機で補足しましょう。その後の行動に一貫性があれば、評価につながりやすくなります。
なお、学費未納や在学年限超過などで在籍を失った場合は「中途退学」ではなく「除籍」と記載しなければならない点には注意しましょう。
大学院を中退した場合

大学院を中退した場合も、高校からの学歴を時系列に沿って正確に記載します。学歴欄には、高校・大学の卒業歴を記載し、「〇〇大学大学院〇〇研究科〇〇専攻 博士課程 中途退学」と明記します。
修士課程・博士課程のどちらに在籍していたのかを明記したうえで「中途退学」という表現を用いるのが一般的です。
なお、修士号や博士号を取得せずに大学院を離れた場合は「単位取得満期退学」と記載することで、学歴の誤解や確認の手間を防ぐことができます。
中退予定の場合

中退予定の場合は、履歴書では現時点では在籍中であることを明確にしつつ、中退予定である旨を正しく記載することが重要です。
中退が確定している場合、学歴欄に単に「中退」や「中途退学」と記載すると、すでに学籍がないと受け取られる可能性があります。そのため「20XX年9月 中途退学予定」のように、あくまで予定であることを明示した表現を用いましょう。
進路変更や就業意欲の高まりなど前向きな理由がある場合は、志望動機や職歴欄の内容と矛盾しないよう整理しておきましょう。
理由や背景については、履歴書では簡潔にとどめ、面接で補足説明できる形にしておくと、採用担当者にも理解されやすくなります。
高卒認定を取って中退した場合

高校中退後に高卒認定を取得した場合は、最終学歴として高卒認定を記載することが一般的です。学歴欄に記入する際は、中途退学年月の下の「20XX年X月 高等学校卒業程度認定試験 合格」と書きましょう。
高卒認定は、制度上、高校卒業と同等の学力を有することを示す資格です。厳密には学歴ではありませんが、履歴書に明記することで高校中退後も学力を補うために行動した事実が伝わり、評価に前向きな影響を与える場合があります。
また学歴の流れを整理し、空白期間を減らすという意味でも、有効な記載方法といえるでしょう。
中退は不利になる?採用担当者が見ているポイント

中退だけで不利になるわけではない
採用担当者は合否を中退という一点だけで判断するのではなく、在籍期間やその後の行動、現在の就業意欲などを総合的に見ています。
そのため、学業を離れたあとに就業経験を積んでいたり資格取得したりする場合、中退が大きなマイナス評価につながることは少ないでしょう。
また、履歴書上で事実関係が整理され、説明に一貫性があれば「正直に経歴を開示している」という点が信頼性につながることもあります。
不利になりやすいケース
選考で不利になりやすいのは、中退という事実そのものではなく、履歴書や面接での説明に不安要素が残る場合です。
例えば、学歴や職歴の時系列が分かりにくかったり、中退後の期間について説明がなかったりすると、採用担当者は改めて内容を確認しなければいけません。
追加の確認や質問が必要になる分、他の応募者と比べて判断に時間がかかるため、選考上不利になりやすいでしょう。
また、中退理由が整理されておらず、質問されるたびに説明内容が変わると、誠実さや自己理解の面でマイナスの印象を持たれやすくなります。
評価がプラスに傾きやすいケース
中退の経歴があっても、その後の行動や現在の目標が整理されていれば、評価がプラスに傾くケースは決して少なくありません。
中退後すぐに就業し実務経験を積んでいる場合は、環境の変化に対応しながら行動できる力として評価されやすくなります。
また、資格取得や学び直しに取り組んでいる場合も、目標に向かって努力を続けられる継続力が伝わります。
このように、中退理由と現在の志望動機が自然につながっていれば、良い印象を与えられる可能性もあります。進路選択を前向きに捉え、将来を見据えて行動している印象を与えられるでしょう。
これなら好印象!履歴書の中退理由を面接で聞かれた際の答え方
中退理由をできるだけポジティブに伝える
中退理由を伝える際は、事実そのものよりも表現の仕方が重要です。「授業内容が合わなかった」「人間関係に悩んだ」といった理由をそのまま口にすると、消極的な印象を与えてしまいます。
しかし、「学びたい分野が明確になった」「自分の適性や将来を見直した結果、別の進路を選択した」などと言い換えることで、ポジティブな判断として伝えることも可能です。
中退理由は隠すものではありませんが、どう表現するかによって受け取られ方は大きく変わります。事実に前向きな理由を付け加えて伝えることを意識しましょう。
中退経験を通じて学んだことをアピールする
中退経験を評価につなげるためには「なぜ中退したのか」の説明だけで終わらせず、中退後の行動や学びを通じた自己成長をアピールすることが大切です。中退をきっかけにどのように考え方が変わり、何に取り組んできたかを具体的に示しましょう。
中退後すぐに就業した場合であれば、実務経験を通じて身につけたスキルや責任感を説明すると、行動力として評価されやすくなります。
中退そのものではなく、中退後にどう行動したかを軸に話すことで、経験を前向きな強みに変えられるよう工夫しましょう。
面接官が納得できるよう言い回しを工夫する
面接で中退理由を説明する際は、話す順序を意識することで面接官の納得感が大きく変わります。おすすめなのは、「事実→判断→現在」の順で整理して話す方法です。
まず中退に至った事実を簡潔に伝え、次にその時どのように考えて判断したのかを説明します。最後に、その経験を踏まえて現在どのような姿勢で仕事に向き合っているのかを補足すると、話の流れが自然になります。
理由だけを長く説明したり、話の途中で内容が前後したりすると、面接官は理解しづらくなるため避けましょう。
結論に向かって整理された順序で話すことが、納得感を高めるポイントです。
履歴書の中退に関するよくある質問
履歴書に中退と書くだけで不利になる?
履歴書に中退と記載したことだけを理由に、直ちに不採用になるケースは多くありません。採用担当者が書類選考で見ているのは、中退という事実そのものよりも、学歴や職歴の流れが自然につながっているかという点です。
社会人経験がある場合や学歴不問の求人では、中退経験の有無よりも職歴や意欲が重視される傾向があります。
履歴書ではあくまで時系列に沿って事実を簡潔に整理し、詳しい説明は面接で補足することが大切です。
学校名が変わった場合はどう書く?

