パートの応募に欠かせない履歴書は就活や転職とは基本的には書き方は同じです。ただし、書き方のポイントは若干異なる点があります。
本記事ではパート履歴書の書き方や写真の撮り方などについて詳しく解説します。項目別の見本や、学歴・職歴と志望動機の例文付きでポイントをわかりやすく理解できます。
また、経験者や未経験者向けの志望動機の書き方、子育てスキルをアピールするためのポイントについても紹介しているので参考にしてみてください。
パート応募用の履歴書で押さえておきたい基本ポイント

履歴書はパート応募向けのフォーマットを使用する
パートに応募する際の履歴書はなるべく「パート用」のフォーマットを使いましょう。就活や転職で使う一般的な履歴書とは違い、内容がシンプルであることが特徴です。
学歴や職歴欄がコンパクトにまとまっていたり、シフト希望や扶養家族人数を記入する欄があったりと、パート向けの様式になっています。また、自己PR欄や志望動機欄が簡潔で記入時の負担が少ないのも特徴です。
パート応募向けのフォーマットは大手求人サイトからダウンロードが可能です。また、書店や文房具店、コンビニ、100円ショップにも置いている所があるのでチェックしてみましょう。
作成はパソコン・手書きどちらでもOK
履歴書は応募先の企業から指定がない限り、パソコン・手書きのどちらで作成しても問題ありません。パートの履歴書で重視するのは内容と読みやすさです。
パソコンで作成する場合は、文字の大きさやフォントを統一すること、印刷した際に文字が切れていることがないように気を付けましょう。手書きの場合は、読みやすく丁寧に書くことが大切です。丁寧な字で書かれた履歴書は、それだけで誠実な人という印象になります。
ただし、事務職などパソコンスキルが求められる求人では、履歴書もパソコンで作成するのがおすすめです。パソコンの基本操作や文書作成スキルをアピールできます。
年号・表記ルールを全体で統一する
履歴書に記載する生年月日や学歴・職歴に使う年号は表記ルールを統一させましょう。
「令和6年」「2026年」のように和暦と西暦を混同させるのは不適切です。採用担当者が履歴書を見た際に年数の計算がしにくいだけではなく、細かい所に気を使えない人という印象を与えてしまいます。
また、令和6年を「R6」としたり、2026年を「’26」のように省略するのも好ましくありません。省略形は使わず、正式な表記で年号を記載しましょう。
なお、和暦で元号が変わった年は「1年」ではなく「元年」とします。「1年」でも間違いではないものの、慣例として「元年」の方が広く用いられているため、合わせた方が無難です。
記入漏れ・空欄は作らない
履歴書において記入漏れはマナー違反と見なされてしまいます。また、意図的に空欄を作るのも避けましょう。
履歴書の項目で空白箇所があると、採用担当者は意図的に空欄としているのか、ただの記入漏れなのか判断が付きません。いずれにしても不親切な印象を与えてしまうため、注意が必要です。
例えば、資格欄において保有している資格がない場合、空欄にするのではなく「特になし」と記載するのが正しいマナーです。記入漏れと思われないためにも、履歴書の項目はすべて埋めるようにしましょう。
修正テープ・修正液は使用しない
手書きの履歴書でありがちなミスが誤字・脱字です。たった一文字だけだからと、修正テープや修正液を使いたくなるかもしれませんが、履歴書においてマナー違反となってしまいます。
修正テープや修正液を使った履歴書を提出してしまうと、履歴書を雑に扱う人と思われてしまう恐れがあります。数文字程度の修正でも、イメージを損ねてしまうので気を付けましょう。
誤字・脱字を発見した際の正しい対処方法は書き直すことです。一から履歴書を書き直すのは面倒に感じるかもしれませんが、履歴書はあなた自身を表す大切な書類です。丁寧に仕上げて提出し、誠実さを示しましょう。
また、書き直しを防ぐために、履歴書は下書きをしてからボールペンで清書するのがおすすめです。
証明写真は清潔感を意識して撮影する
パートの履歴書も写真は必須です。就活や転職のようにかっちりスーツに身を包む必要はありませんが、清潔感を意識して写真撮影に臨みましょう。
証明写真は、履歴書用紙の規格に合った写真サイズにすること、写真は3か月以内に撮影したものを使用します。
服装は「オフィスカジュアル」が無難です。シャツやブラウスは白もしくは淡いカラーとし、上には落ち着いた色合いのジャケットを羽織ると清潔感が増します。
写真撮影時の表情にも気を付けましょう。無表情や怒ったような顔は不適切です。口角を少し上げるなど「微笑み」を意識するのがポイントです。
採用担当者が写真を見たときに「この人と一緒に働きたい」と思われるような優しい表情で撮影しましょう。
【見本付き】パート向け履歴書の書き方を項目別に解説!

