履歴書の種類はどれを選ぶ?用途別の違いと失敗しない選び方を解説
最終更新日:

最終更新日:

履歴書にはJIS規格や厚生労働省様式など複数の種類があります。用途に合わないものを選ぶと、職歴や強みが伝わらず、本来の魅力を十分に生かしきれない場合もあります。
そこでこの記事では、履歴書の主な種類と違いを整理し、新卒・転職・アルバイトなど目的別に最適な選び方を解説します。何を重視して選ぶべきか、迷ったときの判断基準も紹介しています。
正しい履歴書の種類を選ぶことで、あなたの強みはもっと伝わります。履歴書作成に不安を感じている方は、ぜひ参考にしてください。

新卒や学生の場合は「学校指定の履歴書」最適です。学校指定の履歴書は学歴・志望動機・自己PRのバランスが整っており、必要な情報を過不足なく書けます。そのため、初めて履歴書を書く人でも内容を整理しやすいでしょう。
加えて、採用担当者が見慣れている点もメリットです。項目構成が標準的なため、書かれている内容そのものに目を向けてもらいやすくなります。その結果、形式が理由で評価を下げられる心配も抑えられます。
学校指定の履歴書がない場合は、JIS規格の履歴書を選ぶと安心です。新卒向けとして広く使われており、失礼な印象を与える心配がありません。
転職活動では、職歴やスキルを十分に記載できる履歴書を選ぶことが重要です。
中途採用では実績や経験が評価の中心となるので、職歴欄の広さは履歴書選びの大きなポイントになります。そのため、職歴欄が広い転職用履歴書や厚生労働省様式がおすすめです。
特に厚生労働省様式は、公的に推奨されている形式で、業界や企業規模を問わず使いやすい点が特長です。応募先を選ばない、万能な形式といえます。
なお、職務経歴書を別途提出する場合でも、履歴書の職歴欄を空欄にするのは避けましょう。履歴書は経歴の全体像を伝える役割があります。要点だけでも簡潔にまとめて記載することが大切です。
アルバイトやパートの履歴書で最も重視されることは、いつ働けるかが分かりやすく伝わるかどうかです。特にパート採用では、スキル以上にシフトの相性が合否を左右するケースも少なくありません。
そのため、希望する曜日や時間を記入できるシフト欄付きの履歴書を選ぶことが大切です。働ける曜日や時間帯を一目で示せるため、採用後の認識違いを防ぎやすく、双方にとって安心につながります。
なお、アルバイト用に特化した履歴書は、全体の記入項目が少なめです。志望動機・自己PR欄や職歴欄も小さいため、これらに書きたい内容が多い場合は一般的なフォーマットを使う方が良いでしょう。
<履歴書の種類比較表>
| 履歴書の種類 | 特徴 | おすすめの用途 |
| JIS規格 | 長年使われてきた安定感のある形式 | 選考全般 |
| 厚生労働省様式 | 自己PR・志望動機を多く書き込める | 新卒向け |
| 一般用 | 趣味や性格をより詳細に伝えやすい | 新卒・アルバイト・パート向け |
| 転職用履歴書 | 経歴重視でアピールでいる | 転職活動向け |

JIS規格とは、「Japanese Industrial Standards(日本工業規格)」の略で、長年にわたり一般的な履歴書様式として利用されてきました。
厚生労働省様式の登場により、公式なWebサイトから様式例は削除されていますが、実務の現場では今でも広く使われています。
多くの企業が見慣れている形式であるため、提出しても違和感を持たれにくく、形式面で不利になる心配はほとんどありません。企業によっては、JIS規格の履歴書を指定されるケースもあります。
JIS規格の履歴書は、学歴や職歴欄が比較的大きく設けられており、自己PR欄はコンパクトな構成になっている点が特長です。そのため、社会人経験が長い方や転職回数が多い方など、経歴を中心に伝えたい場合に向いています。
また、新卒・転職・パート応募まで幅広く対応できる汎用性の高さも魅力です。履歴書の種類に迷ったときでも選びやすく、「無難にまとめたい」「形式で印象を左右されたくない」場合の選択肢として適しています。
ただし、自己PRや志望動機で強くアピールしたい内容が多い場合は、職務経歴書を併用すると安心です。履歴書では「経歴の全体像」を示し、職務経歴書では「詳しい実績や強み」という使い分けると、より伝わりやすくなります。