学校名が変更されている場合でも、履歴書には在籍当時の正式名称を記載するのが原則です。なぜなら、採用担当者が履歴書の内容を学校の在籍証明書や成績証明書と比較する際に、当時の名称が一致しているほうが確認作業がスムーズになるからです。
改称後の名称と区別したい場合は、正式名称のあとに括弧書きで(現:△△大学)などと補足します。過度に注釈を加える必要はありません。採用担当者が混乱しない程度に簡潔に補足しましょう。
中退後にブランクがある場合はどう説明すればいい?

中退後に就業や学び直しの行動がなくブランク期間がある場合は、説明ができる内容があれば不利にはなりません。履歴書では学歴・職歴欄に空白を作らないよう、ブランク期間の過ごし方を一文で簡潔に示すとよいでしょう。
例えば、資格取得の準備や家族の介護、留学検討のための準備など、前向きな取り組みを短く添えます。
ブランク期間の詳しい過ごし方についての説明は、履歴書の最後にある「自己PR欄」や面接での補足説明で詳しく伝えると、採用担当者が意図を理解しやすくなります。
中退の正式な書き方は「中退」「中途退学」どっち?
履歴書の学歴欄では、略語の「中退」ではなく、正式表記である「中途退学」を用います。履歴書は経歴を正確に伝えるための書類であり、表記の統一は社会人としての基本的な配慮といえます。
また、採用後に学校の証明書類を提出することになった場合、証明書には「中途退学」と記載されます。あらかじめ履歴書の表記を揃えておくことで、経歴確認の際に混乱を招きにくくなります。
中退でも採用される人の共通点はありますか?
中退経験があっても、学歴の説明が一貫している人は採用されやすいといえます。入学・中退・その後の行動までを時系列で整理し、矛盾なく伝えられる人は評価されるケースが少なくありません。
また、中退後の行動が明確な点も、採用される人によく見られる共通点です。就業経験や資格取得、学び直しといった行動へ繋げたことがわかれば、採用担当者は中退の事実よりもその後の成長を重視します。
つまり、中退という経歴をそのまま伝えるだけでなく、自分の中で整理し成長ストーリーとして説明できる人が、選考で評価される傾向にあるといえるでしょう。
履歴書の「中退」は正直に書くのがベスト!
履歴書に中退の経歴がある場合は、隠したり曖昧にしたりせず、事実を正確に記載することが重要です。学歴欄では正式表記である「中途退学」を用い、必要に応じて理由や背景を補足しましょう。
履歴書の表記方法に迷う場合は、学歴や職歴を入力するだけで形式の整った履歴書を簡単に作成できる「らくらく履歴書」の活用がおすすめです。
表記ルールに迷うことなく応募書類を準備できるので、中退経験がある方でも安心して履歴書の準備ができます。
履歴書を通して前向きな姿勢や現在の目標を伝えられれば、中退経験があっても評価される可能性は十分にあります。自分の歩んできた道に自信を持ち、これからの意欲が伝わる履歴書を作成しましょう。