日付|提出日を基準に日付を記入する
履歴書の左上にある日付は、基本的に提出日を記入しましょう。面接当日に履歴書を持参する場合は「面接当日の日付」とし、事前に郵送で提出する場合は「投函日」です。データで送信する場合は「データを送信する日」に合わせて記載します。
西暦か和暦はどちらでも問題ありませんが、西暦にした場合は以降の年も西暦に、和暦にした場合は以降もすべて和暦に統一するのがマナーです。年号の統一は小さなポイントですが、小さな心掛けひとつが書類の完成度を高めます。
基本情報|氏名・住所は省略せず正確に記入する
基本情報欄は自分の情報を伝える上で重要な項目となります。氏名や住所は必ず正確に記入しましょう。
氏名は正式な漢字を使用します。「齋藤」「廣瀬」 といった複雑な漢字は、「斉藤」「広瀬」のように簡単な漢字で書くこともありますが、履歴書ではNGな表記です。
住所は都道府県名から記載しましょう。市区町村や番地はもちろん、アパートやマンションに住んでいる場合は建物名や部屋番号まで忘れずに記入します。
氏名と住所共に「ふりがな」とあれば平仮名で、「フリガナ」とあれば片仮名でふりがなを記入するのがマナーです。
連絡先|確実に連絡が取れる電話番号・メールアドレスを記載する
履歴書の連絡先欄には確実に連絡が取れる電話番号を記載します。通常であれば固定電話を書きますが、自宅に固定電話がない場合は携帯電話番号を記載するのが一般的です。
最近では、連絡が付きやすいため携帯電話番号を記載する流れが基本となりつつあります。面接日の詳細や合否の連絡に使うことがあるので、すぐに繋がりやすい電話番号を書きましょう。
また、連絡先欄には電話番号だけでなく、メールアドレスも記入しましょう。中には電話よりメールでのやり取りを好む採用担当者もいます。
日程や時間などを伝えた際、電話だと聞き間違いが生じる恐れがありますが、メールではそういったトラブルを未然に防ぐことができるからです。
なお、手書きの場合はメールアドレスのアルファベットや数字が判別できるよう、分かりやすく丁寧に記入しましょう。「I」にはフリガナで「アイ」、「1」には「イチ」などフリガナを振っておくと親切です。
写真|清潔感のある服装で撮影する

履歴書に貼る写真は清潔感のある服装を意識しましょう。就活生のようにリクルートスーツを着用する必要はありませんが、どの職場においても清潔感は求められます。スウェットやジャージ・Tシャツなどのラフな格好は避けましょう。
パートの履歴書に貼る証明写真であれば、オフィスカジュアルが無難です。オフィスカジュアルとは、スーツほど堅苦しさはないものの、ビジネスシーンに相応しい服装のことをいいます。
具体的には、カットソーやブラウス・カーディガン・ジャケットなどがオフィスカジュアルに該当します。色は白や紺・ベージュ・パステル系などの落ち着いた色合いを取り入れると、清潔感のある印象になるでしょう。
学歴|中学校卒業後の経歴を時系列順に記入する

学歴は義務教育である小学校と中学校は省き、中学校卒業後の経歴を時系列順に記入します。採用担当者が一目で分かるよう、記入欄の1行目中央には「学歴」と記載しましょう。
次の行から時系列順に経歴を記載していきますが、入学と卒業はそれぞれ1行ずつ分けて記入します。
学校名や学部・学科名は略称ではなく、正式名称で記入するのがマナーです。正式名称が分からない場合、卒業証書や学校のWebサイトで確認しましょう。
また、卒業後に学校名や学部・学科名が変更されている場合は、入学や卒業時点での名称を記載します。「○○大学(現:▲▲大学)」のように、学校名の後にカッコ書きで加えましょう。
職歴|正社員・派遣・パートを省略せず時系列で記入する