厚生労働省様式は、公平性を重視した公的なフォーマットで、年齢の記入欄はありますが、性別の記入は任意項目となっています。
そのため、応募者の能力や経験に焦点を当てた評価が行われやすく、転職活動との相性が良い形式といえます。
また、この様式では「通勤時間」「扶養家族数(配偶者除く)」「配偶者」「配偶者の扶養義務」といった、評価に直接関係しにくい項目が削除されています。必要な情報に絞られているため、採用担当者が職歴やスキルに集中して確認しやすい点も特長です。
特定の業界や職種問わず使いやすく、公的な様式として安心感があります。応募先を問わず使える点から、迷ったときの選択肢としても有効です。
自己PR・志望動機の記入欄が大きいため、自由記述でのアピールを重視したい方は厚生労働省様式を使うことをおすすめします。新卒など、熱意・意欲が重視される採用の場で特に効果的な形式です。

一般用の履歴書とは、「JIS規格」「厚生労働省様式」と明記されていない履歴書を指します。特定の規格に縛られない分、記入内容の自由度の高い点が大きな特長です。
販売メーカーごとに細かい構成は異なりますが、「性格」「趣味・特技」といった自由記述欄が設けられる傾向にあります。
一般用の履歴書では、基本情報にあたる項目が少なく、志望動機や自己PR、趣味・特技欄などの記入スペースが比較的広めです。中には、得意な学科やスポーツまで記入できる欄を持つものもあり、人柄や関心分野を伝えやすい構成になっています。
一方で、学歴・職歴欄は簡潔な設計のものが多く、職務経験が少ない方や若手層に向いています。新卒やアルバイト応募など、経歴以外のアピールポイントを伝えたい場合に適した履歴書といえるでしょう。
ただし、転職回数が多い場合や実務経験を詳しく書きたい場合には、職歴欄が不足することがあります。その場合は、職歴欄が充実した履歴書を選ぶか、職務経歴書を併用することで、情報不足を防げます。

転職用の履歴書は、職歴やスキルを重視した構成が特徴です。これまでの職務内容や実績を詳しく伝えたい人に向いています。中途採用では即戦力が重視されるため、経験を整理して書ける点で相性の良い形式です。
特に、ITや専門職など、スキルや実績が評価されやすい職種では、自己PR欄が広めに設けられている履歴書を選ぶことで強みを明確に伝えられます。複数のフォーマットを比較し、自分の経験量に合ったものを選ぶことが大切です。
ただし、新卒や職歴の少ない人が使用すると空欄が目立ち、経験が少ない印象を与えてしまう場合もあります。自身のキャリア段階に合った履歴書を選ぶことが、不要なマイナス評価を防ぐポイントです。

