就活で初めて履歴書を書くとき、「何をどう書けばいいのかわからない」と手が止まってしまう方は多いのではないでしょうか。新卒の履歴書は社会人経験がない分、学歴や自己PR、志望動機の書き方ひとつで印象が大きく変わります。
書き方のルールを知らないまま提出してしまうと、内容以前にマナー面でマイナス評価を受けるおそれも。そこで本記事では、新卒向けの履歴書の書き方を項目別に解説し、志望動機・自己PRの例文もあわせて紹介します。
記入例を参考にしながら、自信を持って提出できる履歴書を作成していきましょう。
新卒で履歴書を書く前に知っておきたい基本ルール

履歴書は「手書き・パソコン」どちらでも作成OK!
企業から指定がなければ、手書き・パソコンのどちらで作成しても問題ありません。かつては「手書きのほうが熱意が伝わる」と言われていましたが、近年はパソコンやスマホで作成した履歴書も広く受け入れられています。
手書きには丁寧さをアピールできるメリットがある一方、1文字でも間違えると最初から書き直しになるデメリットがあります。パソコンやスマホで作成すれば、修正も簡単で、複数企業への提出もスムーズです。
「らくらく履歴書」のようなWeb作成サービスを使うと、フォーム入力だけで整ったレイアウトの履歴書が完成します。厚生労働省の新様式にも対応しており、無料で何度でも修正・ダウンロードできます。
手書きに自信がない方や、効率よく就活を進めたい方にとって心強い選択肢となるでしょう。
就活では「A3・A4サイズ」の履歴書が一般的
新卒の就活では、A3サイズ(A4見開き)の履歴書を使うのが一般的です。A3用紙1枚を二つ折りにしてA4サイズに合わせるか、A4用紙2枚を使います。市販の履歴書も、A3かA4用紙が多く用いられています。
A3・A4サイズの履歴書は、志望動機や自己PRの記入スペースが広く確保されているのが特徴です。新卒のようにアピール内容をしっかり書きたい場合に適しています。
一方、B5サイズの履歴書はコンパクトな分、各項目の記入欄がやや狭くなりがちです。パート・アルバイト向けとして販売されていることも多いため、就活用には向きません。企業から特に指定がなければ、A3・A4サイズを選んでおけば安心です。
履歴書に書けるのは事実だけ
履歴書に記載できるのは、あくまで事実に基づいた情報のみです。学歴・資格・職歴などは、客観的に証明できる内容を正確に記載する必要があります。
取得していない資格を記載したり、在籍していない学校名を書いたりする行為は「経歴詐称」にあたり、内定取り消しや入社後の解雇につながるリスクがあります。
ただし、書き方を「工夫」すること自体は問題ありません。自己PRや志望動機では、同じ経験でも切り口や表現を変えることで印象は大きく変わります。事実をベースにしながら、自分の強みが伝わるよう言葉を選ぶことが大切です。「誇張する」のではなく「伝え方を磨く」という意識で取り組みましょう。
その他にも、履歴書には様々なルールやマナーがあります。「履歴書マナー完全ガイド」も参考にすれば、失礼のない履歴書が作成できます。
【項目別】新卒向けの履歴書の書き方
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基本情報(氏名・日付・連絡先)の書き方
基本情報は、採用担当者が最初に目を通す部分です。正確さと読みやすさが最も求められます。
氏名は戸籍上の表記で記入し、略字は避けましょう。ふりがなは、履歴書の「ふりがな」「フリガナ」の表記に合わせて平仮名・カタカナを使い分けます。
日付欄には、提出する日を書きます。郵送なら投函日、手渡しなら渡す予定の日を記入しましょう。履歴書全体で西暦か和暦かを統一し、混在しないよう注意が必要です。
住所は都道府県名から省略せずに記入します。マンション名や部屋番号も正式名称で書き、「〇〇マンション305」のように略さないのがマナーです。
連絡先は日中に連絡がつきやすい電話番号とメールアドレスを記載します。メールアドレスは、大学のアドレスよりもGmailなどの個人用フリーメールの方が、卒業後も使えるためおすすめです。
学歴の書き方
学歴欄は、高校入学から記載するのが新卒の一般的なルールです。中学校卒業から書く場合もありますが、大学生であれば高校入学以降からでも問題ありません。