職歴は正社員だけではなく、派遣社員やパート・アルバイトの経歴をすべて記入します。学歴と職歴が分かれていないタイプの履歴書では、学歴の最終行から1行空けた後「職歴」と中央に記載します。
在籍期間が短いものも省略せずに記入しましょう。パートの応募では、職務経歴書の提出を求められるケースはほとんどありません。そのため、欄に余裕がある場合は配属先の部署名や業務内容を簡潔にまとめておくと親切です。
現時点で派遣やパートなど在職している場合は次の行に「現在に至る」と記入します。「現在に至る」とは在職中の意味を表わすものなので、在職中の場合は必ず記入しましょう。
「現在に至る」の後は、「これ以上の学歴や職歴はありません」という意味で「以上」と右寄せで書き添えておきます。就業中でない場合は「現在に至る」は書かず、直近の職歴を書いた次の行に「以上」と明記して締めましょう。
志望動機|条件面だけに偏らず応募理由をまとめる
貴社のスーパーは私自身も普段からよく利用させていただいております。店員さんの丁寧な対応にいつも心地よさを感じており、気付けば自然と足が向いてしまうお店となっています。私自身、子どもが小学校に入るタイミングでパートを始めたいと考えておりました。その時に浮かんだのが貴社のスーパーです。お客様に安心してご利用いただける売り場作りに携わりたいと考えております。
希望の配属先はレジです。接客は未経験ですが、少しでも早く戦力になれるよう真摯に取り組む所存です。
娘がインフルエンザになった折に貴院にお世話になったことがあります。受付の方の丁寧な対応に感動し、帰る頃には娘も笑顔になっていました。その経験から、パートで働く時には貴院の医療事務に挑戦したいと決めておりました。
私自身、医療事務は未経験です。ただ、出産前は商社で営業事務の仕事をしておりましたので、パソコンスキルには自信があります。得意先とも電話やメールでやり取りをしておりましたので、人との会話も抵抗なくできると思っております。
大学生の時と結婚後5年間、ECサイトの大型倉庫でピッキングのアルバイトをしておりました。特に梱包作業では誰よりも丁寧でスピードも速いと技術を評価されてきたことは私の誇りです。
御社でもピッキングの仕事を募集しているということから、今回応募させていただきました。自宅から自転車で10分程の距離なので、繁忙期や人手が少ない日は残業も可能です。
パートの志望動機は日数や通勤距離、仕事の内容に意識が偏りがちです。これらも大事な条件ではありますが、履歴書の志望動機には自分のスキルや会社へどのように貢献できるかもアピールしましょう。
志望動機は「○○ができるから」「○○がしたいから」といったポジティブな理由で固めると好印象です。経験の少なさや勤務時間の制限などがあっても、まずは「働きたい」ということを前面に出しましょう。
パートではスキルよりも意欲や熱意が重視されます。不利に思えるような条件も、それを踏まえて努力したいという姿勢が見せられればマイナスな評価にはつながりません。
自己PR|経験が少なくても業務に活かせる点を伝える
大学卒業後はホテルのフロントスタッフとして勤務しておりました。限られた時間内に予約管理や接客など複数のタスクをこなしていたため、段取りを考えながら仕事を進める管理力が身に付きました。
キッチン業務の経験はありませんが、段取りを意識しながら、優先順位を考えて効率よく業務に取り組むことができます。
学生時代にコンビニでアルバイトをしておりました。レジや品出しなどの業務は一通りできます。結婚と出産を機に現場から離れてしまいましたが、子どもが小学校に上がったことをきっかけに再びコンビニで働きたいと考え、自宅から近いこちらの店舗に応募させていただきました。
アルバイトを辞めてから年数が経過しているため、一つひとつの仕事を丁寧に確認しながら覚え直し、一日でも早く戦力となれるよう努力いたします。
学卒業後はアパレル業界で7年間従事しておりました。今回一般事務のパートは初めてですが、商品の発注や在庫管理などでエクセルやワードを日常的に使用しておりましたので、基本的なパソコンスキルに問題はありません。
また、接客の場で培ったコミュニケーション力は、社内外のやり取りがにも活かせると考えております。未経験ではありますが、少しでも早く業務を習得できるよう努めます。
パートの応募で足枷となりやすいのが、結婚や出産によるブランクです。しかし、ブランクをネガティブに捉える必要はありません。家事や育児を通じて身に付いた家事スキルは、伝え方次第では大きな強みになります。
また、結婚や出産前に就いていた仕事がある場合、どのようなスキルが身に付いたのか一度整理してみましょう。接客や販売であればコミュニケーション能力、事務はパソコンスキルなど、応募先のパートで活かせる要素があるはずです。
履歴書の自己PR欄に書けることは限りがありますが、前向きな姿勢と活かせるスキルを示すことで採用担当者に意欲を伝えることができるでしょう。
資格・免許|取得しているものを取得順に記入する
資格や免許については、保有しているものを取得した順に整理して記入します。取得年は和暦と西暦が混在しないように注意しましょう。資格・免許はすべて正式名称を使用します。
例えば、「自動車免許」と略称ではなく「普通自動車第一種免許 取得」とします。試験などの点数で決まるものや自動車免許のように免許が交付されるものは「取得」です。
また、簿記や医療事務のような合格証書が発行されるものは「合格」、介護職員初任者研修や実務者研修のような研修を終えた場合は「修了」となります。
趣味・特技|人柄が伝わる内容を簡潔に書く
履歴書の趣味・特技欄は、自身の人柄を伝える大事な要素です。「自分がどんな人柄なのか」が伝わる趣味・特技を簡潔に記載しましょう。
例えば、調理補助などの仕事に応募する場合「料理」「お菓子作り」のように、仕事に関連性が高い趣味・特技だと採用時に有利に働きます。
ただし、無理に仕事内容と趣味・特技を結び付ける必要はありません。「テニス」が趣味の場合はアクティブな印象となり、「編み物」であればコツコツ作業に根気強く取り組めるといった人柄をアピールできます。
また、趣味・特技欄から話が広がり、面接時の緊張がほぐれるといった効果があります。そのため、趣味・特技が思い浮かばない場合でも「特になし」とするのは避け、普段の生活をヒントにしながら趣味・特技欄を埋めるようにしましょう。
扶養家族数|該当しない場合は0人と記入する

