履歴書の長所・短所欄には軽い気持ちで性格を書いてしまいがちですが、実は人柄の判断材料として重要な役割を持っている項目です。
この記事では、履歴書の長所・短所の書き方を、採用担当者目線での評価基準とあわせて解説していきます。
また、長所・短所の組み合わせ15パターンの例文や、避けるべきNGな記入例も紹介。こちらを参考にして、評価につながる長所・短所を記入しましょう。
履歴書の長所・短所から採用担当者は何を読み取っている?

応募者がどのような人柄なのか
履歴書の長所・短所欄でまず見られているのは、「どのような性格傾向の人物なのか」という点です。長所と短所をあわせて確認することで、応募者の行動パターンがより詳細にイメージできるようになります。
例えば、「粘り強い」という長所と「頑固」という短所を挙げていれば、一つのことに深く向き合うタイプであることが伝わるでしょう。長所か短所どちらかだけでは、こうした詳細な人柄までは読み取れません。
働くうえでは能力以上に性格も大切になるので、長所・短所は自己分析をしっかり行って記入しましょう。
自分の性格を客観的に理解できているか
長所と短所は、自己分析の深さがそのまま表れる項目です。自分の強みだけを並べたり、当たり障りのない短所を書いたりすると、「深く考えていないのでは」と受け取られることもあります。
採用担当者は、応募者が自分の強みと弱みをどの程度客観視できているかを見ています。短所までしっかり理解していることで、自分の特性と向き合えている印象を与えられるでしょう。
特に、短所を正しく認識できているかどうかは、意外に重視されやすいポイントです。マイナス要素のように見えて、自己理解の高さが長所以上に表れる大切な項目といえます。
自社が求める人物像にマッチしているか
企業によって、応募者に求める人物像は異なります。スピード感を重視する企業もあれば、正確性を最優先する企業もあるでしょう。こうした人物像に適合する人かどうかも、長所・短所から判断されます。
企業文化に合わなければ、どれだけ優秀な人でも長く働くことは難しいものです。早期離職は採用担当者にとって最も避けたい事態なので、長所・短所から見えてくる性格特性が重要視されます。
そのため、自分の性格をそのまま書くだけでなく、応募先企業との相性を意識することが大切です。同じ性格でも、伝え方を工夫すればより自社にマッチしている印象を与えられます。
長所と短所を活かして活躍できそうか
長所・短所を通じて最終的に見られることになるのは、「入社後に活躍できるかどうか」という点です。長所が仕事にどう活きるのか・短所が業務にどう影響しそうか、といったバランスが判断されます。
そのため、長所は「責任感が強い」のようにシンプルに書くよりも、どのような場面で発揮されるのか想像できるように書くことが大切です。また、短所についても、自分自身の努力や周囲の協力があれば十分に補えるものとして書くようにしましょう。
強みを活かしながら弱みと向き合えることが伝われば、活躍するイメージも自然に湧いてきます。こうした理由から、長所・短所は重要な判断材料として扱われているのです。
履歴書で長所と短所を書く時のルール
- 長所と短所はそれぞれ1つに絞る
- 長所と短所に一貫性を持たせる