記入時は、学校名を正式名称で書きます。「〇〇県立〇〇高等学校」のように、都道府県名と「高等学校」まで省略せず記載するのが正しい書き方です。大学名には学部・学科・専攻も記載し、最後は「卒業見込み」と明記します。
年月の表記は日付欄と同じく、西暦・和暦を統一します。それぞれの学校における入学と卒業を1行ずつ書くのが基本です。
学歴欄の書き方は別記事でも詳しく解説しています。新卒で悩みやすいポイントなので、あわせて参考にしてみましょう。
職歴がない場合の書き方
新卒の場合、正社員としての職歴がないのはごく自然なことです。職歴欄には「なし」と記入し、その下に「以上」と書けば完了します。
職歴がないからといって、空欄のまま提出するのは避けましょう。「なし」と明記することで、記入漏れではなく意図的に空白であることを伝えられます。
長期のインターンシップやアルバイトの経験がある場合は、職歴として記入しても構いません。その際は、必ず「〇〇株式会社(アルバイト)」のように雇用形態まで付け加えましょう。
一方、数日間の短期インターンや単発・短期間のアルバイトは、職歴に含めないのが一般的です。注意しましょう。
資格・免許の書き方
資格・免許欄は、取得済みのものを正式名称で記入します。取得年月の古い順に上から並べるのが基本です。
「英検」「自動車免許」など知名度の高いものでも、「実用英語技能検定〇級」「普通自動車第一種運転免許」と正式名称で記載するのがルールです。
現在勉強中の資格がある場合は「〇〇取得に向けて勉強中」と書いておくと、向上心をアピールできます。書くことが何もない場合でも、空欄にはせず「特になし」と記載しておくのがマナーです。
新卒で書く頻度の高い英検の書き方は、こちらの記事で詳しく解説しています。保有している方はぜひチェックしてみてください。
志望動機の書き方
①結論(志望理由)
その企業を志望する理由を端的に述べる
②根拠(きっかけ・背景)
志望するに至った具体的な経験やエピソード
③展望(入社後のビジョン)
入社後にどう貢献したいか
志望動機は、履歴書の中でも最も重要な項目のひとつです。「なぜその企業なのか」を、自分の経験や価値観と結びつけて伝えることが求められます。
「結論→根拠→展望」という構成を意識することで、効果的な志望動機に仕上がります。
ただし、企業ホームページを見て「貴社の〇〇という理念に共感しました」と書くだけでは、他の応募者との差別化ができません。自分だけのエピソードを添えて、「なぜ共感したのか」まで踏み込んで書くことで説得力が増します。
志望動機の文字数の目安は200〜300字程度です。限られたスペースの中で要点を絞り、簡潔にまとめましょう。
自己PRの書き方
自己PRは、自分の強みを具体的な経験とともに伝える項目です。「強み→エピソード→成果→入社後の活かし方」という流れで組み立てると、わかりやすい構成になります。
新卒の場合、仕事の実績がないのは当然なので、学生時代の経験をもとにアピールすれば問題ありません。ゼミ・サークル・アルバイト・ボランティアなど、自分が主体的に取り組んだ活動を素材に選びます。
書くときのコツは、「何をしたか」だけでなく、「どう考えて行動し、何が変わったか」まで含めることです。例えば、「アルバイトを3年間続けました」だけでは伝わりにくい内容も、工夫次第で印象が変わります。
「来店数が減少していたカフェで接客方法を見直し、リピーター率を15%改善しました」と書けば、具体的な行動力と成果が見えてきます。志望動機と同様に、文字数は200〜300字程度を目安にまとめるのが理想です。
本人希望欄の書き方
【本人希望欄の記入例】
- 「営業職を希望いたします。」
- 「〇〇支社での勤務を希望いたします。」
本人希望欄は、勤務条件に関する特記事項がある場合に記入する欄です。新卒の場合、書くことがない方も多いですが、空欄にするのは避けるべきです。
特別な事情がなければ、「貴社の規定に従います。」という定型文を使えば問題ありません。「特に希望がない」ことの表現として広く使われている一文であり、企業の方針に従う姿勢を簡潔に示せます。
勤務地や職種に希望がある場合は、簡潔に記載しても構いません。ただし、待遇や給与に関する細かい条件を書くのは避けた方が無難です。選考段階では意欲や柔軟性を見られているため、条件面の交渉は内定後に行うのが一般的です。
新卒で使える志望動機の例文5選

