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履歴書における卒業見込みの記載方法と注意点を徹底解説!

卒業見込みの表記について理解しよう

履歴書は公的な重要書類です。一つ一つの項目は作成した方の証明となる重要な書類になります。

その項目の一つである学歴についても同様のことが言えます。書き方や文言にもマナーがあることを理解しましょう。

なぜ卒業見込みの表記が必要なのか

卒業見込みの表記が履歴書に必要な理由は、もし仮に履歴書に「卒業見込み」と記載しないと、採用担当者には将来の卒業可能性や入社時期が不透明になるからです。

採用担当者に本当に卒業ができるのか、いつ頃入社可能なのか伝わりません。

万が一卒業の見通しが立たない場合、採用担当者は念入りに候補者を評価することが難しくなり、採用プロセスに影響を及ぼす可能性があります。履歴書の内容を検討する際は注意してください。

卒業見込みをどのように表記するのか

履歴書や職務経歴書で卒業見込みを表記する際は、次のような方法が一般的です。

“20XX年3月 ○○大学○○学部○○学科 卒業見込み”:

学校名を記載し、「卒業見込み」とその予定年月を明記します。

また、学部や学科を明示し、卒業予定の年月を明記します。「学士課程○○学科」と具体的な学問分野も含めることが一般的です。

“○○大学 卒業見込み 20XX年3月予定(卒業要件修了済み)”:

卒業要件を既に修了している場合は、それを強調するために、卒業要件の修了を示す追加情報を付け加えることもあります。

これらの表記方法は、履歴書や職務経歴書の学歴欄や指定された欄に記載することが一般的です。採用担当者は、こうした表記から候補者の卒業予定時期や学業の進捗状況を把握し、適切な判断を行う際の手がかりとして活用します。

履歴書における卒業見込みの重要性

履歴書における「卒業見込み」の定義として、応募者が必要な単位を全て修得し、その年度に卒業可能な状態であることを指します。

新卒の就職活動は大学在学中に行われることが多いため、応募者の最終学歴は確定していません。これにより、多くの企業では「卒業見込みのある者」として応募条件を設定しています。

内定が出たとしても、後に卒業できない場合、内定は取り消される可能性があります。このリスクを避けるため、企業は学生に対し、履歴書以外に「卒業見込証明書」や「成績証明書」の提出を求めることがあります。

前述の通り、履歴書は応募者自身を証明する重要な書類となるため、その項目の一つとなる学歴についても採用試験の合否に関わる重要な情報となりますので、履歴書においても卒業見込みの記載は間違いの内容記載は念入りに確認を行いましょう。

採用者が見る卒業見込みの表記

採用者が履歴書の卒業見込みの表記を見る際に注目するポイントはいくつかあります。

学校名と在学期間:卒業見込みの表記がある場合、採用者は履歴書の学歴欄を使って大学名などの学校名や在学期間と共にそれを確認します。これにより、応募者の学業状況や進捗状況を把握し、卒業までの期待される日付を把握します。

卒業要件の満たし具合:採用者は卒業に必要な単位や要件がすべて満たされているかを履歴書、及びその後の面接で確認します。卒業見込みとはいえ、大学で必要な単位や修了要件を満たしていなければ、卒業は保証されていないことになります。

追加情報の有無:一部の応募者は卒業見込みを裏付けるための追加情報や証明書を提出しています。成績証明書や卒業見込証明書などの提出があれば、採用者はこれらの資料を確認することがあります。

採用者は卒業見込みの表記を、応募者の大学での学業状況や進捗状況を理解し、適切な判断を行うための手掛かりとして活用します。卒業見込みの表記は、応募者の将来のキャリアに対する意欲や成長への姿勢を示す一つの要素となります。

卒業見込みの表記が与える印象

「卒業見込み」の表記は、応募者が現在大学で学業を終えつつあることを示す重要な要素です。この表記は、次のような印象を与えることがあります。

学業の達成度の示唆:履歴書の「卒業見込み」という表記は、応募者が卒業に向けて進んでいることを示し、学業の達成度や進捗状況を暗示します。採用者は、学業の完了が近い候補者が持つ可能性や、その成果に期待することができると考えるかもしれません。

達成感と責任感:履歴書の卒業見込みの表記は、現在までの学業や成果に対する達成感や責任感を示す場合があります。適切な期日までに学業を遂行し、卒業に向けての責任を果たしてきた候補者として評価される可能性があります。