- 企業が求める人物像にマッチした内容を選ぶ
- 文章は簡潔にまとめる
- 面接で説明できる内容にする
長所と短所はそれぞれ1つに絞る
履歴書の長所・短所は、どちらも1つずつに絞るのが基本です。なるべく詳しい性格を伝えたいからといって、いくつも書いてしまうのは逆効果なので避けましょう。
長所・短所を一言で表し、それぞれに具体的な説明を補足するのが一般的な書き方です。また、どちらも文章形式にする書き方もあり、書きやすい方を選べば問題ありません。
長所・短所はシンプルにまとめることで、性格の軸が明確になります。採用担当者にイメージが伝わりやすくなり、より正確に人物像を把握してもらえるでしょう。
長所と短所に一貫性を持たせる
長所と短所は「裏を返せばそうともいえる」という関係であることが理想です。自分の性格という軸から考えるものなので、あまりにかけ離れたイメージの長所と短所を挙げても正しい性格は伝わりません。
例えば、「慎重な性格」を軸にするなら、長所は「慎重に物事を進められる」、短所は「決断に時間がかかることがある」といった形でまとめると一貫性があります。
一方、長所を「決断力がある」、短所を「マルチタスクが苦手」のようにすると、共通した性格が見えづらく、どんな人か伝わりにくいです。
このように、長所と短所に一貫性を持たせることで、性格が具体的に伝わりやすくなります。また、短所も単なる欠点ではなく、「長所に関連した特徴の一環」として自然に受け取ってもらえます。
企業が求める人物像にマッチした内容を選ぶ
長所と短所を書く時は自己分析だけで完結させず、応募先企業が求める人物像を意識しましょう。チームワーク重視の職場であれば協調性や傾聴力が評価されやすく、営業職であれば主体性や行動力がプラスに働きます。
同じ性格でも、どの側面を強調するかで印象は変わります。企業理解を踏まえたうえで、アピールすべき軸を選ぶことが大切です。
ただし、無理に企業側に合わせようとして、自分と全く異なる長所・短所を書くのはNGです。自分の特性を表す言葉の中から、特に企業と合いそうなものを選びましょう。
文章は簡潔にまとめる
長所・短所欄の文字数は、おおよそ200〜400字程度が目安となります。また、欄自体を見た時に全体の8割ほどが埋まっている状態だと理想的です。
内容が短すぎると詳細が伝わりませんが、長すぎても要点がぼやけてしまいます。そのため、表現や言い回しは簡潔なものにし、なるべく端的に特徴が伝わるよう工夫しましょう。
程よく整理された文章量なら、具体性と読みやすさを両立できます。文章は結論から書き、具体例やエピソードを簡潔に添える構成が望ましいです。
面接で説明できる内容にする
履歴書に書いた内容は、面接で必ずといっていいほど質問されます。そのため、背伸びした長所や実体験に基づかない表現は避けましょう。
長所は具体的な場面でどう発揮されたのか、短所はどのように改善を意識しているのかまで説明できる状態にしておくことが大切です。
また、長所・短所は実際に顔を合わせた上での印象と照らし合わせて確認されます。「自分を良く見せようとしているのでは」と疑われないよう、面接時の振る舞いも書いた内容に沿わせた方が良いでしょう。
履歴書に長所と短所を書くときの印象アップのコツ