学業・研究内容と企業に関連がある場合

学業・研究内容と企業の事業を結びつける志望動機では、「何を学んだか」だけでなく「その学びが企業のどの領域に活きるか」まで踏み込むことが大切です。
専門用語を多用しすぎると読み手に伝わりにくくなるため、研究内容は一般的な言葉に置き換えて簡潔にまとめましょう。
「研究テーマ→気づき→企業との接点→入社後のビジョン」の流れで書くと、志望の動機と入社後の意欲がセットで伝わります。専攻分野が直結する企業への応募では、この構成が強い説得力を生みます。
専門的なスキルを活かしたい場合

スキルを軸にした志望動機では、どの程度のレベルなのかが伝わるよう具体的な活用場面を盛り込むことが重要です。「どんな場面で、何のために使ったか」を書くことで、実践力の裏付けになります。
基本は、ゼミの課題・個人開発・インターンなど、研究や実務に活かした経験を選びましょう。さらに、企業が求めるスキルと自分の経験の共通点を明示するのも効果的です。即戦力性を感じてもらいやすくなります。
事業内容にこだわりがある場合

事業内容にこだわりを持って志望する場合、なぜその事業に関心があるのかの「原点」を示すと説得力が格段に上がります。
単に「事業内容に共感しました」と述べるだけでは表面的な印象にとどまるため、関心を持ったきっかけや背景にある原体験を具体的に描写しましょう。
「課題意識→企業の事業との接点→自分が果たしたい役割」という流れで組み立てると、読み手は志望理由を自然に理解できます。企業研究で得た情報を盛り込みつつも、自分の言葉で語ることが他の応募者との差別化につながります。
挑戦・成長していきたい場合

「成長したい」という意欲は多くの学生が語るテーマですが、抽象的な表現だけでは印象に残りにくくなります。過去に挑戦した具体的なエピソードをセットで語ることで、自主的に行動できる印象が与えられます。
成長意欲を示すには、「何ができるようになったか」という変化を明確に書くのが効果的です。企業選びの理由には、制度や社風など「その企業ならではの成長環境」を挙げると、志望理由に説得力を持たせられます。
入社後のキャリアビジョンまで触れられると、さらに完成度の高い志望動機になります。
原体験から志望した場合

原体験を軸にした志望動機は、理由の説得力が特に高い形式のひとつです。
書くときのコツは、体験を淡々と描写するのではなく、「何を感じ、どう考えが変わったか」という心の動きを丁寧に表現することにあります。感情的になりすぎず、読み手が場面をイメージできる程度の具体性を意識しましょう。
原体験と志望先の事業がかけ離れていると唐突な印象を与えるため、両者をつなぐ「気づき」や「価値観の変化」を丁寧に橋渡しすることが大切です。体験だけで終わらず、入社後の貢献意欲まで言及することも忘れずにしましょう。
新卒で使える自己PRの例文5選
継続力をアピールする例文

継続力をアピールする際は、「何を・どのくらいの期間・どのように続けたか」の3要素を揃えると説得力が増します。期間と数値を盛り込むことで、抽象的なアピールを避けられます。
途中でモチベーションが下がった時期にどう乗り越えたかまで書けると、困難に負けない姿勢のアピールにもなるでしょう。
継続力は営業・事務・研究開発などあらゆる職種で評価される汎用性の高い強みです。業務への活かし方を一言添えるだけで、入社後の活躍イメージを持ってもらいやすくなります。
協調性をアピールする例文

