バイトの履歴書の書き方マナー【志望動機・自己PR例文つき】
バイトの履歴書を書くのは、初めての方にとっては多少ハードルが高く感じるかもしれません。しかし、基本的なポイントを押さえて丁寧に書けば、採用担当者に良い印象を与える履歴書が作成できます。
そこで本記事では、バイト履歴書の書き方をまとめて解説し、志望動機や自己PRの例文も紹介します。また、履歴書を提出する際のマナーや注意点も解説するので、ぜひ本記事の内容をバイト履歴書作成時の参考にしてみてください。
【基本マナー】バイト履歴書の書き方
黒の消せないボールペンで書く
履歴書は公式な書類であるため、黒の消せないボールペンで書くのが基本です。シャープペンシルや消せるボールペンを使用すると、書いた文字が消えたり修正されたりする可能性があるため、正式な文書としての信頼性を欠くことになります。
特に、面接の場で履歴書を提出する場合、担当者はその書き方もチェックしているため、黒の消せないボールペンを選ぶことは見た目の清潔さと信頼感につながるでしょう。また、文字が読みやすくなるように、筆圧にも注意しながら丁寧に書くことが大切です。
間違えたら一から書き直す
履歴書で誤字やミスが発生した場合、修正テープや修正液は使わずに新しい用紙に書き直しましょう。修正した箇所があると手抜きの印象を与えてしまう可能性があります。
採用担当者は、履歴書を見て応募者がどれだけ真剣に仕事を求めているかを判断するので、ミスがないよう注意してください。万が一、間違えた場合は最初から書き直すことで、誠実さや丁寧さのアピールにつながるでしょう。また、最初に鉛筆で下書きをしてから書くことで、事前にミスを防ぐことができます。
嘘を書くのはNG
履歴書に虚偽の情報を記入するのは厳禁です。必ず正確な情報を記載しましょう。特に、学歴や職歴、資格などの情報に嘘を記載すると、後でトラブルになりかねません。そのため、問題ないだろうと軽視せずに、事実を正確に伝えることが重要です。
また、採用後に嘘が発覚した場合、信頼を失うだけでなく解雇に繋がることもあります。これらを踏まえて自分の経験を正直に書き、企業に対して誠実な姿勢を示すことが大切です。
空欄を作らない
履歴書には可能な限り空欄を作らないことが重要です。特に、志望動機や自己PR欄に空白があるとやる気がないと思われることがあります。もし該当する内容がない場合でも空欄にするのではなく、「なし」と記入することで未記入ではなく意図的に空欄を設けていることを示せるでしょう。
また、自己PR欄や志望動機欄が空欄の場合、応募者がその仕事に対してどれほどの熱意を持っているのか、採用担当者に疑問を抱かせてしまう可能性があります。このように、空欄はマイナスの印象しか与えないので、履歴書の項目は全て埋めるようにしましょう。
スマホアプリでも作成できる
履歴書は手書きが一般的ですが、最近ではスマホアプリで履歴書を作成する方法も普及しています。スマホアプリを使えば、必要な情報を入力するだけで簡単に履歴書が作成できます。また、PDFとして保存し、そのままメールで送信することも可能です。
一般的なフォーマットに合わせてテンプレートが用意されているため、フォーマットを気にすることなく情報を入力するだけで簡単に作成から提出までを完了させられるでしょう。しかし、アプリで作成した場合でも、提出前に必ず内容を再確認し、誤字脱字がないかをしっかりチェックすることが大切です。
バイト履歴書の書き方|基本情報
日付
日付は、履歴書を記入した日や提出予定の日を記入します。企業によっては、面接日の日付を記載することを求められることもあります。
日付の表記は、和暦(令和)でも西暦(20XX年)でも問題ありませんが、他の項目と表記を統一することが重要です。記入ミスがないように必ずカレンダーを確認してから記載しましょう。
氏名・ふりがな
氏名は、必ず戸籍に登録されている正式な名前を記入してください。特に、本来の漢字が難しいため普段は別の漢字で書いているという方は注意しましょう。
また、氏名の上にはふりがなをつける欄があり、ここでは平仮名でふりがなを記載します。企業によっては「フリガナ」と書かれている場合もありますが、その場合はカタカナで記載するのが一般的です。
生年月日