書く前に「どんな人物と思われたいか」を整理する
長所と短所を書く上で大切なのは、「自分はどんな人として採用されたいのか」を明確にすることです。この軸が決まらないまま書き始めると、長所と短所がちぐはぐになりやすくなります。
人物像を先に設定しておくと、長所と短所を表裏一体で選びやすくなります。例えば、「堅実に成果を出す人」と思われたいなら、長所は「計画性がある」、短所は「慎重になりすぎることがある」のように書くのが効果的です。
同じ性格に対する側面として整理することで、伝えたい性格のイメージを理解してもらいやすくなります。また、一貫性が生まれ、自己分析をしっかり行っている印象にもつながるでしょう。
過去の経験で裏付けるエピソードを添える
長所と短所は、言い切るだけでは説得力が弱くなります。「責任感があります」「慎重な性格です」と書くだけでは、誰にでも当てはまる印象になりがちです。
そこで重要になるのが、過去の経験に基づく具体的なエピソードです。仕事やアルバイト、学生時代の活動などで、どのような場面でその性格が表れたのかを簡潔に示すことで、内容に説得力が生まれます。
特に、短所を単なる弱点で終わらせず、「どのように改善しようとしているか」まで触れると評価が高まります。経験を通じて自分の性格を理解し、行動を工夫していることが伝われば、前向きな印象につながります。
長所と短所は、自分の行動や考えの軸を伝える項目です。経験で裏付けることで、初めて説得力のあるアピールになります。
表現を工夫して印象を残す
同じ長所や短所でも、表現の仕方によって印象は大きく変わります。例えば、短所を「心配性」と書くよりも、「リスクを考慮しすぎる」と表現したほうが、合理的な慎重さの表れであると伝わるでしょう。
長所も同様に、シンプルすぎる表現では印象に残りにくいです。長くなりすぎない程度に伝え方を工夫することで、採用担当者の目に留まる内容にできます。
ただし、表現にこだわるあまり、抽象的な言葉だけで終わらせないよう注意しましょう。具体性を保ちつつ、表現方法を変えることが重要です。
文章のバランスを意識する
長所だけを丁寧に書き、短所を一行で終わらせたりすると、「短所を隠そうとしている」という印象を与えてしまいます。逆に、短所を長々と説明しすぎると、自信がない印象につながることもあるでしょう。
長所と短所は、文章量や具体性に差が出ないようにすることも大切です。どちらも同じ程度に深掘りされていれば、自己分析がしっかりできている印象になります。
長所・短所の文章量でバランスをとるには、両方とも同じような文章構成で書くのが効果的です。これにより、極端な違いが出にくくなり、統一感が出せるでしょう。
長所と短所に一貫性を持たせる方法
過去の経験から長所と短所を同時に洗い出す
長所と短所は、ひとつの経験から洗い出すと一貫性を持たせやすくなります。まずは、印象に残っている経験をひとつ思い出してみましょう。
仕事に限らず、学生時代や日常生活での出来事でも構いません。その経験の中で、自分がどのように考え、行動したのかを振り返ります。
例えば「最後までやり抜いた経験」からは、「粘り強い」という長所がうかがえる反面、「1つのことに執着しやすい」という短所も見えてきます。上手くいった面だけでなく、思うようにいかなかったことまで思い返してみましょう。
このように、ひとつのエピソードから長所と短所を同時に導き出すと、自然と一貫性のある組み合わせになります。
家族や知人の意見を参考にする
家族や友人などに、自分に対する率直な意見を聞いてみることで、客観的な長所と短所がわかります。自分では長所だと思っていなかった部分も、周囲からすれば立派な強みに見えることもあるでしょう。
参考にする相手は1人だけにせず、なるべく多くの人に聞いてみるのがポイントです。その中から、繰り返し言われる要素を拾い上げると、一貫性を持たせるための軸が見つかります。
第三者の視点を取り入れることで、客観性のある長所・短所を選ぶことができます。
長所と短所を表裏一体で考える
一貫性を出すためには、「短所は長所の裏返し」という発想も有効です。どんな長所にも必ず短所があり、「短所がなく完璧」という人はいません。
例えば、几帳面な人は融通が利かない面があり、行動力のある人は慎重さに欠けることもあります。長所か短所のどちらかから、その裏返しとしてもう片方を探してみると、一貫性を自然に持たせられるでしょう。
長所・短所を片方だけから見つけることができるので、書くことが思いつかない時にも使えるテクニックです。
自己分析で性格の軸を見つけておく
長所・短所を書く上で大切なのは、自分の性格の中心にある価値観や行動パターンを理解しておくことです。自分自身で性格をよくわかっていなければ、一貫性のある性格には見せられません。
周囲との関わり方や物事との向き合い方を言語化し、そこから長所や短所を考えてみましょう。
軸となる性格から考えることで、応募企業ごとに合わせて表現を調整することも簡単になります。根本の性格がぶれないため、伝え方を変えても一貫した印象を与えることができるでしょう。
【例文】履歴書に書ける長所と短所の組み合わせ15選
大らか・マイペース