協調性のアピールで避けたいのは、「周囲に合わせるだけの受け身な人」という印象を与えてしまうことです。自分から行動を起こして対立を解消した、メンバー間の調整役を買って出たなど、主体的に動いたエピソードを選ぶのが大切です。
「対立・課題の発生→自分がとった具体的な行動→チームにもたらした結果」という構成で書くと、行動力も同時に伝わります。
成果は数値で示せるとベストですが、「全員が納得した」「スケジュール通りに完遂できた」のような定性的な表現でも十分伝わります。
リーダーシップをアピールする例文

リーダーシップは「人の上に立つ力」だけを意味するものではありません。課題を見つけて周囲に働きかけ、全体をより良い方向へ動かした経験であれば、役職の有無にかかわらずアピールできます。
エピソードを選ぶ際は、自分ひとりの成果ではなく「チーム全体がどう変わったか」を軸にするのがポイントです。
「課題の把握→原因分析→具体策の実行→成果」という流れを意識すると、論理的思考力も同時にアピールできます。コンサルティングや企画系の職種では特に評価されやすい構成です。
課題解決力をアピールする例文

課題解決力をアピールするうえで重要なのは、「何となく感じた問題」ではなく「根拠をもって特定した課題」を示すことです。
データの収集・分析・仮説検証といったプロセスを含めると、論理的な思考ができる人材だと評価されやすくなります。
改善策を自分だけで実行したのか、関係者を巻き込んだのかも明記すると、実行力や調整力の幅が伝わります。成果は可能な限り数値化し、ビフォーアフターの変化を明確に示しましょう。
アルバイトやゼミなど身近な経験でも、分析と行動のプロセスが具体的であれば、十分に高い評価を得られます。
行動力をアピールする例文