履歴書を選ぶ際は、自分の強みを十分に書ける構成かどうかが重要です。
履歴書で全ての欄を隅々まで埋めるのは難しく、書く内容が少ないと空欄同然になってしまう項目もあります。そのため、書きたい記入欄が広く、書くことが少ない記入欄は無い・小さい履歴書を選ぶのがおすすめです。
例えば、職歴を強みとして伝えたい場合は、職歴欄の広い履歴書が適しています。一方で、学歴や資格欄に記載する内容が少ない場合は、学歴欄や資格欄が狭くても問題ありません。
このように自分に合った形式を選ぶことで、空白が目立つことを防げます。反対に、空白が目立つと、内容の薄い印象を与えやすくなります。その結果、本来アピールしたい強みまで弱く見えてしまうことも。
だからこそ、強みが目立つ配置になっている履歴書を選ぶことが大切です。
応募先から形式の指定がない場合は、厚生労働省様式やJIS規格のどちらかを選ぶのが無難です。どちらも一般的に広く使用されており、形式によって評価の差が出にくいためです。
厚生労働省様式は、公平性を重視した公的なフォーマットです。年齢の記入欄はありますが、性別は任意となっており、経験やスキルといった実務的な情報が伝わりやすい構成になっています。
一方、JIS規格は昔から広く利用されてきた標準的な形式です。多くの企業が見慣れているため、形式で戸惑われる心配も少なく、内容に集中して読んでもらえるでしょう。
職務経歴書を併せて提出する場合は、志望動機欄が小さい履歴書を選んでも問題ありません。志望動機や自己PRは、職務経歴書で十分に補足できるためです。
逆に、履歴書と職務経歴書で全く同じ内容を繰り返すと、情報が冗長になり、読み手の負担が増えてしまいます。そのため、履歴書では応募者の全体像が伝わる程度に要点をまとめることが大切です。
役割を分けて書類作成すれば、伝えたい強みが整理され、内容にも一貫性が生まれます。全体のバランスを意識しながら、自分に合った履歴書を選びましょう。
らくらく履歴書は、「履歴書選びに迷う悩み」を解消できるオンラインサービスです。用途を選ぶだけで、自分に合った履歴書のフォーマットが自動で表示され、簡単に履歴書を作成することができます。
履歴書の種類選びから作成までを一貫してサポートしてくれるので、どんな方でも簡単に履歴書を作成できるのがメリットです。
らくらく履歴書の特長は、履歴書選びや書き方に悩むことなく、すぐに作成を始められる点です。用途に合ったフォーマットを選ぶだけで、履歴書作成をスムーズに始められます。
画面の案内に沿って情報を入力するだけで、レイアウトが自動的に整った履歴書が完成します。 また、レイアウトや項目順は自動で整えられるため、形式ミスや書き漏れを防ぎながら、完成度の高い履歴書を作成できます。
結果として、履歴書作成にかかる時間を大幅に短縮でき、忙しい就職活動でも効率よく準備を進められます。
らくらく履歴書なら文章作成が苦手な人でも簡単に自己PR・志望動機を作成できます。経験や強みをキーワードとして入力するだけでAIが生成してくれるため、誰でも読みやすい内容に仕上がります。
例文も豊富に用意されているので、何を書けばよいか分からない場合でも安心です。一から文章を考える必要がなく、スムーズに作成できるため、履歴書作成の時間短縮にもつながるでしょう。
さらに、クオリティの高い内容に仕上げるためには、生成した文章に自分の伝えたいことを加え調整するのがおすすめです。より自分に合った内容に寄せることで、オリジナリティを出すことができ、高評価へと結びつきます。
単なる時短にとどまらず、履歴書全体のクオリティ向上にも役立つ機能といえます。
らくらく履歴書は、コンビニ印刷に対応しています。ブラウザ・アプリから作成した履歴書は完成画面で「コンビニ印刷」を選ぶだけで、主要なコンビニのマルチコピー機から印刷することができます。
Word・Excelを使わずに印刷できるため、レイアウトの崩れなども起こりません。また自宅にプリンターがない場合や、急な応募が必要になった場合でも、すぐに履歴書を用意できるのが強みです。
データとして管理できるため、修正や使い回しもしやすく、複数の応募先がある場合でも効率的に対応できるのが、メリットです。
コンビニで購入できる履歴書を使っても問題ありません。一般用やアルバイト用として広く使われており、形式面で不利になることはほとんどないでしょう。
ただし、応募先によっては様式を指定される場合もあります。そのため、募集要項や企業サイトを事前に確認しておくことが大切です。
また、転職や正社員応募の場合は、職歴欄の広さも重要になります。入手先に関係なく「アピールしたい内容に合った履歴書か」という点を意識して選ぶようにしましょう。
履歴書は、手書きかパソコン作成かによって種類を変える必要はありません。どの方法でも、内容が分かりやすく、読みやすいことが最も重要です。
パソコン作成は、修正や使い回しがしやすく、複数応募に対応しやすい点が大きなメリットです。またレイアウトが崩れにくいフォーマットを選べば、見た目も整えやすくなります。
ただし、フォーマットによっては文字サイズや余白の調整が必要になることもあるため、完成後は全体のバランスを必ず確認しましょう。
一方、手書きを求められる場合は、文字の丁寧さが印象を左右します。誤字や修正跡が目立たないよう、下書きや試し書き用の履歴書を用意するなど、入念に準備してから記入することが大切です。
大学指定の履歴書がない場合は、JIS規格を選ぶと安心です。長年広く使われており、企業側に違和感を与えにくいでしょう。
JIS規格は、学歴や志望動機をバランスよく書ける構成が特長です。そのため、初めて履歴書を書く学生でも扱いやすい形式といえます。
また、同じく広く使われている厚生労働省様式を選んだ場合でも、評価が不利になることはありません。どちらの履歴書も読みやすく、信頼感のある形式であるため、形式の違いによって評価に差が出ることはないでしょう。
業務で扱う書類はA4サイズであることが多いため、A4サイズの履歴書を選ぶのが一般的です。テンプレートや市販の履歴書用紙も、基本的にA4サイズに合わせられています。
また、履歴書以外の応募書類もA4規格が一般的なため、応募書類全体でサイズをそろえやすい点もメリットです。提出時の見た目が整い、書類全体の印象も良くなります。
ただし、用紙サイズや履歴書フォーマットに指定がある場合はそちらを優先しましょう。
履歴書の種類そのものが原因で、不利になることはほとんどありません。
しかし、職歴や強みを書く欄が不足している場合、評価の面で不利になるケースもあります。
例えば、人柄重視の企業の場合、性格欄や趣味欄の有無で人となりの理解度は大きく異なります。同じような経歴を持つ人と比べた時に、「人柄があまり伝わらなかった」という理由で不利になることもあるでしょう。
また、転職活動で学生向けの職歴欄が小さめの履歴書を使うと、経験が少ない印象を与えかねません。「評価につながる項目を書けるか」という視点で履歴書の形式を選ぶことが、自分を魅力的に見せるためには必要です。