引用:マイベストジョブの種

引用:マイベストジョブの種

引用:マイベストジョブの種
扶養家族数は「自分が扶養している人数」を記入します。
履歴書における「扶養」とは、所得税や社会保険料を自分で払っている状態を指します。逆に、世帯主のみが所得税や社会保険料を払っている場合は「被扶養者」に該当するため、「自分が扶養している人数」は0人となります。
パートで多いのは「自分が夫の扶養に入り、年収を抑えて働くケース」です。この場合、自分自身が夫を扶養しているのではなく、夫に扶養されている側となるので扶養家族人数は0となります。
また、配偶者がおらず自分が子どもを扶養している場合は、子どもの人数を記入します。仮に子どもが独立して、子どもが所得税や社会保険料を自分で負担している場合は扶養人数には含めません。
本人希望欄|勤務日数や時間帯の希望があれば具体的に記入

- 子どもの学校の都合により月曜日・木曜日のみ出勤可能です
- 平日16時までで扶養内を希望します
- 親の介護があり毎週水曜日はお休みをいただきたいです
- 持病の通院により、月1回お休みをいただきたいです
- 自宅から通勤可能な範囲内での勤務を希望します
本人希望記入欄は、勤務時間や日数、勤務地に関して希望がある場合に記入します。家庭の事情により出勤できない曜日がある場合や持病での通院、扶養内勤務希望など配慮が必要なことを記入しましょう。
譲れない条件がない場合は「貴社の規定に従います」と記載します。「特になし」とするのは少々不躾な印象となってしまうため、「貴社の規定に従います」の方が好印象です。
ただし、希望欄といっても何でも自由に書いていいというわけではありません。「時給1,500円以上を希望」のような給料の要求は避けましょう。また、細かすぎる勤務時間の設定などもマイナス印象に繋がる恐れがあります。
「残業不可」「土日の勤務不可」のような否定的な表現も避けた方が無難です。「残業は月5時間まで」「土曜日出勤は月1回なら可能」といった企業に寄り添う姿勢を見せましょう。
【学歴・職歴欄】パート履歴書の書き方例
正社員・派遣・パートの職歴が混在している場合