行動力を伝えるには、「誰かに言われて動いた」のではなく「自ら課題を見つけて動いた」というエピソードが効果的です。
企業が新卒に期待するのは指示待ちにならない主体性であるため、自分から行動を起こした場面を選ぶのがベストです。
活動の規模が小さくても構いません。「きっかけ→具体的なアクション→得られた成果」のステップが明確であれば、行動力の説得力が高まります。周囲を巻き込んだ経験があれば、チームで動く力もあわせて伝えられます。
新卒の履歴書を書くときのポイント
- 初見でも読みやすいかを意識する
- 経験を「仕事でどう活かすか」に言い換える
- 経歴とアピール内容に一貫性を持たせる
- 空欄や「なし」はなるべく避ける
- 企業ごとに志望動機や自己PRを調整する
初見でも読みやすい履歴書を意識する
採用担当者は、応募者のことを何も知らない状態で履歴書を読み始めます。大学名や所属団体の略称をそのまま書いてしまうと、読み手に意味が伝わらない可能性が高いです。
学内では通じる「○○研」のような表現は避け、正式名称で書くようにしましょう。「○○系のサークル」といった噛み砕いた表現にするのも有効です。
また、文字の大きさにも注意が必要です。小さな字でぎっしり書き込むよりも、欄のサイズに合わせた適度なボリュームで書かれたほうが格段に読みやすくなります。
「情報量が多いほど良い」というわけではなく、要点が整理されていることのほうが採用担当者にとっては好印象です。第三者に一度読んでもらい、わかりにくい箇所がないか確認するのも効果的な方法です。
学生時代の経験を「仕事でどう活かすか」に言い換える
新卒の履歴書では、学生時代のエピソードがそのまま評価されるわけではありません。採用担当者が知りたいのは、「その経験を通じて何を学び、仕事にどう活かせるか」です。
例えば、サークルの合宿を企画した経験なら、「スケジュール管理力」や「関係者調整力」に言い換えられます。経験をビジネス用語に置き換えるひと手間が、履歴書の説得力を高めます。
飲食店のアルバイトで接客をしていた場合も、単に「接客業務を担当」と書くだけでは不十分です。「顧客ニーズを把握し、リピーター獲得に注力した」のように、成果志向の表現を意識しましょう。
経歴とアピール内容に一貫性を持たせる
学歴・アルバイト歴と、自己PR・志望動機の内容がかみ合っていると、履歴書全体の説得力が格段に上がります。学んだことや身に着けたことをもとに、企業で活かすビジョンを持っていることを伝えましょう。
経歴とアピール内容に一貫性を持たせるコツは、「自分の軸」をひとつ決めてから書き始めることです。
「データ分析に強い自分」「人と人をつなぐのが得意な自分」など、アピールの方向性を先に定めておけば、各項目の内容が自然とつながります。経歴欄とPR欄を行き来しながら、矛盾がないかチェックする習慣をつけましょう。
空欄や「なし」はなるべく避ける
記入欄が空白のまま残っていると、「意欲が低い」「手を抜いている」と受け取られてしまうおそれがあります。書く内容がない項目でも、工夫次第で埋められるケースは少なくありません。
資格・免許欄に記載できるものがない場合は、「現在、○○の取得に向けて勉強中」と書いておくと前向きな印象を与えられます。本人希望欄も「貴社の規定に従います。」で十分対応できるでしょう。
ただし、職歴欄のように、事実として書くことがない項目で「なし」と書くのは仕方のないことです。新卒採用である以上、採用担当者の理解もあるはずなので、評価が悪くなることはないでしょう。
企業ごとに志望動機や自己PRを調整する
志望動機と自己PRは、応募先ごとに内容を調整する必要があります。どの企業にも当てはまるような汎用的な文章では、志望意欲を疑われかねません。
志望動機は企業研究の深さがそのまま反映される項目です。企業理念・事業内容・競合との違いなどを調べたうえで、「他社ではなくこの企業を選んだ理由」を具体的に書きましょう。
自己PRも、応募先が求める人物像に合わせてアピールする強みを変えるのが理想です。複数のエピソードを用意しておくと、企業ごとの調整がスムーズに進みます。使い回しを防ぐためにも、1社ずつ丁寧に仕上げる時間を確保することが大切です。
新卒が履歴書作成でやりがちな4つのミス
- 誤字・脱字や表記ゆれ
- 1文が極端に長い・短い
- 修正テープや付箋の使用
- 古い日付のまま提出
誤字・脱字や表記ゆれ
履歴書に誤字・脱字があると、注意力や丁寧さに欠ける印象を与えてしまいます。氏名・住所・学歴など、流れ作業で記入しがちな項目ほどミスは起こりやすいです。
また、表記ゆれにも注意が必要です。特に固有名詞は、正式名称か略称のどちらかだけを使うようにしなければ、統一感がなく雑な印象を与えます。
日付も和暦・西暦のどちらかに揃え、同じ表記で全項目を記載しましょう。完成後には声に出して読み返すと、黙読では見落としがちなミスに気づきやすくなります。可能であれば、家族や友人など第三者にもチェックしてもらうのがおすすめです。
1文が極端に長い・短い
志望動機や自己PRの文章で、1文がだらだらと長くなってしまうケースは非常に多く見られます。主語と述語が離れすぎると、何を言いたいのか伝わりにくくなるため、1文は60〜80文字程度を目安にまとめましょう。
反対に、1文が極端に短い場合も要注意です。「○○です。○○です。○○です。」と短文が連続すると、箇条書きのような印象になり、文章としての読みやすさが損なわれます。
長い文は2つに分割し、短すぎる文は前後とつなげるなど、リズムのある文章に整えることを意識しましょう。書き終えた後に一度通して読み返すと、不自然な箇所を見つけやすくなります。
修正テープや付箋の使用
手書きの履歴書で書き間違えた際、修正テープや修正液を使って訂正するのはNGです。学校のノートやレポートでは日常的に使うものですが、履歴書のようなビジネス文書には適しません。修正跡が残ると「正式な書類としての信頼性」が低下してしまいます。
また、付箋を貼って補足情報を追記するのも避けましょう。輸送中にはがれ落ちるリスクがあるうえ、情報を整理できない印象にもつながりかねません。
書き間違えた場合は、新しい用紙に書き直すのが原則です。書き直しの手間が気になる方は、パソコンやスマホで作成できるサービスを活用しましょう。何度でも簡単に修正できるため効率的です。
履歴書に修正テープを使うリスクも確認し、修正跡のない履歴書になるよう心がけましょう。
古い日付のまま提出してしまう
一度作成した履歴書をコピーして複数の企業に提出する場合、日付の更新を忘れがちです。前回の提出日がそのまま記載されていると、使い回していることが一目でわかってしまい、志望度の低さを疑われます。
日付は提出するたびに必ず更新しましょう。郵送の場合は投函日、持参する場合は面接当日の日付を記入するのがルールです。
提出前の最終チェックリストに「日付の確認」を入れておくと、うっかりミスを防ぐことができます。
新卒の履歴書の書き方に関してよくある質問