「大らか・マイペース」という長所と短所の組み合わせは、安定感が軸になります。感情に左右されにくいということがうかがえるため、接客やサポート業務などで特に評価されやすい強みです。
ただし、協調性に欠けていたり、業務に大きく影響すると受け取られないよう注意する必要はあります。基本は「内面的にマイペースなだけ」という内容に留めた方が無難です。
粘り強い・頑固

粘り強さと頑固さは、それぞれ長所にも短所にもなりうる性格です。どちらも度が過ぎれば業務に悪影響があるので、極端な表現は避けましょう。
また、頑固なことを短所として把握しているのであれば、周囲の意見を取り入れようと努力している姿勢まで示すことも重要です。改善の意識が伝われば、協調性がない印象を避けることができ、前向きに評価されます。
責任感が強い・一人で抱え込みやすい

「責任感が強い」という長所からは誠実さが伝わりやすく、「抱え込みやすい」という短所も責任意識の高さから来ていることがうかがえます。
職務を全うする意識が強いことが明確なので、多くの企業で評価につながりやすい内容です。ただし、抱え込み癖があるままだと、チーム業務では懸念材料になります。
独力で解決できない時にしっかり相談できる姿勢を示すことで、短所を責任感の裏付けとして判断してもらえるでしょう。
柔軟性がある・周りに流されやすい

柔軟性を長所として挙げる場合、適応力の高さが軸になります。優柔不断な印象を避けるため、「状況に応じて即決できる」という方向でまとめるのがおすすめです。
変化の多い職場やチームワークが重視される環境では特に、柔軟に動ける人材は重宝されます。相手に合わせられる力は、対人業務でも強みとして評価されやすいです。
また、「周りに流されやすい」という短所は、周囲の調整のために一歩引いている印象を与えられるよう書き方を工夫しましょう。
几帳面・融通が利かない

几帳面さは、正確性や信頼性が求められる業務で特に評価されます。経理や事務職など、ミスが許されない職種では大きな武器になります。採用担当者にとっても安心感のある性格です。
一方で、融通が利かない短所から変化に弱い印象を与えない工夫も重要です。環境に応じて調整している姿勢を伝えることで、堅実さと柔軟性のバランスが取れた人物像として評価されやすくなります。
努力家・完璧主義

「努力家」と「完璧主義」は一貫性が高い組み合わせであり、向上心の強さが伝わります。コツコツと積み上げる業務や専門性を高める職種では特に評価されやすいタイプです。
完璧主義であることは明確な短所とは限らず、スピードよりもクオリティが求められる場合には強みにもなります。
ただし、生産性を損ないかねないことを自覚し、時間管理を意識していることも必ず示しましょう。周囲と協調せずに仕事を進めているという印象を与えてしまうと、評価が低くなりかねません。
温厚・自己主張が弱い

温厚さは、職場の人間関係を円滑に保つうえで大きな強みになります。クレーム対応やチーム業務など、感情のコントロールが求められる場面では特に評価されやすい資質です。
一方で、企業は主体性も重視します。自己主張の弱さを自覚し、改善に取り組んでいる姿勢を書くことで、協調性と発言力のバランスを取ろうとしている人物像が伝わります。
面倒見が良い・おせっかい

面倒見の良さを長所に挙げる場合は、チームへ貢献する姿勢が重要になります。教育担当や接客業など、人との関わりが多い職種では特に強みとして評価されやすいでしょう。
一方、おせっかいな点は短所になりやすいので、適切な距離感を保ってコミュニケーションをとろうとする姿勢も大切です。
また、相手の主体性を奪わない関わり方を意識することも大切です。相手を尊重しつつ、姿勢を示すことで、状況判断のできるサポーターとしての印象につながります。
ポジティブ思考・慎重さに欠ける

ポジティブ思考は、挑戦や変化を歓迎する企業文化では特に評価される長所です。慎重さに欠けるという短所があっても、強みで十分にカバーできるでしょう。
準備ばかりで動けない人よりも、まずは行動に移せる人の方が歓迎されやすいです。リスク管理の視点は持ちつつも、高い行動力が伝わるように書くと好印象につながります。
真面目・ストレスを溜めやすい