引用:キャリア転職サイトタイプ
正社員や派遣、パートなどの複数の雇用形態が混在している場合、過去の職歴から時系列順に記入します。正社員や契約社員、派遣社員、パートなどの雇用形態を社名の横に記載すると分かりやすくなります。
ただし、職歴が多岐に渡る場合、すべての職歴の粒度を統一させる必要はありません。応募するパートの仕事が飲食店の場合、正社員時代に飲食店で働いていた経歴を詳細にまとめます。関連が薄い事務の派遣は1行で簡潔にするとメリハリのある履歴書に仕上がるでしょう。
職歴が少ない場合

引用:タウンワークマガジン
職歴が少ない場合、入社年月と会社名を記入した次の行に配属先や仕事内容を具体的に記載しましょう。また、昇進や昇格、プロジェクトリーダーとしてチームをまとめたなどの経歴はプラスに働きやすい要素です。アピールポイントとなりますので、空いた行を積極的に活用しましょう。
学歴・職歴欄では空白行をなるべく作らないことが大切ですが、空白行が多いからといって不利になるとは限りません。ひとつの会社に長く勤めたという点は評価されるポイントです。
ただし、即戦力を求めるような仕事の場合、経験不足が懸念材料となる恐れがあります。そのため、空白行をなるべく埋められるよう対策を講じておいた方が安心です。
育児・介護などでブランクがある場合

引用:マイナビ転職
育児や子育てなどによるブランクがある場合、履歴書にその旨を記載します。退職した後、パートに復帰するまでの空白期間が長いと採用担当者から疑問を抱かれる恐れがあるからです。
あらかじめ履歴書に「子育てに専念」「親の介護を優先」など理由を書いておくことで、採用時に不利になることはないでしょう。
また、子どものPTA活動などは職歴に値しなくとも、十分なアピールポイントとなります。PTA活動の実務経験はコミュニケーション能力やスケジュール管理能力、責任感を証明できる要素です。職歴欄にPTA活動の内容を記入できない場合、自己PR欄を活用しても問題ありません。
正社員経験がなくアルバイト・パート経験のみの場合

引用:マイベストジョブの種
正社員経験がなく、アルバイトやパートでの勤務経験のみの場合も時系列で職歴を記載します。数か月程度の短期であっても働いた事実に変わりはありません。正社員同様に「入社」「退職」を使用しましょう。
特にパートでの採用の場合、雇用形態を第一に考える企業はほとんどありません。大切なのは自社で求める人物像とマッチしているか、どのくらいの日数や時間に入れるかなどです。
また、職歴欄の行数にゆとりがある場合は、アルバイト・パートでの仕事内容を記載するのがおすすめです。例えば、事務パートの経験がある場合はエクセルやワードの使用経験、電話対応に抵抗がないかどうかを明記することで実務スキルを伝えることができます。
【志望動機欄】パート履歴書の書き方例
応募先で活かせる経験がある場合
過去に経験がある職種への応募は、どれだけスキルや経験をアピールできるかがポイントです。当時何をやっていたか具体的に明示できると、採用担当者も入社後の活躍イメージを持ちやすくなるでしょう。
また、パソコンスキルが必須となる事務職はブランクが不安材料になりがちです。退職後も日常的にパソコンを使用していたことを伝えれば、スキルが衰えていないことをアピールできます。
即戦力に匹敵するアピール材料があれば、採用を前向きに考えてくれるでしょう。
未経験職種に応募する場合
応募先の職種が未経験の場合、自分の趣味や関心を持ったきっかけから話を広げると良いでしょう。経験不足であることは仕方ないことなので、実務よりも内面的な理由を中心にするのがおすすめです。
特に、応募先へ思い入れがある場合には、「今後お店のファンを増やしたい」といった意欲があると好印象です。
「時給が良い」「家から近い」などの条件面にフォーカスした志望動機ではなく「どうしてこのお店が良いのか」が端的に伝わりやすい志望動機となっています。
ブランクから復帰する場合
子育てによるブランク年数は素直に伝えて問題ありません。食品スーパーは特に主婦目線を強く意識されて作られているため、主婦層を積極的に採用する所も多いでしょう。
ブランク期間をネガティブに考えず「柔軟に吸収する」という前向きさはプラスに働きやすいです。
また、子育て経験は子どもの急病に対応する危機管理能力、料理や洗濯などの家事と並行して行うマルチタスク力などが仕事にも直結します。子育て経験がどのように仕事に活かせるかをアピールすると、説得力の増す志望動機に仕上がります。
Wワーク・副業として応募する場合
Wワークや副業の場合、どうしても「隙間時間を活かせる」「収入を増やしたい」という考えにシフトしがちです。大きな問題があるわけではありませんが、応募先の企業にはメリットがなく志望動機としては不十分です。
募集している仕事内容に関連する経験がある方は、スキルを活かせる点をアピールしましょう。
未経験の方も主婦業や子育てで培った家事力を仕事に結びつけてアピールすることで、確かな戦力となれることを印象付けることができます。
パート履歴書の書き方でよくある質問

