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履歴書の「賞罰」欄は、何を書けばよいのか迷いやすい項目です。「資格は賞になる?」「交通違反は書くべき?」「書かなかったら不利になる?」など、不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
賞罰は、単に実績や過去を並べる欄ではなく、応募者の実力・信頼性・倫理観を企業が確認するための項目です。そのため、内容によっては評価につながる一方、書き方を誤るとマイナスのイメージを与えてしまう可能性もあります。
そこでこの記事では、履歴書の賞罰欄に何を書くべきか・書かなくてもよい判断基準を整理し、「賞」「罰」それぞれの正しい書き方や記入例、採用担当者が見ているポイント、面接での伝え方までを詳しく解説します。
初めて履歴書を書く方や、転職活動中の方も安心して判断できる内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。
履歴書の賞罰とは、これまでに受けた表彰や処分など、経歴の中でも特筆すべき事実を記載する項目です。単に実績や過去の出来事を並べるためのものではなく、応募者の実力や誠実さを採用担当者が確認する目的があります。そのため、賞・罰それぞれの書く基準を知り、履歴書に適した内容だけを正直かつ適切に記載することが重要です。

履歴書の賞罰欄に記載する「賞」は、国家・公的機関・業界団体など第三者から見て権威性があり、客観的に見て評価基準が分かるものに限って記載するのが基本です。
例えば、国家資格・行政機関や業界団体が主催する表彰、全国規模のコンテスト入賞などは積極的に記載しましょう。努力や専門性を裏付ける実績として評価されやすい傾向があります。
一方、参加賞や校内・社内のみの表彰、基準が不明確な認定などは、評価に値しないことが大半です。そのため、記載しない方が無難です。
判断基準の目安は、「すごそうに見えるか」ではなく、「誰が見ても価値を理解できるか」です。応募職種との関連性も踏まえ、アピール材料として有効な賞のみを厳選して記載しましょう。

履歴書の賞罰欄における「罰」には、刑事罰など採用判断や信頼性に影響する可能性がある事実のみを記載します。軽微な違反や懲戒処分は、書かなくても構いません。
刑事罰を受けた事実がある場合は、執行猶予の有無や期間にかかわらず、原則として賞罰欄に記載するのが適切です。これは、後から判明した場合に「虚偽記載」と受け取られるリスクを避けるためでもあります。
一方、社内での軽微な注意や戒告、減給などの懲戒処分については、記載する必要はありません。解雇に至るような重大な不正行為があった場合のみ「罰」として書くべきです。
重要なことは、「企業の信頼や業務遂行に影響を及ぼす内容かどうか」という点です。迷った場合は「隠すことで不利にならないか」という視点で判断しましょう。

賞罰欄に該当する内容が特にない場合は、「なし」とだけ記載します。
空欄のまま提出すると、記入漏れや意図的な未記載と受け取られる可能性があるため、「賞罰なし」や「なし」と明記するのが基本です。
採用担当者は、賞罰の有無だけで応募者の価値を判断するわけではありません。職務経歴やスキル、人柄などを踏まえて総合的に評価します。
「賞がない=評価が低い」「罰がない=有利」という単純なものではないため、過度に気にする必要はありません。事実がない場合は正直に「なし」と書くことが、最も誠実で安全な対応といえるでしょう。
履歴書のフォーマットによっては、賞罰欄自体が設けられていない場合もあります。その場合、無理に別の欄へ書き込む必要はありません。
評価につながる賞がある場合は、自己PR欄や職務経歴書の実績として、業務への活かし方と併せて記載すると効果的です。
一方、罰に該当する事実があり、申告が必要だと判断した場合は、面接で事実を簡潔に説明するのがよいでしょう。その際は、経緯だけでなく反省点や再発防止策を整理しておくことが重要です。いずれの場合も、事実を隠さず、適切なタイミングと場所で伝える姿勢が信頼につながります。
| 年 | 月 | 賞罰 |
| 2011 | 4 | 第〇回 〇〇全国スポーツ大会 優勝 |
| 2013 | 6 | 〇〇消防署長より感謝状(〇〇の際の人命救助のため) |
| 以上 |
履歴書の賞罰欄に賞を記載する際は、「受賞年月/賞名/授与元」を1行で簡潔にまとめるのが基本です。文章で説明する必要はなく、事実を正確に伝えることが重視されます。