生年月日は、企業側が年齢を把握するために記載するものであり、履歴書の重要な情報です。そのため、採用担当者が年齢をすぐに理解できるよう、正確に記入することが大切です。
また、履歴書全体の表記と統一するために和暦・西暦のどちらかを選び、学歴など他の項目でも同じ表記を使うようにしましょう。
現住所
現住所は郵便番号から始め、番地や建物名、部屋番号まで正確に記入します。採用担当者が応募者に書類や連絡を送る際に元にする情報なので、間違いのないように注意しましょう。
また、住所の途中で改行する場合も読みやすさを考慮し、わかりやすく整えて書くことが重要です。
メールアドレス・電話番号
メールアドレスと電話番号は、連絡が取れる手段として必須です。普段利用しているもので、ビジネスでも通用するメールアドレスを使用しましょう。スマホのアドレスでも問題ありませんが、ビジネスにふさわしくないカジュアルなアドレスは避けるべきです。そのため、名前が入ったシンプルなメールアドレスがおすすめです。
電話番号は連絡が取れる携帯番号を記入し、自宅の番号も記載する場合は記入場所を間違わないように注意してください。
緊急連絡先
緊急連絡先は、基本的に親などの家族の連絡先を記入します。応募者と連絡が取れない場合や急な対応が必要なときに使われるため、親族など信頼できる人の電話番号を記載するのが一般的です。企業側が連絡を取れるようにしておくため、書き間違いがないように注意しましょう。
証明写真
履歴書に貼付する証明写真は、採用担当者が応募者を最初に視覚的に確認する部分です。清潔感のある服装を着用し、髪型も整えた上で撮影に挑みましょう。また、背景は無地で撮影します。証明写真は履歴書の上部に貼り付け、サイズや位置にも注意を払いましょう。
履歴書の証明写真は撮影から3ヶ月以内の新しい写真を使うのが一般的です。プリクラなどのカジュアルな写真はNGです。清潔感を重視した写真を用いるようにしましょう。
学歴
学歴は、一般的に、中学校卒業以降の学歴を記入します。書き方はシンプルで、「〇年〇月 〇〇高校 入学」「〇年〇月 〇〇高校 卒業」という形式で、学校名と入学・卒業の年月を記載します。もし、現在も在学中の場合は「卒業見込み」と記載し、具体的な卒業予定の年月を書きましょう。
バイトの履歴書においては、学歴はそれほど重視されないことも多いですが、正確に記入することは大切です。特に、採用担当者に正しい情報を伝えるため、卒業年月や学校名の正式名称(「県立」や「私立」など)も忘れずに書くようにしましょう。
職歴
職歴は、アルバイトやインターンシップなどの実務経験を記入する欄です。もしバイト経験がある場合、経験値としてのアピールになるでしょう。書き方は学歴と同様、「〇年〇月 〇〇店 アルバイトとして勤務」「〇年〇月 退職」という形式で記入します。現在も勤務中である場合は「現在に至る」と記載し、どれくらいの期間働いているかもアピールすると良いでしょう。
また、職歴には仕事の内容だけでなく、どのような業務を担当していたか、何を学んだかを簡潔に加えると採用担当者に具体的なイメージを持ってもらえるでしょう。例えば、「飲食店でのホール業務、接客、レジ打ちを担当」といった業務内容を追記するのが効果的です。
免許・資格
免許や資格がある場合は履歴書に必ず記入しましょう。特に、応募する業務に関連する資格を持っている場合、記載することで大きなアピールとなります。例えば、食品関係であれば「食品衛生責任者」の資格が役立ち、配送や運転が必要な仕事であれば「普通自動車免許」が強みになります。
書き方としては、資格や免許の名称を正確に記載し、取得した年月も明記してください。例として、「〇年〇月 普通自動車免許 取得」や「〇年〇月 実用英語技能検定2級取得」といった形式で書きましょう。もし取得している資格と応募する仕事に関連性がない場合でも、自分の努力や学んだスキルを示すために資格を記載することは価値があります。
バイト履歴書の書き方|志望動機・自己PR・本人希望欄
志望動機
志望動機は、なぜそのバイトに応募したのかを明確に伝える項目です。書き方のポイントとしては、まず具体的な理由を述べましょう。「自宅から近い」「シフトの融通がきく」といった理由だけでなく、その仕事を通じて身につけたいスキルや、お店の特徴に触れるとより好印象を与えられるでしょう。