パート向けの履歴書フォーマットじゃなくてもいい?
パート向けの履歴書フォーマットは職歴欄が短めであったり、他の記入欄が省略されているなど簡略化されています。このように、パートへの応募を想定した履歴書は確かに存在しますが、それを使って作成しなければならないという決まりはありません。
そのため、これまでの経歴やアピールしたい内容が多い場合、一般的な転職用の履歴書を選ぶのもおすすめです。自分の経歴やアピールポイントを考慮しながら、自分の魅力が伝わる様式を選びましょう。
フルタイムの経験はアピールすべき?
1日8時間・週40時間の勤務を基本としたパートは「フルタイム」となります。このようなフルタイムパートの経験はアピールできる材料の一つです。
正社員と同等の時間に勤務しているため、事務や接客などにおいて一定以上のレベルのスキルを持っていると評価されるでしょう。
また、パートとはいえ採用担当者はできるだけ長期で続けてくれる人を必要としています。そのため、フルタイム勤務に加えて3か月以上の長期での実務経験があれば、さらに高い評価を得られるでしょう。
資格取得に向けて勉強中の場合も履歴書に書ける?
資格取得を目指して勉強中のものがあれば、積極的に履歴書に記入しましょう。取得前の場合でも資格欄に記入しますが、「簿記検定2級資格取得のため勉強中」とするのが基本です。
主婦の場合、家事や育児に専念していたことは十分なアピールポイントとなります。そこに加えて資格取得に向けて勉強しているという事実は、仕事の復帰に前向きな姿勢を伝えることができます。
ただし、パートの応募は接客なのに「簿記勉強中」と関連の無い資格を記載してしまうと、いずれ転職をするのかと疑問を持たれる恐れがあります。
業務とは関係の無い資格を書く場合、あくまでも仕事優先で勤務に影響はないことを強調しましょう。また、勉強優先でシフトに入れないと思われないよう「自宅で学習している」と添えておくと安心です。
子どもがいることは書いた方がいい?
結論から言うと、子どもがいることをわざわざ履歴書に書く必要はありません。現在は企業が家族構成について聞くことは就職差別を生む恐れがあるとし、厚生労働省が禁止しています。
ただし、企業側からシフトを配慮するという意味合いで「子どもはいますか?」と面接で聞かれることはあります。その際、家族構成を聞くのは禁止されていると頑なな姿勢を取るのは好ましくありません。
あくまでも企業側が配慮してくれていると捉え、「子どもはいますが、残業は1時間程度でしたら可能です」などと伝えるのがベストでしょう。
在職中と退職済みで職歴の書き方は変わる?

引用:リクルートエージェント
在職中と退職済みでは、職歴欄の記載や退職予定日の表記などが異なります。
例えば、在職中の場合「現在に至る」とした次の行に右詰めで「以上」でまとめるのが一般的です。在職中で退職予定日が決まっている場合は「現在に至る」の横にカッコ書きで退職予定日を記載します。
また、退職済みの場合「現在に至る」は使用しません。職歴を書き終えたら次の行に右詰めで「以上」を記入して完了です。
在職中でも退職済みでも最後は「以上」でまとめます。「以上」とは「この先に職歴はありません」ということを示す表記なので、どのような就労状況であっても必ず最後に添えます。
ブランクがあっても大丈夫!パート履歴書は書き方で印象が変わる
パートの履歴書は書き方ひとつで印象が変わります。まずは基本的なルールを押さえ、正しい形式で仕上げられるようにしておきましょう。
パートの応募では子育てによるブランクがある人も多いです。しかし、ブランクがあるからといって採用で不利になるとは限りません。
子育てで培ってきた柔軟性や危機管理能力、周りと協力するコミュニケーション能力は新しいパート先でも通用するスキルです。
子育てによるブランクはむしろ自分を成長させてくれた期間と考え、自身の人柄や仕事への熱意を十分に伝えていきましょう。