履歴書は、種類選びの段階で評価の伝わり方が大きく変わります。用途に合わない履歴書を使うと、強みが十分に伝わらないことがあります。
新卒・転職・アルバイトなど、応募目的に応じて最適な履歴書は異なります。自分が何をアピールしたいのかを整理し、それに合ったフォーマットを選びましょう。種類に迷った場合は、JIS規格や厚生労働省様式を選ぶと安心です。
また、らくらく履歴書を使えば、用途に合った履歴書を簡単に作成できます。形式に悩む時間を減らし、内容作りに集中しましょう。
正しい履歴書の種類を選ぶことは、採用への第一歩です。自分に合った方法で、納得のいく一枚を完成させてください。

2021年7月に入社し、CareerMine、SPI対策問題集をはじめとする就活メディアの編集を手掛ける。 以前は広告代理店でメディアプランナーとして、広告やキャンペーンの企画を担当。 『らくらく履歴書・職務経歴書』では掲載している記事のチェック、編集、ライター管理、コンテンツ制作などを行っている。また自身もライターとして記事執筆も担当。

1990年生まれ。大学卒業後、東証一部上場のメーカーに入社。その後サイバーエージェントにて広告代理事業に従事。現在はサイバーエージェントで培ったWEBマーケの知見を活かしつつ、CareerMineの責任者として就活生に役立つ情報を発信している。また自身の経験を活かし、学生への就職アドバイスを行っている。延べ1,000人以上の学生と面談を行い、さまざまな企業への内定に導いている。
> メッセージを読む