エントリーシートと内容が被ってもいい?
エントリーシートと履歴書の内容は、重複しても問題ありません。むしろ、両方で一貫したメッセージを伝えるほうが、採用担当者にとってはわかりやすく好印象です。
無理に違うエピソードを書こうとすると、アピール内容がぶれてしまうリスクがあります。ただし、まったく同じ文章を使い回すのは避けましょう。
同じテーマでも、履歴書では簡潔に要点をまとめ、エントリーシートではより詳しいエピソードを展開する、といった使い分けが効果的です。
面接では両方の書類を見ながら質問されるため、内容に一貫性があるほうがスムーズに受け答えできるというメリットもあります。
定型文を使っても問題ない?
定型文は便利ですが、項目によって判断が異なります。例えば、本人希望欄の「貴社の規定に従います。」のような定型文は広く浸透しており、使用しても問題ありません。
一方、志望動機や自己PRに定型文を使うのは避けるべきです。「貴社の企業理念に共感しました」「コミュニケーション力が強みです」のようなありきたりなフレーズは、採用担当者が何百回と目にしている表現です。
志望動機・自己PRは自分だけの言葉で書くことが差別化の第一歩となります。具体的な経験やエピソードを盛り込み、オリジナリティのある文章を目指しましょう。
どうしても書き出しに迷う場合は、例文を参考にしつつ、自分の体験に置き換えて表現を変えることが大切です。
職歴や資格欄の余白が多くても大丈夫?
事実として書く内容がなければ、職歴や資格欄に余白が残っていても問題ありません。新卒の場合、正社員としての職歴がないのは当然のことであり、採用担当者もそれを前提に読んでいます。資格欄も、無理に取得していない資格を書く必要はありません。
志望動機や自己PRに力を入れれば、アピール材料が不足しているように見られることはないでしょう。書く内容のない項目の余白は気にしすぎず、書ける項目の質を高めることに時間を使うべきです。
「賞罰」「健康状態」など特殊な項目がある履歴書を使ってもいい?
履歴書のフォーマットの中には、「賞罰」「健康状態」といった特殊な項目が含まれることもあります。こうした履歴書を応募に使用すること自体は問題ありません。
ただし、新卒の場合はそれらの欄に書く内容がないケースがほとんどです。例えば「賞罰」は一般的に刑事罰や公的な表彰歴を記載する欄であり、学内の受賞歴とは性質が異なります。
「健康状態」欄も、特別な事情がなければ「良好」と書くだけで済むため、必要ない人が大多数です。
記入項目が多い履歴書を選ぶと、志望動機や自己PRのスペースが狭くなることがあるため、不要な項目のない厚生労働省の標準様式や新卒向けフォーマットを選ぶのがおすすめです。
新卒の履歴書は正しい書き方を理解して作成しよう
新卒の履歴書は、基本ルールの理解と丁寧な記入が何より大切です。項目ごとの書き方を押さえたうえで、志望動機や自己PRでは自分の経験を具体的に盛り込むことで、他の応募者との差が生まれます。
「自分で一から書くのが不安」という方は、らくらく履歴書を活用するのもおすすめです。フォーム入力だけで整った履歴書が完成し、AIによる自己PR生成機能も備わっているため、初めての履歴書作成でも安心して進められます。
履歴書の正しい書き方を身につけて、自信を持って就活に臨みましょう。


