「真面目」という長所が理由で、「ストレスを溜めやすい」という短所も抱える人は多いです。ありふれた長所・短所ですが、癖がなく意欲も伝わりやすい選択肢となっています。
ストレスを溜めやすい短所は、「メンタルの弱さを懸念されるのでは」と心配になるかもしれません。しかし、真面目だからこそ抱える悩みとして、むしろ評価につながる要素になりえます。
ストレスを抱え込みすぎない工夫やセルフケアを伝えることで、無理なく働き続けられることを示しましょう。
謙虚・自信を持てない

謙虚さは、組織の中で着実に成長していくための重要な要素です。自信を持てない短所があっても、指導を素直に吸収できる人材として、好意的に受け止められます。
また、自信が持てないという悩みは、誰でも多少は当てはまるものです。深刻な短所として受け止められることは少ないでしょう。
ただし、自己評価が低すぎると、その後の頼りなさにつながる可能性もあります。自分の成果を正しく認識しようと努力している姿勢まで示すことが大切です。
好奇心旺盛・飽きっぽい

好奇心旺盛な長所には、飽きっぽさがつきものです。新しい分野や変化の多い業界で強みを発揮しやすい一方、継続力が足りないように見られることもあるでしょう。
飽きずに継続していくための具体的な工夫を示し、好奇心と継続力を両立しようとしている姿勢を見せましょう。特性として変えられない部分もありますが、自分なりに努力していることを伝えるのが大切です。
冷静・感情表現が乏しい

冷静なことは仕事を進める上で大切な強みですが、感情表現が乏しいと一緒に働きにくい印象を与えやすいです。判断力の高さを長所に据えつつ、協調性も伝える必要があります。
コミュニケーション面で懸念されないためには、どんな感情表現が苦手で、どう意識して改善に努めているのかを具体的に書くのが有効です。これにより、冷たい印象を避けることができ、「落ち着いた信頼できる人」という人物像につながります。
明るい・目立ちたがり

明るさや発信力は、接客業や営業職など人前に立つ仕事で特に活きる長所です。目立ちたがりな点は短所になるものの、総合的にはプラスに評価されやすいでしょう。
ただし、協調性を欠く印象は与えないようにすることが重要です。チームの和を乱しかねないような主張の激しい人物は、どんな企業でも歓迎されません。
あくまでも成果重視の姿勢を示すことで、自己顕示ではなく牽引力として評価されやすくなります。
主体性がある・自己中心的

主体性は、多くの企業が重視する重要な長所です。自主的に動ける人材は成長スピードも早く、リーダー候補として期待されやすい傾向があります。
「自分が中心に動く」「チームを動かす」など、どんな主体性なのかを明確にすれば、より正確に評価されます。
一方で、独断的な印象を持たれないようバランスを意識することも必要です。他者の意見を取り入れる姿勢を明確にすることで、協調性と主体性を両立できる人として説得力のあるアピールになります。
履歴書に長所・短所を書く時のNG例
根拠が説明できないものを書く

根拠が説明できない長所・短所は、書いてもあまり効果がありません。自己申告ではあるものの、最低限の根拠がなければ参考情報として扱われなくなる可能性もあります。
特に、長所を良く見せようとして、根拠に欠ける書き方をしてしまうことが多いです。「それが長所だと考えている理由」まで明確にしなければ、魅力は上手く伝わりません。
実際に活かしてきたことを示す事実を添えた上で、具体的なエピソードを述べましょう。客観的に見て、長所だといえるかどうかを意識することが大切です。
それぞれの文章量のバランスが悪い

長所だけを丁寧に書き、短所を簡単に済ませてしまうのもよくある失敗です。一目見ただけで文章量のバランスが悪く、「短所を故意に隠そうとしている」という印象を与えます。
短所をどれだけ自己分析できているかも重要なため、説明が簡潔すぎると評価は低くなるでしょう。
長所と短所はなるべく同じような文章量で扱い、分析の深さも統一することが大切です。どちらも均等に述べることで、正確に自己理解ができている人物であるという印象につながります。
仕事に関係ない長所や短所を書く