例えば、「2023年10月 〇〇表彰 〇〇協会」など、時系列が分かるように記載しましょう。複数の賞がある場合は、原則として古いものから順に並べます。
略称や自分にしか分からない表現は避け、正式名称を使用することも大切です。スペースが限られているため、評価基準や詳細な実績は書かず、補足が必要な場合は面接や職務経歴書で説明します。
読み手がひと目で内容を把握できる書き方を意識しましょう。
【公的機関(国・自治体)からの表彰記入例】
| 年 | 月 | 賞罰 |
| 2011 | 11 | 〇〇市 優良技能者表彰 〇〇市役所 |
| 2021 | 6 | 〇〇労働局長表彰 〇〇労働局 |
【業界団体・協会からの表彰記入例】
| 年 | 月 | 賞罰 |
| 2011 | 11 | 優秀論文賞 一般社団法人〇〇協会 |
| 2023 | 6 | 〇〇アワード最優秀賞 〇〇業界連盟 |
国や自治体、業界団体など公的性・専門性の高い組織から授与された賞は、履歴書上で高く評価されやすい傾向があります。
こうした賞は、一定の基準を満たした結果として与えられているため、応募者の能力や実績を客観的に裏付ける材料になることが理由です。
記載する際は、賞名だけでなく授与元を明確にすることで、権威性が伝わりやすくなります。また、応募職種との関連性がある場合は、面接で業務への活かし方を説明できるよう整理しておくと効果的です。
なお、団体名が分かりにくい場合は、正式名称を省略せず記載することで、採用担当者の理解を助けることができます。
| 年 | 月 | 賞罰 |
| 2023 | 11 | 〇〇デザインコンテスト優秀賞 〇〇実行委員会 |
| 2024 | 7 | 〇〇ビジネスコンテスト最優秀賞 〇〇株式会社 |
コンテストやビジネスアワードでの受賞歴も、内容次第では賞罰欄に記載できます。
判断のポイントは、開催規模・審査基準・主催者の信頼性です。全国規模や業界内で認知度の高いアワードや、企業や団体が主催する正式なコンテストであれば、評価につながりやすいでしょう。
一方、参加者が限定的なものや、基準が不明確な表彰は、採用担当者が価値を判断しにくい場合があります。
記載する際は「〇〇コンテスト優秀賞」「〇〇アワード入賞」など、結果が分かる表現を用います。詳細については賞罰欄には書かず、自己PRや面接で補足するのがおすすめです。
| 年 | 月 | 賞罰 |
| 2003 | 5 | 〇〇罪 懲役1年・執行猶予2年 修了 |
| 2013 | 6 | 道路交通法違反 〇〇で罰金刑 |
| 以上 |
履歴書の賞罰欄に「罰」を記載する場合は、事実を簡潔かつ客観的に伝えることが最も重要です。基本の書き方は、「年月/内容/期間(ある場合)」を1行でまとめる形式とし、感情的な表現や経緯の説明は不要です。
例えば、「2021年5月 道路交通法違反により罰金刑」など、採用担当者が内容を正確に把握できる表現を心がけます。複数ある場合は、古いものから時系列順に記載します。
詳細な反省や背景は、面接で問われた際にのみ説明するのが適切です。賞と同様、読みやすさと正確性を優先し、余計な情報を付け加えないことが信頼につながります。
刑事罰を受けた場合、執行猶予が満了しているかどうかにかかわらず、原則として賞罰欄に記載するのが望ましいとされています。これは、採用後に発覚した際に虚偽記載と判断されるリスクを避けるためです。
法律上、前科を申告する義務はありませんが、企業側は「事実を正直に伝えているか」という姿勢を重視します。特に、信頼性やコンプライアンスが求められる職種では重要な判断材料となります。
記載する際は、内容を簡潔にまとめ、執行猶予の有無や満了時期を補足する程度に留めましょう。面接では反省と再発防止策を整理して説明できる準備が必要です。
会社から受けた懲戒処分については、全てを賞罰欄に記載する必要はありません。一般的に、解雇やそれに準ずる重大な処分でない限り、戒告・注意・減給・出勤停止などは履歴書に書かなくても問題ないとされています。
これらは社内規定に基づく処分であり、刑事罰とは異なるためです。ただし、業務に大きな影響を与える不正行為や、応募職種と強く関係する内容の場合は、面接で説明を求められる可能性があります。
無理に賞罰欄へ書き込むよりも、聞かれた際に事実を簡潔に説明できるよう準備しておくことが現実的な対応といえるでしょう。
交通違反については、刑事罰に該当するケースのみ賞罰欄に記載します。