卒業見込みの表記は、応募者の大学での学業状況や進捗、将来への意欲を示す重要な情報として、採用者にとって興味深い要素となります。

卒業見込みの表記の注意点

卒業見込みの表記は、大学での学業の進捗状況を示すものです。可能な限り確実な卒業予定を記載するようにしましょう。「卒業見込み」と表記するためには2つの条件があります。
・卒業するのに必要な単位を取得している

・留年の可能性がない

確実に卒業することが見込まれている人だけが「卒業見込み」表記できますので注意が必要となります。また、追加の証明書を用意することも有効です。卒業見込みを裏付けるための

卒業した中学校や高校の名前に続いて、卒業見込みの年月の記載に間違いのないように記載してください。最後に誤字や書式のミスを避けるように注意しましょう。採用者に正確で見やすい情報を提供することが重要です。

卒業見込みの表記の例

履歴書の学歴欄には”20XX年3月 ○○大学○○学部○○学科 卒業見込み”と記載します。

書き方のポイントとして

  • 最終学歴の欄に「卒業見込み」と記載しましょう
  • 位置は、該当する学校名や学部学科名の後に記載しましょう
  • 卒業予定年月も正確に記載しましょう

卒業見込みの表記を誤らないためのポイント

卒業見込みの表記を誤らないためのポイントとしてよくある間違いをご紹介します。

重要な書類の一つの項目である学歴欄を間違いなく表記しましょう。

・送り仮名書き損じ

卒業見込みの表記でよくある間違いが、「送り仮名をつけない」です。
履歴書の学歴欄に卒業を控えている状態を記入する際には、「卒業見込み」という表記が正しいです。履歴書では、この表記を省略せず、送り仮名も含めて記載するのが基本ルールです。ですので、送り仮名を省かず、正確に記入するようご注意ください。

・卒業年の書き損じ

また、卒業見込みの表記をする上で大学3年生の10月から就活を始めたとするならば、卒業見込みは翌々年の3月となります。卒業年を間違えてしまわないようにも注意しましょう。

卒業見込みの表記をマスターしよう

卒業見込みの卒業見込みの表記をマスターするために、次の項目について紹介します。

2つの証明書を準備しましょう。

卒業見込みの証明をするために履歴書学歴記載の他に「卒業見込み証明書」と「成績証明書」の2つの書類の提出を求められることがあります。

「卒業見込み証明書」、「成績証明書」ともに大学側が発行する書類になりますので、発行の手続きや書類の内容についても覚えておきましょう。

・卒業見込み証明書

卒業見込み証明書は、予定された卒業時期を記載した書類です。多くの場合、学校は卒業見込み証明書の発行条件を定めており、発行のタイミングも学校ごとに異なります。

一部の場合、この証明書が提出できないと内定が得られないケースもありますので、注意が必要です。学校の方針や手続きについて事前に把握し、必要な手続きを適切なタイミングで行うことが重要です。

・成績証明書
成績証明書は、在学中に修得した科目やそれぞれの成績、取得した単位数が記された証明書です。成績証明書が求められる理由は、通常以下の4つのケースが考えられます。

卒業見込みを確認: 在学中取得した単位数や成績を通じて、卒業に必要な条件を満たしているかを確認するために使用されます。

履歴書との整合性を確認:履歴書に記載された学歴や成績との整合性を確かめるために必要です。応募者の提出した情報と一致しているかどうかを確認する際に活用できます。

興味のある分野や専攻を確認:在学中取得した単位や履修した大学のカリキュラムを通じて、応募者の興味関心や専攻分野を確認するために役立ちます。

成績を把握: 学業面での実績や成果を採用側が把握し、応募者の在学中の学習能力や達成度を評価するために利用されます。

注意点として、提出タイミングや発行の手続きには時間を要するため事前確認をするようにしましょう。発行できる時期や手続きも大学によって異なります。事前に要件や手続きについて確認しておくことが重要です。

混同されやすい言葉を理解する

履歴書の学歴の表記には、「卒業見込み」以外にも「在学中」と「卒業予定」という言葉があります。これらは混同されがちですが、使われる文書や状況によって異なるため、使い分けを覚えておくことが重要です。

「卒業見込み」は新卒採用の履歴書で用いられ、「在学中」は大学生のアルバイト応募や1、2年生のインターン応募の履歴書で適切です。一方、「卒業予定」は履歴書の学歴欄では適切な表記ではありません。