例えば、「接客業に興味があり、将来のために経験を積みたい」「地元で評判の良いお店で働けることに魅力を感じ、貴店で学びたい」といったように、応募先との関わりを意識して書くのがポイントです。これらのポイントを意識することで、バイトにも採用されやすくなるでしょう。
自己PR
自己PRでは、自分の強みやスキルをアピールすることが大切です。バイト経験がある場合は、過去の経験を基に具体的なエピソードを記載しましょう。例えば、「以前のバイトでは、繁忙期にも冷静に接客対応を行い、店全体の業務効率化に貢献しました」という形で、具体的な実績を記載すると説得力が増します。
仮に未経験の場合でも、学校生活や部活動、趣味などから得たスキルをアピールすることが可能です。「学校のプロジェクトでリーダーシップを発揮した経験があり、そのスキルを活かして貢献したい」といった形で、強みをアピールすると良いでしょう。
本人希望欄
本人希望欄は、シフトの希望や働き方に関する要望を記入する場所です。この欄に記入する際のポイントは、柔軟な姿勢を見せることです。例えば、「平日は午後から勤務可能ですが、土日はフルタイムで対応可能です」「基本は週3日勤務を希望していますが、繁忙期にはシフトを増やすことも可能です」といった具合に、企業のニーズにも合わせる姿勢を示すことが重要です。
また、給与や勤務地の希望がある場合も本人希望欄で伝えられますが、過度な要求は控えて最低限の希望を伝えるようにしましょう。このように、柔軟に対応できることをアピールすると、採用担当者に好印象を与えられます。
バイト履歴書の志望動機の例文
バイト経験がある場合
【志望動機の例文②】
前職では小売業での接客を担当し、商品陳列や在庫管理、レジ打ちを経験しました。特に、店内の売り場づくりやお客様とのコミュニケーションを大切にしており、売上の向上にも貢献できました。貴店でも同様のスキルを発揮し、さらに学びを深めたいと考えています。
【志望動機の例文③】
これまでアパレルショップでのアルバイトを通じて、お客様に合った商品を提案する力を身につけました。貴社のブランド理念に共感し、これまでの経験を活かしながら、お客様に喜んでいただける接客を提供したいと考え、応募しました。
バイト経験がある場合は過去の経験を具体的に示し、採用担当者に即戦力であることをアピールすることが重要です。単に「経験があります」と述べるだけではなく、その経験の中で何を学び、どのように成長したかを具体的に記述しましょう。例えば、業務で身につけたスキルや能力、あるいはその結果として得られた成果を盛り込むと、より説得力が増します。
また、その経験を応募先でどのように活かすかを明確に記述することで、採用担当者があなたの貢献をイメージしやすくなります。志望動機は、このような具体性と実用性を意識して書くことがポイントです。
バイト未経験の場合
【志望動機の例文①】
これまでアルバイトの経験はありませんが、接客業に強い興味があり、人と接する仕事を通じてコミュニケーションスキルを磨きたいと考えています。学校のイベントでリーダーシップを発揮した経験があり、貴社でも積極的に業務に取り組み、チームに貢献したいと考えております。
【志望動機の例文②】
アルバイト経験はありませんが、大学でのグループプロジェクトやゼミ活動を通じて、責任感やチームワークを大切にしてきました。貴店では、これまで培ったコミュニケーション能力を活かし、顧客に丁寧な対応を心がけて業務に取り組みたいと考えています。
【志望動機の例文③】
接客業に興味があり、初めてのアルバイトとして貴社で働きたいと考えています。未経験ながら、お客様に対して丁寧で親切な対応を心がけ、早く業務に慣れ、貴社の一員として貢献できるよう努力します。
バイト未経験の場合、特に重視すべきはやる気や積極性の強調です。経験がないため、これまでの学校生活や部活動、ボランティア活動などから得たスキルを記載し、自分がどのようにバイトに活かせるかを具体的に記述しましょう。例えば、学校でリーダーシップを発揮した経験や、プロジェクトで協力し合いながら目標を達成した経験を述べることで、採用担当者に前向きな姿勢や柔軟さをアピールできるでしょう。
また、未経験でも学ぶ意欲や業務に早く慣れて貢献したいという意志を明確に伝えると、採用につながる可能性も高まります。
バイト履歴書の自己PRの例文