例えば、人身事故などによって罰金刑や懲役刑が科された場合は記載が必要ですが、反則金の支払いで済むスピード違反や一時停止違反などは、原則として記載不要です。これらは軽微な行政処分であり、賞罰欄の対象外と考えられています。
ただし、業務で運転を伴う職種の場合、面接で安全意識を確認されることがあります。賞罰欄に書かない場合でも、質問された際には正直に答えられるよう、違反内容や改善意識を整理しておくと安心です。
履歴書の賞罰欄で最も注意すべきなのが、「本来は書くべき賞罰を書かない」ことによる虚偽記載です。
例えば、刑事罰を受けた事実があるにもかかわらず、履歴書の賞罰欄に何も書かず「なし」と記載した場合、採用後に発覚すると重大な問題になる可能性があります。入社時点では問われなくても、後から事実が判明すれば、内定取消や懲戒処分、場合によっては解雇に至るケースもあります。
企業が見ているのは賞罰の内容そのもの以上に、「正直に申告しているか」「信頼できる人物か」という点です。
履歴書の賞罰を「書かない」選択が本当に問題ないのか迷ったときは、「後から知られた場合に不利益にならないか」を基準に判断しましょう。必要であれば正直に記載した上で、説明を求められた時にもスムーズに伝えられるように備えておくことが重要です。
採用担当者は、履歴書の賞罰欄を通じて応募者の実力だけでなく、価値観や倫理観、誠実さも確認しています。
賞が記載されていれば、一定の成果を出すために努力してきた人物であることを客観的に判断できます。一方、罰が記載されている場合でも、「正直に記載している」「説明に一貫性がある」という点を伝えられます。
逆に、本来記載すべき内容が抜けていたり、後から判明したりすると、能力以前に信頼性を疑われる要因になりかねません。賞罰欄は合否を決める決定打というよりも、応募者の人となりを補足的に判断する材料として使われています。
賞罰欄に記載された賞の中でも、応募職種と直接関係する分野での受賞歴は、評価につながりやすい傾向にあります。
例えば、営業職での成績優秀賞、エンジニア職での技術コンテスト受賞などは、業務で再現性のある成果を期待できる材料として見られます。賞の有無よりも、「その経験が入社後の仕事にどう活かせるか」を採用担当者は重視します。
そのため、面接では受賞に至った背景や工夫した点を説明できるようにしておくと効果的です。職種との関連性が高い賞ほど、履歴書上でもアピール価値が高まります。
罰の内容によっては、採用判断に大きく影響する場合があります。特に、業務に直結する横領・情報漏洩・背任行為などの不正に関する罰は、企業にとって重大なリスクと捉えられやすく、不利になる可能性が高いです。
これらは職種を問わず、企業の信頼やコンプライアンスに直結する罰のため、合否に響くこともあるでしょう。ただし、必ず不採用になるわけではありません。
重要なことは、事実を正確に記載し、面接で反省点や再発防止策を具体的に説明できるかどうかです。誠実な姿勢を示すことで、評価が大きく下がることを防げるケースもあります。
面接で賞について質問された場合は、受賞歴そのものを誇張するのではなく、その経験を入社後の業務にどう活かせるのかを軸に説明することが重要です。
採用担当者が知りたいことは「過去の実績」ではなく「再現性」です。受賞に至るまでに工夫した点や、課題にどう向き合ったのか・チームでどのような役割を担ったのかを整理し、応募職種と結びつけて話しましょう。
「この経験を通じて〇〇力が身につき、貴社では△△の場面で活かせると考えています」といった将来的な視点で伝えることで、単なる実績紹介ではなく即戦力としての印象を与えられます。
罰について質問された場合は、言い訳をせず、事実を簡潔に説明する姿勢が最も重要です。経緯は必要以上に詳細に語らず、「何が問題だったのか」「自分はどう受け止めたのか」「現在はどう改善しているのか」を整理して伝えましょう。
特に採用担当者が重視する点は、同じことを繰り返さないための具体的な改善策です。ルール遵守の意識や行動の変化を示すことで、過去の出来事よりも現在の姿勢を評価してもらいやすくなります。
事前に想定質問を用意し、感情的にならず落ち着いて説明できるよう準備しておくことが、マイナス評価を最小限に抑えるポイントです。
過去の賞罰は、その事実そのものよりも、そこから何を学び、どのように成長してきたかを伝える材料として捉えることが重要です。