仕事との結びつきが示されていない長所・短所は、書いても評価にはつながりにくいです。自己分析を通して見つけたものであっても、業務にどう影響するのかがわからなければ弱い内容になってしまいます。
よくあるミスは、対人関係にだけ重きを置いているような内容を書いてしまうことです。一見するとコミュニケーション能力を深掘りできているようですが、自分の仕事を進める上での傾向が見えてきません。
「親しみやすい」といった点を挙げる場合は、必ずチームの業務に関連を持たせて説明しましょう。
長所と短所共に「ありません」と書く

長所・短所に「ありません」とだけ書くのは、絶対に避けるべきです。空欄にしないことは大切ですが、伝える内容が何も含まれていていなければ意味がありません。
「自分には長所・短所といった個性はない」と考えていても、周りから見れば必ず何かの長所・短所があるはずです。「ありません」とだけ書いていると、自己分析を放棄しているように見られる可能性があります。
長所・短所欄は、自分を理解して成長しようとしている姿勢を示すための重要な項目です。過去の経験を振り返り、必ず「ありません」以外のことを記入しましょう。
履歴書の長所と短所について面接で聞かれたときの答え方

長所|仕事でどう活かせるかをアピールする
面接で長所を聞かれた場合、履歴書に書いた内容をそのまま繰り返すだけでは不十分です。履歴書ではある程度簡略化して書いているはずなので、面接ではより詳しく説明した方が良いでしょう。
長所の裏付けとして書いたエピソードを、会話の流れで細かく掘り下げるのが効果的です。長所を仕事でどう活かせるのかを、履歴書に収まらなかったことも含めて説明できると印象に残ります。
長所に説得力を持たせるには、再現性があると示すことが重要です。口頭でもスムーズに説明ができていれば、「強みが活きる場面をしっかり理解している」という評価につながるでしょう。
短所|改善する姿勢を伝える
短所を聞かれたときに大切なのは、弱みの具体性よりも、「それにどう向き合っているか」という点です。どんな短所があっても、改善の意識があれば好印象を与えられます。
例えば「心配性」という短所であれば、「事前準備をチェックリスト化している」「なるべく全体を見てして不安を減らすようにしている」など、具体的な対策を伝えることが重要です。
なお、短所の言い訳をするような説明は避けましょう。履歴書に書いた短所は変えられない事実として受け止め、改善の取り組みを中心に伝えるべきです。
具体例を交えて簡潔に説明する
面接では、長々と説明するよりも「結論→具体例→仕事への活かし方/改善策」の順で簡潔にまとめると効果的です。長所・短所が強く表れる状況の具体例があることで、それぞれの特性を十分に理解していることが伝わります。
重視されるのは、状況の内容ではなく「いつ発揮されるか理解しているか」という点です。そのため、仕事関係であれば、どんな例を取り上げても構いません。
ただし、何個も例を挙げると自分だけが長々と話すことになってしまいます。一方的に話すのではなく、面接官との対話であることを意識しましょう。30秒~1分以内で説明を終えられるのが理想です。
履歴書の長所と短所で自分の性格を効果的に伝えよう!
履歴書の長所・短所欄は、単なる性格紹介の項目ではありません。企業が重視するのは、「その特性が仕事でどう活きるのか」「弱みにどう向き合っているのか」という点です。
長所を書くときは、抽象的な言葉で終わらせず、具体的な経験や行動を添えて再現性のある強みとして伝えることが大切です。短所についても、マイナス面をそのまま示すのではなく、改善策や成長意欲をあわせて述べましょう。
説得力のある長所・短所を書くには、自己分析や企業研究が欠かせません。書き始める前の準備もしっかり行い、一貫性のある長所と短所を伝えましょう。
