バイト経験がある場合
【自己PRの例文①】
以前、コンビニでのアルバイト経験があり、レジ業務や商品陳列を担当していました。特にお客様とのコミュニケーションを大切にし、いつでも笑顔で対応することを心がけていました。この経験を通じて、接客スキルや迅速な対応力を身につけました。貴店でも、この経験を活かして顧客満足度の向上に貢献したいと考えております。
【自己PRの例文②】
飲食店でのホールスタッフとして1年以上勤務し、忙しい時間帯でも冷静に対応し、常にチームでの協力を重視して働いていました。お客様からも、細かい気配りに感謝の言葉をいただくことが多く、サービス向上に貢献できました。御社でも、顧客満足を第一に考え、さらに自分を成長させたいと考えています。
【自己PRの例文③】
アパレルショップでのアルバイトを通じて、販売促進や在庫管理を担当していました。接客に加えて、商品のディスプレイを工夫することで売上アップに貢献できたことが、自分の中で大きな成長と自信につながりました。貴社でも、店舗運営に積極的に関わり、売上に貢献したいと考えています。
バイト経験がある場合、過去の業務内容や経験を具体的に説明することで自分がどのようなスキルを持っているかを明確にアピールできます。自己PRの中では、どのような状況で何を学び、どう活かせるかを具体的に述べることがポイントです。例えば、「お客様からの感謝の言葉をいただいた」や「売上向上に貢献できた」など、成果を具体的に示すことで、あなたの働きぶりを採用担当者がイメージしやすくなるでしょう。
また、その経験が応募先の業務にどのように役立つかを示すことも大切です。自身の強みを押し出しながらも、柔軟に学び続ける意欲をアピールすると効果は大きくなるでしょう。
バイト未経験の場合
【自己PRの例文①】
アルバイト経験はありませんが、学校の委員会活動を通じて、イベントの企画運営に携わった経験があります。その際に培ったチームワークやコミュニケーション能力を活かし、初めてのアルバイトでも積極的に取り組みたいと思っています。
【自己PRの例文②】
接客業に強い興味があり、貴社で丁寧な対応を学びながら、顧客満足度の向上に貢献したいと考えています。これまでアルバイトの経験はありませんが、大学でのゼミ活動やグループワークを通じて、リーダーシップや協力性を学びました。課題をチームで解決するためのコミュニケーション力が強みで、これを活かして職場でもチームの一員として貢献したいと考えています。未経験ながらも、貴店で多くを学び、迅速に業務に対応できるよう努力します。
【自己PRの例文③】
アルバイト未経験ですが、学校の部活動を通じて責任感を強く持つことを学びました。特に後輩への指導やサポートに力を入れており、その経験から得た協調性や問題解決能力を貴社で活かしたいと考えています。貴社で学びながら、自分の成長と貢献を目指して積極的に取り組みたいと思っています。
バイト未経験の場合でも、これまでの学校生活や部活動、課外活動などから得たスキルや強みを活かしてアピールしましょう。自己PRでは、自分がどのような人間であるかを具体的なエピソードを交えて説明し、採用担当者に前向きな姿勢や学ぶ意欲を伝えることがポイントです。
また、未経験であっても、今後の成長と貢献の意志をしっかりと示すことが重要です。例えば、チームワークやコミュニケーション能力、リーダーシップなどの経験があればそれを活かしてバイトでも活躍できることをアピールすると良いでしょう。このように、自信を持って自分の強みを伝えることで、採用担当者に良い印象を与えられます。
バイト履歴書の書き方の注意点
フォーマットミスを防ぐ
フォーマットミスは、履歴書全体の印象を悪くしてしまう大きな原因です。例えば、日付の表記を西暦と和暦で混在させる、名前や住所の記入欄を適切に埋めないなど、些細なフォーマットのズレがあなたの印象を欠いてしまいます。応募先によって指定されたフォーマットがある場合は、それに従って書くことが大切です。もしテンプレートを使用する場合でも、指定の項目や形式を守ることを心掛け、統一感を持たせるようにしましょう。
また、パソコンで作成する際にはフォントやレイアウトに気を付け、不揃いな文字サイズや余白の調整不足などを避けることがポイントです。全体の見た目が整っていないと注意不足な印象を与えてしまうため、作成後は何度も見直してミスを防ぎましょう。