賞については、受賞に至るまでの工夫や努力、身についたスキルを整理し、現在の業務や今後の仕事にどう活かせるかを説明できるようにしましょう。
一方、罰に該当する経験がある場合は、過去の出来事として終わらせるのではなく、問題点をどう受け止め、どのような改善や行動の変化につなげたかを伝えることが大切です。反省と再発防止の姿勢を明確にし、伝えられれば、誠実さや成長を評価してもらえる可能性もあります。
このように過去の賞罰を通して得た学びを、自身の変化や現在の姿と結びつけて伝えることを心がけましょう。

資格は試験や講習を通じて取得するスキルや知識を証明するもので、資格欄に記載します。一方、賞罰欄に記載する賞は、他者との比較や評価によって選ばれた結果として与えられるものです。
例えば、「〇〇検定合格」は資格欄、「〇〇表彰」「〇〇アワード受賞」は賞罰欄が適切です。混同して記載すると、基本的な理解が不足している印象を与えてしまいます。
迷った場合は「合格・取得するものは資格」「受賞・表彰するものは賞」として判断するとよいでしょう。
学生時代の賞罰については、内容と応募職種との関連性を基準に判断します。全国規模の大会入賞や公的な表彰など、客観的な評価が伴う賞であれば記載して問題ありません。
一方、校内のみの表彰や部活動内の小規模な賞は評価につながりにくいため、無理に書く必要はありません。罰についても同様で、採用判断に影響する可能性がある重大なもののみが対象です。
ただし、社会人経験を重ねるにつれ、学生時代の賞罰の優先度は下がります。現在の年齢やキャリアとのバランスを意識し、あまりに古いようであれば省略するようにしましょう。
社内表彰やMVPも、全社規模で選考基準が明確なものであれば賞罰欄に記載できます。例えば、年間MVPや成績上位者表彰などは、成果を客観的に示す材料として評価されやすいでしょう。
より小規模な、部署内限定の表彰や頻繁に行われるものは、賞罰欄よりも職務経歴書や自己PR欄で具体的な実績として説明する方が効果的です。
記載する際は「社内表彰」とだけ書かず、どのような評価によるものかが分かる名称を用いることで、アピール材料として用いやすくなります。
不起訴や略式命令の場合、必ずしも一律に記載が必要というわけではありません。不起訴は刑罰が確定していないため、原則として賞罰欄に書かないケースも多く見られます。
しかし、略式命令で罰金刑が科された場合は、刑事罰として記載するのが無難です。判断に迷う場合は、「後から発覚した場合に信頼を損なわないか」という視点で考えることが大切です。
職種や企業の性質によっても判断が分かれるポイントのため、応募先によって記載するかどうか見極めるようにしましょう。
履歴書の賞罰欄には、賞・罰を何でも書けばよいわけではありません。採用担当者が応募者の実力や誠実さを判断するための補足情報として、必要な事柄だけを記入することが求められます。
賞については、国家資格や公的機関・業界団体からの表彰、職種に関連するコンテスト受賞など、客観的に評価できるものを厳選して記載することが重要です。
一方、罰については、刑事罰など採用判断に影響する可能性がある事実のみを、簡潔かつ正確に記載しましょう。記載すべき内容がない場合は「なし」と明記すれば問題ありません。
賞罰欄で大切なのは、事実を正しく整理し、適切に伝えようとする姿勢です。評価につながる賞は過不足なく示し、記載が必要な事実は隠さず簡潔に伝えることで、採用担当者に誠実な印象を与えられます。書くべき賞と罰の判断基準を確認し、賞罰欄も履歴書の一部として、誠実に向き合いましょう。

2021年7月に入社し、CareerMine、SPI対策問題集をはじめとする就活メディアの編集を手掛ける。 以前は広告代理店でメディアプランナーとして、広告やキャンペーンの企画を担当。 『らくらく履歴書・職務経歴書』では掲載している記事のチェック、編集、ライター管理、コンテンツ制作などを行っている。また自身もライターとして記事執筆も担当。

1990年生まれ。大学卒業後、東証一部上場のメーカーに入社。その後サイバーエージェントにて広告代理事業に従事。現在はサイバーエージェントで培ったWEBマーケの知見を活かしつつ、CareerMineの責任者として就活生に役立つ情報を発信している。また自身の経験を活かし、学生への就職アドバイスを行っている。延べ1,000人以上の学生と面談を行い、さまざまな企業への内定に導いている。
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