これらの使い分けを正しく行うことが必要です。履歴書の学歴欄において、適切な言葉を使い分けることで、自己の学業状況を明確に伝えることができます。

それぞれの言葉を使い分けるポイントとして次の内容が挙げられます。

・「卒業見込み」…新卒採用の履歴書に記載する

「卒業見込み」は、予定通りに必要な単位を取得し、確実に卒業する見込みがあることを示す言葉です。このため、通常は新卒採用の就職活動で提出する履歴書に記載されます。また、単位取得が順調なら大学3年生からでもこの表記を使用することができます。

・「在学中」…インターンまたはアルバイトの履歴書に記載する
「在学中」という表記は、単にその学校に在籍していることを示す言葉です。そのため、新卒採用の履歴書では使わない方が良いでしょう。なぜなら、この表記だけでは卒業の可能性がないのかと誤解される可能性があるからです。

しかし、アルバイトの履歴書では、大学1年生から4年生まで一般的に「在学中」を使用します。また、卒業までの期間が長い場合や、大学1年生や2年生の間にインターンに応募する場合も、「在学中」を記載することが適切です。

・「卒業予定」…基本的に使用しない。「卒業予定」という表記は、通常は履歴書では使用しません。卒業の予定時期を示す言葉ではありますが、履歴書で必要なのは確実に大学を卒業する見込みがあるかどうかを明確にすることです。

したがって、「卒業予定」と記載してしまうと、卒業の見通しが立っていないと誤解される可能性があります。履歴書では卒業の見込みや進捗状況を示すことが重要ですので、この点に注意することが大切です。

その他、履歴書の学歴欄を書くときの注意点

・大学名などの学校名は正式名称で記載する

学歴欄の学校名は、略さず正式名称で記載します。公立の学校は「〇〇市立〇〇中学校」、私立の学校は「私立〇〇高等学校」と記載しましょう。

義務教育の範囲である中学までは、「卒業」のみを記載します。一方、高校では「入学」と「卒業」の両方を書きます。

・年号は西暦・和暦のどちらかに統一

履歴書に記載する年号は、西暦と和暦のいずれを用いても問題ありませんが、必ずどちらかに統一するようにしましょう。統一しないと、採用担当者が時系列を把握しにくくなり、評価に影響する可能性があります。

和暦で記載する際は、略称は使用せず(例えば、「令和」を「R」、平成を「H」と表記するのは避けます)。また、履歴書は横書きなので、算用数字を使用することが基本です。
・「現在に至る」という記載は職歴欄で用いる
履歴書で頻繁に使われる言葉の一つに「現在に至る」があります。この表現は、過去から現在に至るまでの職歴や経歴を示す際に用いられますが、学歴欄では使われませんので、注意が必要です。

最後に、履歴書の作成には、気を付けるべき点が多く、面倒だと感じる方もいるでしょう。しかし、基本的な書き方のルールを守りながら正確に記載することで、履歴書の信頼性が向上し、選考プロセスで良い印象を与えることができます。

履歴書の学歴欄で使われる「卒業見込み」について、注意点を押さえながら記入すれば、難しいことではありません。言葉の意味や使い方を把握し、正確で見やすい履歴書を作成しましょう。

らくだ先生
卒業見込みを書く場合の注意点
  • 卒業見込みを裏付ける書類があるとなお良し!
  • 和暦と西暦の表示を統一しよう!
  • 年の数字を間違わないように早見表などを活用しよう。
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編集者

編集者

Yuka

2021年7月に入社し、CareerMine、SPI対策問題集をはじめとする就活メディアの編集を手掛ける。 以前は広告代理店でメディアプランナーとして、広告やキャンペーンの企画を担当。 『らくらく履歴書』では掲載している記事のチェック、編集、ライター管理、コンテンツ制作などを行っている。また自身もライターとして記事執筆も担当。

監修者

監修者

gen

1990年生まれ。大学卒業後、東証一部上場のメーカーに入社。その後サイバーエージェントにて広告代理事業に従事。現在はサイバーエージェントで培ったWEBマーケの知見を活かしつつ、CareerMineの責任者として就活生に役立つ情報を発信している。また自身の経験を活かし、学生への就職アドバイスを行っている。延べ1,000人以上の学生と面談を行い、さまざまな企業への内定に導いている。

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