誤字脱字は避ける
履歴書に誤字脱字があると、採用担当者に「細かい確認ができない人」「丁寧さに欠ける」といった印象を与えかねません。バイトの履歴書でもしっかりと文章を確認し、正確に書くことが求められます。特に、氏名や住所、連絡先の記載ミスは重大なミスとなり、連絡が取れなくなる原因にもなってしまいます。
そのため、書き終えた後には必ず再度確認し、誤字脱字や文法におかしい部分がないかをチェックしましょう。また、もし手書きの場合、ミスをしたら修正せずに一から書き直すことが望ましいです。特に、誤字脱字が多すぎると、採用担当者に「手抜き」と見られてしまうこともあるため、慎重に作成するようにしてください。
綺麗な紙に丁寧に書く
履歴書は清潔感が重要なので、必ず新しい清潔な紙を使い、しわや汚れのない状態で準備しましょう。もし手書きで作成する場合は、ボールペンで書くのが基本となり、文字がにじんだりしないよう注意してください。字が乱雑だと全体的な印象が悪くなるため、丁寧で読みやすい文字を心がけましょう。一度シャープペンシルで下書きをしてから本番用の履歴書に書き写すと、ミスや汚れが少なく済むのでおすすめです。
また、提出する際には、履歴書を折り曲げないように大きめの封筒やクリアファイルに入れて提出することがポイントです。書類がしわしわになったり汚れがついたりすると、第一印象を大きく損なってしまうので、細かい部分にまで気を配りましょう。
バイト履歴書を提出する際のルール
折り曲げず封筒に入れる
履歴書を提出する際、折り曲げずに封筒に入れることが基本的なマナーです。履歴書が折れてしまうと、担当者にだらしない印象を与えるだけでなく、読みやすさにも影響してしまいます。
そのため、履歴書のサイズに合ったA4サイズの封筒を使用し、丁寧に封入することを心がけましょう。企業側も綺麗な書類を受け取ることで、応募者の丁寧さや配慮を感じ取ることができるので非常に重要なポイントです。
クリアファイルに入れる
クリアファイルに履歴書を入れることで、汚れやしわがつくのを防ぎ、清潔な状態で企業に提出することができます。特に、郵送の場合は配達中に雨や汚れが付着するリスクがあるため、クリアファイルは必須です。
また、手渡しの場合でも書類を保護するためにファイルを使うのが基本です。クリアファイルに履歴書を入れてから封筒に封入することで、受け取る側にも丁寧な印象を与えられるでしょう。
封筒の表に履歴書在中と書く
封筒の表面には、「履歴書在中」と赤文字で記載するのが正式なマナーです。この1文を明記することで、封筒の中に履歴書が入っていることを企業側がすぐに認識できるようにします。
また、封筒に「履歴書在中」と書くことにより、重要書類であることを強調でき、適切に取り扱ってもらえる可能性も高まります。万が一、この記載が抜けてしまうと書類の紛失や誤って処理されるリスクもあるため、封筒には必ず記載するようにしましょう。
封筒の裏に住所と氏名を書く
封筒の裏面には、自分の住所と氏名を正確に記入しましょう。これにより、何かトラブルが発生して書類が返送される場合や、企業側で確認する際に便利です。
郵送の場合は書類が誤配されたり、何らかの問題があった場合でも、差出人の情報が明記されていることで安心です。また、手書きの場合は、誤字脱字がないよう丁寧に書くことが必要なので事前に把握しておきましょう。
郵送の場合送付状を添える
郵送で履歴書を送る際には、必ず送付状を同封しましょう。送付状には、簡単な挨拶や送付する書類の内容、応募に関する一言を記載します。送付状を添えることで、履歴書だけでなく、礼儀正しさや応募者の細かい配慮を採用担当者に伝えられます。
また、送付状の作成に関しても、履歴書同様にフォーマットや言葉遣いに注意し、丁寧な表現を心がけ作成しましょう。
手渡しの場合会社名は記載しない
履歴書を直接手渡しする場合には、封筒の表に会社名を記載しないのが一般的です。手渡しする際には、清潔な封筒に「履歴書在中」と記載した封筒を使い、直接相手に渡しましょう。
また、企業に直接赴いた際には、丁寧に挨拶をし、履歴書を受け取ってもらう際に礼儀正しい対応を心がけることが大切です。
バイト履歴書の書き方に関してよくある質問
バイト履歴書はどこで買う?
バイト履歴書は、文房具店やコンビニ、100円ショップで購入できます。特に、履歴書が必要になったときにすぐに手に入るため、コンビニや100円ショップは便利です。
また、スマホの履歴書作成アプリを使って履歴書を一から作成する方法もおすすめです。履歴書アプリなら、多くのテンプレートが無料で提供されているため、自分に合ったフォーマットを選べるでしょう。さらに、オンラインでのバイト応募の場合は、PDF形式で履歴書を作成・提出できるものもあるため、自分に合った方法を選ぶことが大切です。
バイト履歴書の学歴はいつから記入する?
バイト履歴書では、中学校卒業以降の学歴を記載するのが一般的です。つまり、中学卒業から現在までの学歴を時系列順に記載します。書き方としては、「〇年〇月 〇〇中学校 卒業」「〇年〇月 〇〇高校 入学」といった形式で記載しましょう。
仮に、現在在学中の場合は「卒業見込み」と記載し、卒業予定の年月を明記することがポイントです。バイト応募において学歴はそれほど重視されるわけではありませんが、正確に書くことで誠実さをアピールできるでしょう。
バイト経験がない場合は職歴はどう書く?
バイト経験がない場合、職歴欄は「職歴なし」と記載することが基本です。バイト履歴書に職歴がないことは特に問題ありませんが、空欄にするのではなく職歴がないことを明確にします。
また、バイト経験がない代わりに、学校や部活動、ボランティアなどで得た経験やスキルを自己PR欄にしっかり記載することで、自分の強みをアピールできるでしょう。このように、職歴がなくても他の部分でやる気やスキルを十分にアピールすることが大切です。
履歴書は手書きとPCどっちがいい?
履歴書は、手書きとPC作成のどちらでも問題ありませんが、応募先の企業や自分の状況に応じて選ぶのが良いでしょう。手書きの履歴書は、丁寧さや誠意を伝える手段として採用担当者に好印象を与えることが多いですが、字が苦手な場合や時間がないときはPC作成の方が適しています。
また、PC作成の履歴書はレイアウトが整っているため、見た目が綺麗でありデジタル応募の場合にはPC作成の方が便利です。しかし、どちらの方法でも誤字脱字がないように注意して、見やすく丁寧に仕上げることが重要です。
バイト履歴書の書き方を理解して採用をもらおう
バイトの履歴書は、基本的なフォーマットや内容の書き方をしっかりと守り、正確で丁寧に作成することで、採用の可能性を高められます。履歴書の書き方のマナーを守り、誤字脱字をなくして綺麗な状態で提出することは、採用担当者に好印象を与えるための基本です。
また、志望動機や自己PRでは、自分の強みや意欲をしっかりと伝え、採用後にどのように貢献できるかをアピールしましょう。このように、バイト履歴書の基本を押さえた上で、自分の魅力や意欲を伝えると、採用担当者に「採用したい」と思ってもらえます。ぜひ本記事の内容を参考にして、バイト履歴書の書き方を覚え、好印象を与える書類作成に努めましょう。
- バイト経験は積極的にアピールしよう
- バイト未経験でも学校での活動がアピールポイントになる
- フォーマットや誤字脱字に注意して丁寧に作成する
編集者
Yuka
2021年7月に入社し、CareerMine、SPI対策問題集をはじめとする就活メディアの編集を手掛ける。 以前は広告代理店でメディアプランナーとして、広告やキャンペーンの企画を担当。 『らくらく履歴書』では掲載している記事のチェック、編集、ライター管理、コンテンツ制作などを行っている。また自身もライターとして記事執筆も担当。
監修者
gen
1990年生まれ。大学卒業後、東証一部上場のメーカーに入社。その後サイバーエージェントにて広告代理事業に従事。現在はサイバーエージェントで培ったWEBマーケの知見を活かしつつ、CareerMineの責任者として就活生に役立つ情報を発信している。また自身の経験を活かし、学生への就職アドバイスを行っている。延べ1,000人以上の学生と面談を行い、さまざまな企業への内定に導いている。
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【志望動機の例文①】
以前、飲食店でホールスタッフとして働いた経験があり、接客力に自信を持っています。お客様のニーズに応じた丁寧な対応を心がけ、多くのお客様から感謝の言葉をいただきました。御社でもこの経験を活かし、さらなるスキルアップを目指したいと思い、応募いたしました。